子連れ出勤、仕事はかどる? 茨城で初導入 試行では賛否分かれ

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茨城県つくばみらい市は、子育て中の職員を支援するため、職員が自分の子供や孫を連れて出勤できる制度を11日から導入する。こうした制度の導入は県内で初めて。【信田真由美】
【図解】日本は子育てしやすい環境ですか? 結果は… 対象は小学6年生までの子や孫。保育所で働く職員や窓口業務に当たる職員は対象外。預け先の一時的な閉鎖や、普段世話をしている配偶者や祖父母が不在の時などの緊急一時的な措置として利用できる。在宅勤務の選択もできる。小学校などの長期休暇期間は「利用促進期間」とし、原則半日程度、理由を問わずに子連れ出勤が可能となる。

職員が仕事をしている間、子供は職員の隣の席や職場内の空きスペースで宿題やおもちゃ遊び、お絵かきなどをして過ごす。 市は7月24日~8月25日、小学3年までの子供を連れて出勤できる取り組みを試行。男性6人、女性9人の職員と1~8歳の子供18人が利用した。 試行後のアンケートでは、帯同した子供18人のうち15人が「楽しかった」、2人が「ふつう」と回答し、「楽しくなかった」と答えたのは1人のみだった。 子連れ出勤を実際に見た同僚職員からは「課内の雰囲気が明るくなって仕事がはかどった」など肯定的意見が79件あったが、「子供を気にかけないといけなくて業務効率が低下した」などの否定的意見も25件あった。市民からも「民間企業の手本になるよう公的なところから広がってほしい」という意見もあったが「子育ては大変で片手間でできるものではない。市役所の仕事を適当にやられては困る」という厳しい声もあった。 小田川浩市長は「頂いたさまざまな意見を踏まえて本格導入することとなった。引き続き、市民や職員の意見を聞きながら推進していきたい」とコメントした。
対象は小学6年生までの子や孫。保育所で働く職員や窓口業務に当たる職員は対象外。預け先の一時的な閉鎖や、普段世話をしている配偶者や祖父母が不在の時などの緊急一時的な措置として利用できる。在宅勤務の選択もできる。小学校などの長期休暇期間は「利用促進期間」とし、原則半日程度、理由を問わずに子連れ出勤が可能となる。
職員が仕事をしている間、子供は職員の隣の席や職場内の空きスペースで宿題やおもちゃ遊び、お絵かきなどをして過ごす。
市は7月24日~8月25日、小学3年までの子供を連れて出勤できる取り組みを試行。男性6人、女性9人の職員と1~8歳の子供18人が利用した。
試行後のアンケートでは、帯同した子供18人のうち15人が「楽しかった」、2人が「ふつう」と回答し、「楽しくなかった」と答えたのは1人のみだった。
子連れ出勤を実際に見た同僚職員からは「課内の雰囲気が明るくなって仕事がはかどった」など肯定的意見が79件あったが、「子供を気にかけないといけなくて業務効率が低下した」などの否定的意見も25件あった。市民からも「民間企業の手本になるよう公的なところから広がってほしい」という意見もあったが「子育ては大変で片手間でできるものではない。市役所の仕事を適当にやられては困る」という厳しい声もあった。
小田川浩市長は「頂いたさまざまな意見を踏まえて本格導入することとなった。引き続き、市民や職員の意見を聞きながら推進していきたい」とコメントした。

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