「誰でもよかった」逮捕の自衛官が供述 京都82歳男性殺害

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京都市東山区のマンションで今月、住人の無職男性(82)が刺殺された事件で、京都府警が殺人容疑で逮捕した陸上自衛官の男(21)が被害者と面識がないと明かした上で「誰でもよかった」と供述していることが10日、府警への取材で分かった。
府警は被害者との接点を慎重に捜査するとともに、詳しい動機を調べる。
男は、京都府内の陸上自衛隊に勤務する水島千翔(ゆきと)容疑者。事件後、所在が分からなくなり、陸自側から行方不明届が出されていた。
府警によると、周辺の防犯カメラの映像などから関与が浮上し、府警が行方を追っていた。10日、捜査員が都内で水島容疑者を発見し、身柄を確保。水島容疑者のリュックサックの中からは凶器とみられる包丁1本が見つかり、府警が事件との関連を捜査する。
逮捕容疑は3日午後7時55分ごろ、京都市東山区本町のマンションの階段踊り場付近で、住人の無職、岡田好次郎さんの背中を刃物のようなもので複数回突き刺すなどし、殺害したとしている。
府警によると、岡田さんの死因は死因は失血死だった。傷の一部は心臓にまで達する深さで、遺体には抵抗した際にできる防御創がなかったという。一方で捜査関係者によると、現場には岡田さんのものとみられるショルダーバッグがあり、中にあった財布には数万円の現金が残されていた。

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