救急車で搬送中“記念撮影” 救急隊に写真のお願いも…消防「映えスポットじゃない」

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救急車で搬送中に記念撮影をする人が相次いでいます。救急車の活動に支障が起きかねないとして消防局が動画を作成し、やめるよう訴える事態に発展しています。
救急車で搬送中、救急隊員に“記念撮影”を依頼。この動画は、岡山市消防局が作成したものですが、すべて実際にあった話です。
ここ数年、問題視されている「救急車内での記念撮影」。実際にSNS上には「救急車なうに使っていいよ」「ヤバい初めて救急車で運ばれてる」などの投稿がありました。
たしかに救急車の中は“非日常的な空間”です。つい「記念撮影」してしまうのでしょうか。こうした非常識な行為が増え続ける現状に、命を扱う現場では危機感が高まります。
こうした状況を受け、岡山市消防局が先月からSNSで「救急車は映えスポットではありません!」など異例の呼び掛けを始めました。
救急車の出動件数です。年々増加する出動件数と搬送される人の数。コロナ禍で一時は減りましたが、その後、急増。救急の現場も、対応に追われています。
中部地方の現役の救急隊員が、呆れた「記念撮影」の実態について話してくれました。
まさに、救急車の無駄遣い。他にも、急性アルコール中毒の救急連絡を受け駆け付けたところ、その場にいた仲間たちが笑いながら撮影を始めたこともあったといいます。
(「グッド!モーニング」2024年5月6日放送分より)

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