蓮舫氏をめぐる家族の問題、長男の“自民党入り騒動”は決着か 不仲囁かれる母は都知事選出馬に「自分で決める人だからいいんじゃないですか」

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東京都知事選(7月7日投開票)の“台風の目”となった蓮舫氏。舌鋒鋭く自民党批判を繰り広げるが、選挙戦で“ウィークポイント”になりかねない問題はどうなったのか。
【写真】キャスター時代の蓮舫氏
「自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしい」
出馬表明するなり小池百合子・都知事批判を展開している蓮舫氏の“ウィークポイント”と見られていたのが元タレントの長男の存在だ。
長男は男性アイドルグループの元メンバーでドラマやバラエティ番組にも出演していたが、3年前に突然、元自民党衆院議員の実業家と養子縁組して、「自民党に入党した」と報じられた。
本人もYouTubeで「政治にも向き合おうと思います。仮に母と意見が食い違ったとしても自分の意見は曲げないつもりです」と母・蓮舫氏との“政治的決別”を宣言していた(2021年1月27日配信、現在は削除)。
「親子で政治信条が違うのは何らおかしいことではない。とはいえ、あれほど自民党を激しく批判して都知事選に出ながら、息子が自民党員というのは選挙戦に有利には働かない」(立憲民主党議員)
周囲からはそう心配する声が上がっていた。
だが、「長男が元自民党議員との養子縁組を解消して、母と“関係修復”しているとの情報が流れている」(立憲民主党関係者)というのだ。
そこで本誌・週刊ポストが東京・世田谷の蓮舫氏の自宅を訪ねると、白っぽいシャツに黒のパンツというカジュアルな服装の長男が出掛けるところだった。現在は蓮舫氏と一緒に暮らしているようだ。
本人を直撃した。
──元自民党議員との養子縁組を解消したのか。「それはプライベートなことなのでお答えできません。すいませんが」
──母の蓮舫氏との不仲説が流れたが、関係修復したのか。「先ほど申し上げた通り、プライベートなことなのでお答えできません。失礼します」
しっかりした口調でそれだけ言うと、早足に去っていった。
それ以外に蓮舫氏は母との“不仲説”も取り沙汰された。長年、新宿でバーを経営(現在は閉店)して政財界やメディアまで広い人脈を持つ母と蓮舫氏は、議員当選後も東京・目黒区の邸宅で同居していたが、2020年に別居。当時、孫である蓮舫氏の長男が養子縁組したことも知らされていなかった。蓮舫氏の母は、娘の都知事選出馬をどう思っているのか。
「連絡来ましたよ、1回、今年。(都知事選出馬の)前から(連絡は)してます。(都知事選については)あの人はあまり言いませんから、話し合いはしません。彼女はもう、性格をわかっていると思いますが、自分で決める。秘書なんかにも相談せず、自分で決める人だから、いいんじゃないですか」
蓮舫氏の長男の養子縁組解消については「全然わからない。ごめんなさい」と語った。
蓮舫事務所に聞くと、「長男本人の様々な考えもありますのでお答えは差し控えさせて頂きます」との文書回答だった。
周囲に心配されていた長男との“家庭内野党”の関係が解消できたとすると、選挙戦で元タレントの長男が「自民党員は辞めました。母をよろしく」と蓮舫氏の応援に立てば、強力な“援軍”になるかもしれない。
※週刊ポスト2024年6月21日号

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