梅毒がコロナ明けで爆増中…「年内に感染者1万人突破」もありえる「感染爆発のシナリオ」

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梅毒の感染者数が過去最悪のペースで増加している。
国立感染症研究所の報告によると、9月時点で患者数が8155人。すでに過去最多だった昨年の7983人を上回っており、1万人を突破しそうだ。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が語る。
「米国や英国でも梅毒の感染拡大が社会問題化しており、政府が対策を講じていますが、日本は何もしていない。このままいけば、感染者数は増加し続けるでしょう」
岸田文雄首相は10月11日から新型コロナウイルスの水際対策を緩和すると発表。一日当たりの入国者数の上限が撤廃され、外国からの個人旅行も解禁される。インバウンド経済の盛り上がりに期待が膨らむ一方で、想定外の影響が広がっていきそうだ。PHOTO by iStockコロナ対策緩和がトリガーに中国人の間では日本のAVが人気で、セクシー女優が在籍する高級ソープランドを目玉に、1週間で様々な業態の風俗店を訪れる「爆抜きツアー」が流行している。ツアー価格は200万円以上と高額だが、予約が殺到しているという。問題は性感染症への危機意識が低い中国では、梅毒患者数が日本の60倍と推計されることだ。また、日本人の海外渡航者が増え、旅行先から梅毒を国内へ持ち込むリスクも高くなる。先述の米国や英国に加え、人気旅行先のタイやフィリピンなど東南アジア諸国でも大流行している。 「梅毒はキスやオーラルセックスでも感染します。また、3~6週間程度の潜伏期間を経て発症しますが、その後、症状が消えることや無症状のこともあり、無自覚に感染を広げてしまうこともあります。日本では梅毒は過去の病気だと思われがちですが、その認識を改めなければなりません」(前出・上氏)一難去ってまた一難。コロナ禍が明けたら明けたで、さらなる感染症の脅威が続く。「週刊現代」2022年10月8日号より
岸田文雄首相は10月11日から新型コロナウイルスの水際対策を緩和すると発表。一日当たりの入国者数の上限が撤廃され、外国からの個人旅行も解禁される。
インバウンド経済の盛り上がりに期待が膨らむ一方で、想定外の影響が広がっていきそうだ。
PHOTO by iStock
中国人の間では日本のAVが人気で、セクシー女優が在籍する高級ソープランドを目玉に、1週間で様々な業態の風俗店を訪れる「爆抜きツアー」が流行している。
ツアー価格は200万円以上と高額だが、予約が殺到しているという。問題は性感染症への危機意識が低い中国では、梅毒患者数が日本の60倍と推計されることだ。
また、日本人の海外渡航者が増え、旅行先から梅毒を国内へ持ち込むリスクも高くなる。先述の米国や英国に加え、人気旅行先のタイやフィリピンなど東南アジア諸国でも大流行している。
「梅毒はキスやオーラルセックスでも感染します。また、3~6週間程度の潜伏期間を経て発症しますが、その後、症状が消えることや無症状のこともあり、無自覚に感染を広げてしまうこともあります。日本では梅毒は過去の病気だと思われがちですが、その認識を改めなければなりません」(前出・上氏)一難去ってまた一難。コロナ禍が明けたら明けたで、さらなる感染症の脅威が続く。「週刊現代」2022年10月8日号より
「梅毒はキスやオーラルセックスでも感染します。また、3~6週間程度の潜伏期間を経て発症しますが、その後、症状が消えることや無症状のこともあり、無自覚に感染を広げてしまうこともあります。日本では梅毒は過去の病気だと思われがちですが、その認識を改めなければなりません」(前出・上氏)
一難去ってまた一難。
コロナ禍が明けたら明けたで、さらなる感染症の脅威が続く。
「週刊現代」2022年10月8日号より

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