「許せない」納税者怒りの声 クレームで税務署職員は疲弊…総理「厳しい目感じる」

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岸田総理大臣は26日、国会で改めて国民に適切な納税を呼び掛けました。「SNS上で『#確定申告ボイコット』という投稿が飛び交っている」という指摘に対して、岸田総理は「国民の厳しい目を感じる」と語りました。
岸田総理大臣は26日の衆院予算委で、「税金は分かち合うもの」と強調しました。
岸田総理はSNS上で「確定申告のボイコット」を訴える投稿が相次いでいることについて、危機感を示しました。
確定申告の窓口では、税務署の職員に怒りの矛先を向ける納税者が相次いでいます。
先週、税務署で働く女性は、「『国会議員が納めてないのに何で自分らが納めないといけんの』みたいなことは言っていた。自分らに言われても困るなというのはある」と訴えていました。
番組は新たに、別の税務署で働くスタッフからも窓口業務の現状を取材することができました。
税務署で働く20代のスタッフは、「クレームする人は興奮していて、何を言っても聞いてくれないので謝り続けるしかない。諦めている職員もいれば、怒鳴られたことに耐えられず、泣きながら逃げてくる職員もいる」と話し、度重なるクレームに職員は疲弊しているといいます。
また、政治家に対しては、「政治家は、税務署職員の業務に波風を立てないようにしてほしい。クレームに対応をすることは、職務上の本分ではないと思う」と訴えていました。
税務署に確定申告に訪れた納税者からは、「(納税を)やらない正当な理由があるなら、その理由を教えていただきたい。私たちは『納付したくない』といって、それで済むことじゃない」、「かなり許せないです、小学生まで知ってます。納税の義務は」、「逃げてばかり、そんな感じがする。もう飽きちゃった」と国会議員に対する怒りの声が上がっています。
一方、26日の国会では、「納税は議員が判断する」との驚きの発言で物議を醸した鈴木俊一財務大臣に対し、改めて見解を質す場面もありました。

一方、立憲民主党の野田佳彦元総理大臣は裏金事件を受けて、自民党が立ち上げた政治刷新本部を厳しく批判しました。
自民党の石破元幹事長も、この表情。
政治倫理審査会を公開するのか非公開とするのかを巡っては、次のようなやり取りが見られました。
公開を求める野党に対し、自民党は非公開で譲らず、日程すら折り合えていない状況です。
(「グッド!モーニング」2024年2月27日放送分より)

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