国会、異例の土曜審議=寝不足議員は「ふらふら」

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国会は2日、異例の「土曜審議」に及んだ。
2024年度予算案の年度内成立を確実にしたい政府・与党と充実審議を要求する野党が1日深夜に折り合った結果だが、寝不足の議員は「ふらふらだ」と疲労感をにじませた。
金曜の審議が長引き土曜未明にもつれ込む例は少なくないが、土曜の日中に本会議や委員会の審議が行われるのは異例。衆院事務局によると、休日の予算委開催は20年4月29日の祝日「昭和の日」に補正予算を審議した例がある。
岸田文雄首相は2日午前9時前に予算委が開かれる委員室入り。心なしか疲れた表情だったが、前日の衆院本会議で「フィリバスター」(議事妨害)戦術を展開した立憲民主党の山井和則氏と笑顔で言葉を交わしていた。
この後の審議で、立民議員から国会の混乱は首相の指示が招いたと追及されると、首相は「予算委の在り方を直接指示することはない」と反論した。

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