手を伸ばし誤って…6600ボルトの高圧電線に接触 23歳男性死亡 「危ない」事故直前に注意

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北海道・JR鹿部駅構内で27日、電気工事をしていた20代の男性が死亡した事故で、男性は当時、2人1組で作業していたところ、6600ボルトの高圧電線に誤って接触し感電したことがわかりました。鹿部町本別のJR鹿部駅構内で27日午前10時半すぎ、「電気工事作業中に感電して、意識がない」と消防に通報がありました。JR北海道などによりますと、施工会社の男性(23)が、駅構内で低圧電線を取りかえるため、電柱に登り金物を取り付ける作業をしていたところ、高圧電線に触れ感電したということです。

男性は病院に搬送されましたが、まもなく死亡しました。警察によりますと接触したのは6600ボルトの高圧電線で、低圧電線よりも高い位置にありましたが、男性は手を伸ばした際に、誤って接触したということです。当時、男性が作業していた電柱のそばには、もう1人の作業員がいて、地上から安全管理や男性の補助などにあたっていました。地上にいた作業員は事故の直前、高圧電線に触れそうになった男性に対し「危ない」と声をかけていました。現場には責任者を含む6人の作業員がいて、このうち死亡した男性は、この仕事に携わって1年ほど経つということです。警察は安全管理体制など、当時の状況を詳しく調べています。

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