希少動物・アムールトラの赤ちゃん生まれる 多摩動物公園

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多摩動物公園(東京都日野市)は希少動物のアムールトラの赤ちゃんが生まれたと発表した。赤ちゃんは2日、母親イチ(8歳)と父親アルチョム(9歳)の間に生まれた。性別はまだ分からない。同園によると、イチは初めての出産だが授乳の様子が見られるなど安定した育児を確認している。園では「初産は死産や育児放棄などの失敗例が多いが、雌親の育児に関するポテンシャルの高さに驚いた」と話している。
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イチとアルチョムは2023年12月、複数回の交尾が確認された。イチが安心できる環境を第一に考え、室内施設に板で覆った部屋を作り監視カメラで母子を見守っている。公開日は同園の公式サイト(東京ズーネット)で知らせる。
アムールトラはネコ科の動物で最大。成獣は体長1・7~2・3メートル。体重130~300キロ。ロシア極東や中国東北部に分布、森林に単独で生活する。生息地の減少や乱獲などで減少し、推定生息数は350~400頭と非常に少ない。【斉藤三奈子】

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