【独自】国会議員「ガーシー」誕生日会に潜入…帰国せずドバイで開催した大パーティで起こったこと

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10月3日に参議院の臨時国会が開会し、再び注目を集めているのが7月の参院選で初当選を果たしたガーシー(本名・東谷義和)議員の動向だ。
国会出席を求める要請がなされたが、アラブ首長国連邦のドバイに滞在する本人は応じる姿勢を示していない。渦中のガーシー氏は、10月5~6日、ドバイの高級ホテルでバースデーパーティを開催した。「現代ビジネス」はこのパーティの潜入に成功、本人を直撃取材した。
ドバイのマリーナ地区にある高級ホテルのレストランに、縦横それぞれ2mはあろうかという巨大なバースデーケーキが運ばれてきた。
《暴露という孤独 愛という哀しみ 男という生き方》
ゴッドファーザーに扮したガーシー氏のコラージュが描かれたケーキの端には、暴露を続けるガーシー氏の裏側にある悲哀とも取れる言葉が書かれていた。
カウントダウンで共に祝おうと駆けつけたのは、親友の動画配信FC2創業者の高橋理洋氏、自伝本「死なばもろとも」の編集を手掛けた幻冬舎編集者の箕輪厚介氏、幸福の科学総裁・大川隆法氏の長男で俳優の宏洋(ひろし)氏ら約50人。東南アジアを拠点にする人気ユーチューバー・レペゼンフォックスのDJ社長ら例外もいたが、大半が日本からの直行便や経由便でドバイまでやってきていた。
巨大バースデーケーキの前に集まるガーシーとその友人
1971年生まれのガーシー氏は6日、51歳を迎えた。参加者らを前にケーキに入刀すると、「えらいめでたい。ほんまおおきに」と言い、深々と頭を下げた。
韓国のアイドルグループのBTSに会わせると謳った詐欺疑惑(すでに被害者に全額返済し、示談成立)などが露見し、毀誉褒貶著しいガーシー氏だが、その後も離れることなく、こうして付き合いを続ける友人は多いようだ。
当日参加していた、ある芸能人のマネージャーだという男性は、ガーシー氏とは10年来の友人だという。このマネージャー氏はこう語る。「芸能人でもないし、肩書きとかステータスもない僕らでも関係なく仲良くしてくれる、そんな東さんだからみんな大好きなんです」「(BTS詐欺疑惑の件は)人から金借りてて、少し時間かかったけど、返したと。ただそれだけの話だと思う」オンラインサロンは会員5万人突破暴露を予告していた著名人らに対して、ガーシー氏は「バースデーにドバイまで来れば許す」とインスタグラム配信などで事前に語っていた。記者が確認できた限りでは、会場にはベストセラー『メモの魔力』(幻冬舎)で知られるSHOWROOM社長の前田裕二氏の姿もあった。前田氏に関してもガーシー氏はYouTube上で暴露を予告していたが、この日、前田氏はガーシー氏に誕生日プレゼントを手渡していた。両者の間で、「手打ち」がなされたということのようだ。参加者たちからガーシーに贈られた大量のプレゼントガーシー氏人気の源となったYouTubeやツイッターは7月までに凍結されたが、インスタグラムやTikTok、ツイキャスでの発信のほか、8月下旬から自らのオンラインサロン「GASYLE(ガシル)」を始動させた。月額3980円(税込)という強気の価格設定だが、ガーシーの側近の一人は「順調に会員数は増えています。5万人はすでに突破しました」と明かす。システムの脆弱さが指摘され、SNS上では返金対応トラブルなども持ち上がっているが、最近システムの構築や運営を任せていた業者を変更して対応を改善したという。ガーシー氏(中央)とその活動を支える中心メンバーら(右から2人目はFC2創業者の高橋理洋氏) この側近は「年内にもGASYLEのSNS版も発射する予定です。基本的にはツイッターのようなSNSなのですが、面白い投稿などに投げ銭ができる機能がつくのが特徴です。例えば何かをここで暴露した投稿者が称賛され、収益ももらえることになります。既存メディアに情報提供するのではなく、このSNSに投稿して告発をする流れができると期待しています」と話す。オンラインサロンとSNSという二つの独自プラットフォームを築き、YouTube凍結で奪われた影響力を再構築しようとするガーシー氏だが、それでも日本からの圧力は続きそうだ。「身の危険は増えてる」参議院議院運営委員会は3日付で石井準一委員長名で海外渡航は認められないとし、速やかに帰国の上、登院するよう求める要請をした。代理として対応したNHK党の浜田聡参院議員は本国会中に本人に帰国の意思がないことを確認したと伝えたうえ、「ガーシー議員の海外渡航が認められなかったのは想定の範囲内ではありますが、残念です。衆議院に比べて参議院は多様な価値観を国政に反映させるべき場であるからです。ガーシー議員が海外在住のまま議員として活動しようという意思を私は尊重し応援していきます。ガーシー議員の登場は新たな国会や国会議員のあり方を国民の皆様に考えていただく絶好のチャンスです」とSNSでコメントし、擁護してみせた。現代ビジネスは、渦中のガーシーをパーティー会場で直撃した。──帰国して登院を求める声が改めて出ているが「覚悟はしていたが、これまでの暴露の結果、身の危険はほんま増えてる。信じへん人も多いが、ヒットマンを雇ってドバイまで飛ばしたとか、命を狙う具体的な情報が確かな筋から何度も聞いている。そんな状態でうかつには日本に帰れない」ガーシー氏(中央)と幸福の科学大川隆法の長男宏洋氏(右端)──暴露でドバイから議員としての仕事を果たしていく?「議員の仕事は国民の代弁者として国に働きかけて世の中のおかしなところを改善していくことでしょう。浜田議員が言ってくれたようにリモートで仕事ができる時代に国会出席にこだわる必要あるのか。岸田首相もコロナにかかってリモート公務をしたでしょう。議論をしてほしい」 ──オンラインサロンGASYLEでは10月からフルスイングで行くと公言した。「私怨からの暴露は1年で終えてその後はシフトチェンジする。だから今回の誕生日を機に忖度抜きで暴露できるように連絡先を改めて断捨離(整理)して、本当に限られた人しか付き合わないと決めました」──10月の1発目の配信では、女優の浜辺美波のパパ活疑惑を扱った「こんな暴露、国会議員がすることかと批判するやつがおるけど、芸能界で若手俳優が不当に安く働かされているから、こうした芸能人の売春や売春斡旋するやつらが出てくる。そういう芸能界の闇を告発するのは、『芸能界をクリーンにする』という俺の公約にも合う。社会的に意義のある暴露を続けるために身の危険が少ない海外に滞在するって、そんなおかしなことなんかな」最後に「ただファンのみんなにも会いたいし、日本に帰国したいのはやまやま。来年前半あたりで帰国できないかは考えてる」とも語ったガーシー氏。国会法では参議院で所属議員の3分の2の議決があれば除籍などの処分ができると定められている。前例のない海外在住議員の行く末はどうなるのか。
当日参加していた、ある芸能人のマネージャーだという男性は、ガーシー氏とは10年来の友人だという。このマネージャー氏はこう語る。
「芸能人でもないし、肩書きとかステータスもない僕らでも関係なく仲良くしてくれる、そんな東さんだからみんな大好きなんです」
「(BTS詐欺疑惑の件は)人から金借りてて、少し時間かかったけど、返したと。ただそれだけの話だと思う」
暴露を予告していた著名人らに対して、ガーシー氏は「バースデーにドバイまで来れば許す」とインスタグラム配信などで事前に語っていた。
記者が確認できた限りでは、会場にはベストセラー『メモの魔力』(幻冬舎)で知られるSHOWROOM社長の前田裕二氏の姿もあった。前田氏に関してもガーシー氏はYouTube上で暴露を予告していたが、この日、前田氏はガーシー氏に誕生日プレゼントを手渡していた。両者の間で、「手打ち」がなされたということのようだ。
参加者たちからガーシーに贈られた大量のプレゼント
ガーシー氏人気の源となったYouTubeやツイッターは7月までに凍結されたが、インスタグラムやTikTok、ツイキャスでの発信のほか、8月下旬から自らのオンラインサロン「GASYLE(ガシル)」を始動させた。
月額3980円(税込)という強気の価格設定だが、ガーシーの側近の一人は「順調に会員数は増えています。5万人はすでに突破しました」と明かす。システムの脆弱さが指摘され、SNS上では返金対応トラブルなども持ち上がっているが、最近システムの構築や運営を任せていた業者を変更して対応を改善したという。
ガーシー氏(中央)とその活動を支える中心メンバーら(右から2人目はFC2創業者の高橋理洋氏)
この側近は「年内にもGASYLEのSNS版も発射する予定です。基本的にはツイッターのようなSNSなのですが、面白い投稿などに投げ銭ができる機能がつくのが特徴です。例えば何かをここで暴露した投稿者が称賛され、収益ももらえることになります。既存メディアに情報提供するのではなく、このSNSに投稿して告発をする流れができると期待しています」と話す。オンラインサロンとSNSという二つの独自プラットフォームを築き、YouTube凍結で奪われた影響力を再構築しようとするガーシー氏だが、それでも日本からの圧力は続きそうだ。「身の危険は増えてる」参議院議院運営委員会は3日付で石井準一委員長名で海外渡航は認められないとし、速やかに帰国の上、登院するよう求める要請をした。代理として対応したNHK党の浜田聡参院議員は本国会中に本人に帰国の意思がないことを確認したと伝えたうえ、「ガーシー議員の海外渡航が認められなかったのは想定の範囲内ではありますが、残念です。衆議院に比べて参議院は多様な価値観を国政に反映させるべき場であるからです。ガーシー議員が海外在住のまま議員として活動しようという意思を私は尊重し応援していきます。ガーシー議員の登場は新たな国会や国会議員のあり方を国民の皆様に考えていただく絶好のチャンスです」とSNSでコメントし、擁護してみせた。現代ビジネスは、渦中のガーシーをパーティー会場で直撃した。──帰国して登院を求める声が改めて出ているが「覚悟はしていたが、これまでの暴露の結果、身の危険はほんま増えてる。信じへん人も多いが、ヒットマンを雇ってドバイまで飛ばしたとか、命を狙う具体的な情報が確かな筋から何度も聞いている。そんな状態でうかつには日本に帰れない」ガーシー氏(中央)と幸福の科学大川隆法の長男宏洋氏(右端)──暴露でドバイから議員としての仕事を果たしていく?「議員の仕事は国民の代弁者として国に働きかけて世の中のおかしなところを改善していくことでしょう。浜田議員が言ってくれたようにリモートで仕事ができる時代に国会出席にこだわる必要あるのか。岸田首相もコロナにかかってリモート公務をしたでしょう。議論をしてほしい」 ──オンラインサロンGASYLEでは10月からフルスイングで行くと公言した。「私怨からの暴露は1年で終えてその後はシフトチェンジする。だから今回の誕生日を機に忖度抜きで暴露できるように連絡先を改めて断捨離(整理)して、本当に限られた人しか付き合わないと決めました」──10月の1発目の配信では、女優の浜辺美波のパパ活疑惑を扱った「こんな暴露、国会議員がすることかと批判するやつがおるけど、芸能界で若手俳優が不当に安く働かされているから、こうした芸能人の売春や売春斡旋するやつらが出てくる。そういう芸能界の闇を告発するのは、『芸能界をクリーンにする』という俺の公約にも合う。社会的に意義のある暴露を続けるために身の危険が少ない海外に滞在するって、そんなおかしなことなんかな」最後に「ただファンのみんなにも会いたいし、日本に帰国したいのはやまやま。来年前半あたりで帰国できないかは考えてる」とも語ったガーシー氏。国会法では参議院で所属議員の3分の2の議決があれば除籍などの処分ができると定められている。前例のない海外在住議員の行く末はどうなるのか。
この側近は「年内にもGASYLEのSNS版も発射する予定です。基本的にはツイッターのようなSNSなのですが、面白い投稿などに投げ銭ができる機能がつくのが特徴です。例えば何かをここで暴露した投稿者が称賛され、収益ももらえることになります。既存メディアに情報提供するのではなく、このSNSに投稿して告発をする流れができると期待しています」と話す。
オンラインサロンとSNSという二つの独自プラットフォームを築き、YouTube凍結で奪われた影響力を再構築しようとするガーシー氏だが、それでも日本からの圧力は続きそうだ。
参議院議院運営委員会は3日付で石井準一委員長名で海外渡航は認められないとし、速やかに帰国の上、登院するよう求める要請をした。
代理として対応したNHK党の浜田聡参院議員は本国会中に本人に帰国の意思がないことを確認したと伝えたうえ、「ガーシー議員の海外渡航が認められなかったのは想定の範囲内ではありますが、残念です。衆議院に比べて参議院は多様な価値観を国政に反映させるべき場であるからです。ガーシー議員が海外在住のまま議員として活動しようという意思を私は尊重し応援していきます。ガーシー議員の登場は新たな国会や国会議員のあり方を国民の皆様に考えていただく絶好のチャンスです」とSNSでコメントし、擁護してみせた。
現代ビジネスは、渦中のガーシーをパーティー会場で直撃した。
──帰国して登院を求める声が改めて出ているが
「覚悟はしていたが、これまでの暴露の結果、身の危険はほんま増えてる。信じへん人も多いが、ヒットマンを雇ってドバイまで飛ばしたとか、命を狙う具体的な情報が確かな筋から何度も聞いている。そんな状態でうかつには日本に帰れない」
ガーシー氏(中央)と幸福の科学大川隆法の長男宏洋氏(右端)
──暴露でドバイから議員としての仕事を果たしていく?
「議員の仕事は国民の代弁者として国に働きかけて世の中のおかしなところを改善していくことでしょう。浜田議員が言ってくれたようにリモートで仕事ができる時代に国会出席にこだわる必要あるのか。岸田首相もコロナにかかってリモート公務をしたでしょう。議論をしてほしい」
──オンラインサロンGASYLEでは10月からフルスイングで行くと公言した。「私怨からの暴露は1年で終えてその後はシフトチェンジする。だから今回の誕生日を機に忖度抜きで暴露できるように連絡先を改めて断捨離(整理)して、本当に限られた人しか付き合わないと決めました」──10月の1発目の配信では、女優の浜辺美波のパパ活疑惑を扱った「こんな暴露、国会議員がすることかと批判するやつがおるけど、芸能界で若手俳優が不当に安く働かされているから、こうした芸能人の売春や売春斡旋するやつらが出てくる。そういう芸能界の闇を告発するのは、『芸能界をクリーンにする』という俺の公約にも合う。社会的に意義のある暴露を続けるために身の危険が少ない海外に滞在するって、そんなおかしなことなんかな」最後に「ただファンのみんなにも会いたいし、日本に帰国したいのはやまやま。来年前半あたりで帰国できないかは考えてる」とも語ったガーシー氏。国会法では参議院で所属議員の3分の2の議決があれば除籍などの処分ができると定められている。前例のない海外在住議員の行く末はどうなるのか。
──オンラインサロンGASYLEでは10月からフルスイングで行くと公言した。
「私怨からの暴露は1年で終えてその後はシフトチェンジする。だから今回の誕生日を機に忖度抜きで暴露できるように連絡先を改めて断捨離(整理)して、本当に限られた人しか付き合わないと決めました」
──10月の1発目の配信では、女優の浜辺美波のパパ活疑惑を扱った
「こんな暴露、国会議員がすることかと批判するやつがおるけど、芸能界で若手俳優が不当に安く働かされているから、こうした芸能人の売春や売春斡旋するやつらが出てくる。そういう芸能界の闇を告発するのは、『芸能界をクリーンにする』という俺の公約にも合う。社会的に意義のある暴露を続けるために身の危険が少ない海外に滞在するって、そんなおかしなことなんかな」
最後に「ただファンのみんなにも会いたいし、日本に帰国したいのはやまやま。来年前半あたりで帰国できないかは考えてる」とも語ったガーシー氏。国会法では参議院で所属議員の3分の2の議決があれば除籍などの処分ができると定められている。前例のない海外在住議員の行く末はどうなるのか。

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