田中みな実の「#みなみ売れ」ならぬ、ファッション業界では「佳子さま売れ」が流行の兆しだ。秋篠宮家の二女・佳子さま（29）が着用されたアイテムが売上を伸ばす事例が続いている。
【写真】「婚活の戦闘服」姿の佳子さま（全身）ほか、ダンスサークル公演時のホットパンツ姿など
記憶に新しいのが、昨年11月に南米・ペルーのマチュピチュ遺跡を公式訪問された際のベージュのジャンパーだ。このジャンパーはネット通販のみで展開され、若い女性に支持されるブランド「Pierrot」の商品で、価格は税込み4790円。手頃な値段も含めて衆目を集め、SNS上などですぐに特定された。当時、『女性セブン』が同ブランドに問い合わせたところ、「一時はお問い合わせの電話が鳴り止まない状態だった」との答えが返ってきた。佳子さまのお召し物が注目された例は、ほかにもある。
「2013年に悠仁さまのお誕生日に際して公開されたお写真で、佳子さまが履かれていたカジュアルブランドとスポーツメーカーがコラボした7800円のスニーカーがすぐに完売しました。
また、ペルーを訪問されたときは、ベージュのジャンパーだけでなく、花の刺繍が入った『ADELLY（アデリー）』の約6万7000円のワンピースも話題になりました。ニュースになってまもなく佳子さまがお召しになったのと同じボルドー色に注文が集まり、そちらも完売しました」（皇室ジャーナリスト）
そして現在、話題になっているのが、1月26日に都内で行われた「第72回関東東海花の展覧会」を鑑賞した際、お召しになっていたツイードジャケットだ。白地に配色された黒いラインとゴールドのボタンが印象的なデザインで、ネット上でも〈かわいい〉と評判になっている。
このジャケットは、20～30代の女性をターゲットとしたブランド「Apuweiser-riche（アプワイザー・リッシェ）」のアイテムと思われる。1月19日に店舗で発売されたばかりの新商品で、価格は税込み2万5300円。オンラインストアの商品説明には、〈コーデに取り入れるだけでクラシカルな着こなしを楽しめるアイテム〉などと記載されている。
同ブランドに問い合わせすると、「たしかに佳子さまがお召しになっていたのは、『Apuweiser-riche』の商品です」との回答だった。
「社内では佳子さまのファッションに注目している社員も多く、驚きや喜びの声が聞かれました。佳子さまにお召しいただいたジャケットは、普段使いはもちろん、フォーマルなシーンでの着用もイメージしておりましたので、実際にそういった場にお召しいただけて光栄でした。
発売して間もないジャケットですので、今後問い合わせがありそうだと社内で期待の声が上がっています」（「Apuweiser-riche」の広報担当者）
佳子さまは過去にも同ブランドの商品をお召しになっているようだ。26歳の誕生日を迎えた際に公開された写真で着用していたスカートについても、前出・担当者は「おそらく弊社の物だと思われます」と答えた。
佳子さまご用達の「Apuweiser-riche」とは、どんなブランドなのか。ファッション誌編集者が解説する。
「20～30代の女性がターゲットのブランドです。だいたいトップス1枚が1万5000円前後、ワンピース1着が約2万5000円で、アウターなどの高価なアイテムでも2～3万円台と社会人の女性がオシャレ着として手を出しやすい範囲の価格帯と言えるでしょう。
かわいらしさと品を兼ね備え、男女問わず“万人モテ”するデザインが魅力です。全方位に好印象を与える“あざとかわいさ”から、婚活女子にも大人気で、SNS上では〈婚活のリクルートスーツ〉や〈婚活の戦闘服〉と呼ばれています。また、石原さとみさんや深田恭子さんがドラマで着用したことでも話題になり、田中みな実さんもよくファッション誌でモデルを務めています」（ファッション誌編集者）
好感度抜群のファッションで、“日本国民モテ”はばっちりだ。