全国で最多とされる「佐藤さん」と、次に多い「鈴木さん」を集めたチームによるサッカー大会が8日、佐野市赤見町のコンチネンタルホームフィールドで行われた。
約350人の観客が見守る中、名字のプライドをかけた戦いは佐藤チームが4―2で勝利をつかんだ。
佐藤姓発祥の地との説がある佐野市は3月10日を「佐藤の日」とし、様々なイベントを開催してきた。その一環で昨年開いた「佐藤対鈴木」の野球大会では佐藤チームが勝利しており、今回は第2弾となる。
試合前、会場からは佐藤コールが起こった。鈴木チームはこれに動じず、序盤から果敢に攻め込みPKで先制すると、侍ジャパンで話題の「お茶たてポーズ」を披露。その後、佐藤チームがホームの意地をみせ逆転し、前半を2―1で折り返した。後半開始直後、鈴木チームが同点に追いついたものの、佐藤チームが2点を追加し、4―2で勝利した。両チームの監督も出場し、会場を盛り上げた。
両チームの監督を務めたのは、元日本代表の佐藤勇人さん(43)と、イチロー(本名・鈴木一朗)さんのものまねで知られるニッチローさん(47)。試合後、ニッチローさんは「非常に激しい戦いだった。敗因は僕以外考えられない」と話し、佐藤さんは「皆さんも名字に誇りを持つきっかけの日になったはず」と語りかけた。
MVPに選ばれたチーム最年長の埼玉県飯能市、公務員の男性(42)は「息子と娘の前でゴールできてよかった」と話し、この日が誕生日の東京都中央区の会社員の男性(31)は「特別な日になった」と笑顔だった。