河川敷のBBQ客が大量のごみ放置…多摩川上流の周辺住民「腹が立つ」ボランティア「マナー守って」

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夏休みシーズンに入り、川でバーベキューなどのレジャーを楽しむ方も増えると思います。しかし、バーベキューのあと、そのゴミを持ち帰らずに放置する事態が多発しています。多摩川の現場を取材しました。
【写真を見る】「やったまんま」油やフライパン、折りたたみ式の椅子まで…大量放置
東京都青梅市。28日朝、手にいくつもの袋を下げた人たちが向かった先にあったのが…
Nスタ「大量のごみ発見ですね」
そこには花火や肉が入っていたトレーが。
Nスタ「これはひどいですね。スイカの皮もありました」
みたけレースラフティングクラブ 柴田大吾代表「これはもう片付ける意思がなく、やったまんまという感じ」
実はいま、多摩川の上流では河川敷や公園にバーベキューのごみなどが大量に放置され、深刻化しています。27日、その河川敷に向かってみると、週末とあってか、バーベキューを楽しむ人の姿が多く見られました。ただ、中には、上流のため流れが速くなっている川にライフジャケットをせず入っていたり…
Nスタ「川沿いでカラオケを楽しんでるようです」
大音量で音楽をかけているグループも。現場には40組ほどのバーベキュー客がいましたが、その7割ほどがアジア系を中心とした外国人のよう。こうした人たちに対応するため「大きな音を出さないで」と英語で表記したものや、ごみの持ち帰りを呼びかけた看板を設置し、注意を促していますが…
Nスタ「ごみと使用済みのフライパンなどがそのまま捨てられています」
ごみが堂々と捨てられているため、近くに住む人は…
地元住民「腹が立つの。来てくれるのはいいんですけど、ごみの後片付けをしない。バーべキューのお皿とかあるでしょ?あれごと捨てていきますよ、みんな」
「この辺にも捨てている。この斜面に捨てたり。バーベキュー道具だとか布団だとか」
「外国人さんマナー悪いね本当に」
「日本人も多いよな、マナー悪いというか」
こうした放置されたごみを片付けているのが、ゴムボートでの川下りの会社を営む柴田さんら地元のボランティアです。柴田さんによると、多摩川上流では特に7箇所が、近くにバーベキューができるエリアがあり、ごみが多いポイントだといいます。
みたけレースラフティングクラブ 柴田大吾代表「夏になって川のごみが増えた。毎週やっているけど、ごみのない状態をキープするのが難しい」
5年前から毎週月曜、ボートに乗りながら、川や河川敷のごみを撤去してまわっています。中州につくと…
みたけレースラフティングクラブ 柴田大吾代表「きのうもここに20人くらいの人がいて、(ごみを)持って帰ってくれるかなと思ったがやっぱりダメでした」
一見綺麗に見えますが、草をかき分けるとそこには大量のごみが。
Nスタ「スリッパとトングとビール缶ですね、あと油もありました。うわ、ソースがついている、汚い」
こちらの草むらでは、折りたたみ式の椅子を発見。
みたけレースラフティングクラブ 柴田大吾代表「壊れているから捨てていったんですね」
わずか1時間半でこれだけの量のごみを回収しました。
みたけレースラフティングクラブ 柴田大吾代表「日本人も海外の人も、ごみや持ってきたものは持って帰ってほしいですよね。マナーを守ってうまく使っていきたいなと思う」

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