雅子さま“史上最高”のロングドレス姿は…60歳の節目に“秘蔵ドレス”公開「久しぶりに見た気がします。懐かしい」

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「還暦という節目の誕生日を迎えることに信じられないような気持ちがいたします」
【写真】光沢が美しい…雅子さま“史上最高”のロングドレス姿 12月9日、60歳の誕生日を迎えられた雅子さま。今年、天皇皇后両陛下は30回目の結婚記念日を迎えられ、雅子さまは誕生日に際してのご感想で2つの節目への思いを綴られた。「今年は、私たちにとりまして、結婚30年の節目の年でもありました。この30年の間のことを思い起こしますと、上皇上皇后両陛下の温かいお導きの下で、天皇陛下に常に優しくお支えいただき、また、ほかにも多くの方々に助けられ、見守っていただきながら、今日の日を迎えることができましたことに心から感謝しております。今年は、記念の展覧会なども思いがけず開催していただき、多くの方にお祝いいただいたことは嬉しく、有り難いことでした」

2023年、雅子さまのお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供 現在、天皇陛下のご即位5年、両陛下のご成婚30年を記念した特別展示「令和の御代を迎えて」が皇居・東御苑の「皇居三の丸尚蔵館」で行われている。 11月10日に両陛下と長女・愛子さま(22)はご一緒に会場を訪れられ、雅子さまは、上品なベージュのテーラードカラーのジャケットとパンツスーツをお召しになり、定番のスカーフを合わせられていた。雅子さまのスカーフと愛子さまのスーツの絶妙な色合わせで、おなじみの“母娘リンクコーデ”となった。 この特別展示では、両陛下が結婚の儀式で着用された装束やドレスなど、約50点のゆかりの品が展示されている。ご成婚に際しての1回目の「饗宴の儀」でのローブ・モンタントをご覧になった雅子さまは、「久しぶりに見た気がします。懐かしいですね」とおっしゃったという。雅子さま“史上最高”のロングドレス 1993年6月15日、報道で拝見した雅子さまのロングドレス姿には、特別な印象が残っている。個人的に、このアプリコットのローブ・モンタントが雅子さまに一番お似合いになるドレスだったのではないかと思う。雅子さまの雰囲気にマッチしていて、「皇室に新しい風が吹くかもしれない」という予感を感じさせるような、モダンで個性的な色とデザインだった。当時の皇太子さまと東宮仮御所を出発されるとき、雅子さまは、はにかむような笑顔を浮かべられていた。 デザイナーは森英恵氏。1993年6月9日、ご婚儀に際した雅子さまのローブ・デコルテも手がけ、当時をこう振り返っている。「当時の皇太子殿下のご婚儀に際し、雅子さまのローブデコルテをおつくりしたのは光栄なことでした。いずれは皇后陛下になられるお立場の方、私の仕事人生の中でも大きな思い出です。デザイン画を何枚か用意して仮縫いをさせていただきました。出来上がりを気に入って下さり心に残っています」(「文藝春秋」2019年11月号)雅子さまがお好きなドレスのデザインの原点 アプリコットのローブ・モンタントで何といっても特徴的なのは、サッシュベルト風のウエスト部分をまるでリボンの片結びのようにあしらったデザインだ。全体的にボリュームを保ちながら、縦長のシルエットが生かされていて、雅子さまの凛としたお姿を演出していたように思う。そして帽子はブラックのネットで土台をつくり、ドレスの共布を巻きつけたような凝ったデザイン。ドレスと同色のビーズが縫いつけられていて、細かい手仕事が垣間見える。 実物を目の当たりにすると、とても上質な生地で、光沢が素晴らしかった。背中には共布のボタンが10個ほど、袖にもより小さいボタンが8個ほど連なり、細部にはクラシカルな美しさと、やはり丁寧な手仕事が光る。現在の雅子さま、そして愛子さまがお好きなドレスのデザインの原点はここにあるのではないかと思うほどだった。 今年、両陛下は10月7日から8日に鹿児島県へ、10月15日から16日に石川県へ「四大行幸啓」のため赴かれた。2週連続の地方訪問となり、雅子さまのお疲れを心配する関係者の声もあがったようだが、石川県ご訪問では飛行機のトラブルで予備機への乗り換えが発生しても、堂々となさっていたのが感慨深い。「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を… 国民文化祭の開会式に予定通り出席された雅子さまは、秋の金木犀を思わせるような色のスーツをお召しになっていた。開会式の後、左手のみでピアノを演奏した出演者へ「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を明かされた。こういったサプライズはどんどん増えていくといいと思う。 特別展示「令和の御代を迎えて」では、天皇陛下がご幼少時に弾いていらしたヴァイオリンや雅子さまが吹かれていたフルート、天体反射望遠鏡なども展示されていた。貴重なドレスやフルートなど、雅子さまのお気持ちがなければ出展できないものばかりだろう。雅子さまは少しでもご自分たちのことを知ってもらおうと考えておられるのではないか、と感じた。「近頃の皇后陛下からは、『何々をしなければ』という切羽詰まった感じが薄れておられるように思います。落ち着きとゆとりを感じますし、堂々とされている。これは一朝一夕でにじみ出てくるものではありません。ご活動が少なかった時期が長く続きながらも、皇太子妃としての覚悟をもって日々を送られてきたのではないでしょうか。プライベートな時間でさえお立場の重圧をお忘れになれないことが多かったと思いますが、ご家族の力で乗り切ってこられたことと拝察しております」(宮内庁関係者) 2024年には愛子さまの大学ご卒業が控えている。コロナ禍以前と同様に抽選なしで実施されるという1月2日の新年一般参賀では、天皇皇后両陛下や皇族方が宮殿のベランダに並ばれる。愛子さまのお出ましもあるだろう。そのお姿を一目見ようと、大勢の人々が集まるのではないだろうか。(佐藤 あさ子)
12月9日、60歳の誕生日を迎えられた雅子さま。今年、天皇皇后両陛下は30回目の結婚記念日を迎えられ、雅子さまは誕生日に際してのご感想で2つの節目への思いを綴られた。
「今年は、私たちにとりまして、結婚30年の節目の年でもありました。この30年の間のことを思い起こしますと、上皇上皇后両陛下の温かいお導きの下で、天皇陛下に常に優しくお支えいただき、また、ほかにも多くの方々に助けられ、見守っていただきながら、今日の日を迎えることができましたことに心から感謝しております。今年は、記念の展覧会なども思いがけず開催していただき、多くの方にお祝いいただいたことは嬉しく、有り難いことでした」
2023年、雅子さまのお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供
現在、天皇陛下のご即位5年、両陛下のご成婚30年を記念した特別展示「令和の御代を迎えて」が皇居・東御苑の「皇居三の丸尚蔵館」で行われている。
11月10日に両陛下と長女・愛子さま(22)はご一緒に会場を訪れられ、雅子さまは、上品なベージュのテーラードカラーのジャケットとパンツスーツをお召しになり、定番のスカーフを合わせられていた。雅子さまのスカーフと愛子さまのスーツの絶妙な色合わせで、おなじみの“母娘リンクコーデ”となった。
この特別展示では、両陛下が結婚の儀式で着用された装束やドレスなど、約50点のゆかりの品が展示されている。ご成婚に際しての1回目の「饗宴の儀」でのローブ・モンタントをご覧になった雅子さまは、「久しぶりに見た気がします。懐かしいですね」とおっしゃったという。雅子さま“史上最高”のロングドレス 1993年6月15日、報道で拝見した雅子さまのロングドレス姿には、特別な印象が残っている。個人的に、このアプリコットのローブ・モンタントが雅子さまに一番お似合いになるドレスだったのではないかと思う。雅子さまの雰囲気にマッチしていて、「皇室に新しい風が吹くかもしれない」という予感を感じさせるような、モダンで個性的な色とデザインだった。当時の皇太子さまと東宮仮御所を出発されるとき、雅子さまは、はにかむような笑顔を浮かべられていた。 デザイナーは森英恵氏。1993年6月9日、ご婚儀に際した雅子さまのローブ・デコルテも手がけ、当時をこう振り返っている。「当時の皇太子殿下のご婚儀に際し、雅子さまのローブデコルテをおつくりしたのは光栄なことでした。いずれは皇后陛下になられるお立場の方、私の仕事人生の中でも大きな思い出です。デザイン画を何枚か用意して仮縫いをさせていただきました。出来上がりを気に入って下さり心に残っています」(「文藝春秋」2019年11月号)雅子さまがお好きなドレスのデザインの原点 アプリコットのローブ・モンタントで何といっても特徴的なのは、サッシュベルト風のウエスト部分をまるでリボンの片結びのようにあしらったデザインだ。全体的にボリュームを保ちながら、縦長のシルエットが生かされていて、雅子さまの凛としたお姿を演出していたように思う。そして帽子はブラックのネットで土台をつくり、ドレスの共布を巻きつけたような凝ったデザイン。ドレスと同色のビーズが縫いつけられていて、細かい手仕事が垣間見える。 実物を目の当たりにすると、とても上質な生地で、光沢が素晴らしかった。背中には共布のボタンが10個ほど、袖にもより小さいボタンが8個ほど連なり、細部にはクラシカルな美しさと、やはり丁寧な手仕事が光る。現在の雅子さま、そして愛子さまがお好きなドレスのデザインの原点はここにあるのではないかと思うほどだった。 今年、両陛下は10月7日から8日に鹿児島県へ、10月15日から16日に石川県へ「四大行幸啓」のため赴かれた。2週連続の地方訪問となり、雅子さまのお疲れを心配する関係者の声もあがったようだが、石川県ご訪問では飛行機のトラブルで予備機への乗り換えが発生しても、堂々となさっていたのが感慨深い。「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を… 国民文化祭の開会式に予定通り出席された雅子さまは、秋の金木犀を思わせるような色のスーツをお召しになっていた。開会式の後、左手のみでピアノを演奏した出演者へ「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を明かされた。こういったサプライズはどんどん増えていくといいと思う。 特別展示「令和の御代を迎えて」では、天皇陛下がご幼少時に弾いていらしたヴァイオリンや雅子さまが吹かれていたフルート、天体反射望遠鏡なども展示されていた。貴重なドレスやフルートなど、雅子さまのお気持ちがなければ出展できないものばかりだろう。雅子さまは少しでもご自分たちのことを知ってもらおうと考えておられるのではないか、と感じた。「近頃の皇后陛下からは、『何々をしなければ』という切羽詰まった感じが薄れておられるように思います。落ち着きとゆとりを感じますし、堂々とされている。これは一朝一夕でにじみ出てくるものではありません。ご活動が少なかった時期が長く続きながらも、皇太子妃としての覚悟をもって日々を送られてきたのではないでしょうか。プライベートな時間でさえお立場の重圧をお忘れになれないことが多かったと思いますが、ご家族の力で乗り切ってこられたことと拝察しております」(宮内庁関係者) 2024年には愛子さまの大学ご卒業が控えている。コロナ禍以前と同様に抽選なしで実施されるという1月2日の新年一般参賀では、天皇皇后両陛下や皇族方が宮殿のベランダに並ばれる。愛子さまのお出ましもあるだろう。そのお姿を一目見ようと、大勢の人々が集まるのではないだろうか。(佐藤 あさ子)
この特別展示では、両陛下が結婚の儀式で着用された装束やドレスなど、約50点のゆかりの品が展示されている。ご成婚に際しての1回目の「饗宴の儀」でのローブ・モンタントをご覧になった雅子さまは、「久しぶりに見た気がします。懐かしいですね」とおっしゃったという。
1993年6月15日、報道で拝見した雅子さまのロングドレス姿には、特別な印象が残っている。個人的に、このアプリコットのローブ・モンタントが雅子さまに一番お似合いになるドレスだったのではないかと思う。雅子さまの雰囲気にマッチしていて、「皇室に新しい風が吹くかもしれない」という予感を感じさせるような、モダンで個性的な色とデザインだった。当時の皇太子さまと東宮仮御所を出発されるとき、雅子さまは、はにかむような笑顔を浮かべられていた。 デザイナーは森英恵氏。1993年6月9日、ご婚儀に際した雅子さまのローブ・デコルテも手がけ、当時をこう振り返っている。「当時の皇太子殿下のご婚儀に際し、雅子さまのローブデコルテをおつくりしたのは光栄なことでした。いずれは皇后陛下になられるお立場の方、私の仕事人生の中でも大きな思い出です。デザイン画を何枚か用意して仮縫いをさせていただきました。出来上がりを気に入って下さり心に残っています」(「文藝春秋」2019年11月号)雅子さまがお好きなドレスのデザインの原点 アプリコットのローブ・モンタントで何といっても特徴的なのは、サッシュベルト風のウエスト部分をまるでリボンの片結びのようにあしらったデザインだ。全体的にボリュームを保ちながら、縦長のシルエットが生かされていて、雅子さまの凛としたお姿を演出していたように思う。そして帽子はブラックのネットで土台をつくり、ドレスの共布を巻きつけたような凝ったデザイン。ドレスと同色のビーズが縫いつけられていて、細かい手仕事が垣間見える。 実物を目の当たりにすると、とても上質な生地で、光沢が素晴らしかった。背中には共布のボタンが10個ほど、袖にもより小さいボタンが8個ほど連なり、細部にはクラシカルな美しさと、やはり丁寧な手仕事が光る。現在の雅子さま、そして愛子さまがお好きなドレスのデザインの原点はここにあるのではないかと思うほどだった。 今年、両陛下は10月7日から8日に鹿児島県へ、10月15日から16日に石川県へ「四大行幸啓」のため赴かれた。2週連続の地方訪問となり、雅子さまのお疲れを心配する関係者の声もあがったようだが、石川県ご訪問では飛行機のトラブルで予備機への乗り換えが発生しても、堂々となさっていたのが感慨深い。「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を… 国民文化祭の開会式に予定通り出席された雅子さまは、秋の金木犀を思わせるような色のスーツをお召しになっていた。開会式の後、左手のみでピアノを演奏した出演者へ「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を明かされた。こういったサプライズはどんどん増えていくといいと思う。 特別展示「令和の御代を迎えて」では、天皇陛下がご幼少時に弾いていらしたヴァイオリンや雅子さまが吹かれていたフルート、天体反射望遠鏡なども展示されていた。貴重なドレスやフルートなど、雅子さまのお気持ちがなければ出展できないものばかりだろう。雅子さまは少しでもご自分たちのことを知ってもらおうと考えておられるのではないか、と感じた。「近頃の皇后陛下からは、『何々をしなければ』という切羽詰まった感じが薄れておられるように思います。落ち着きとゆとりを感じますし、堂々とされている。これは一朝一夕でにじみ出てくるものではありません。ご活動が少なかった時期が長く続きながらも、皇太子妃としての覚悟をもって日々を送られてきたのではないでしょうか。プライベートな時間でさえお立場の重圧をお忘れになれないことが多かったと思いますが、ご家族の力で乗り切ってこられたことと拝察しております」(宮内庁関係者) 2024年には愛子さまの大学ご卒業が控えている。コロナ禍以前と同様に抽選なしで実施されるという1月2日の新年一般参賀では、天皇皇后両陛下や皇族方が宮殿のベランダに並ばれる。愛子さまのお出ましもあるだろう。そのお姿を一目見ようと、大勢の人々が集まるのではないだろうか。(佐藤 あさ子)
1993年6月15日、報道で拝見した雅子さまのロングドレス姿には、特別な印象が残っている。個人的に、このアプリコットのローブ・モンタントが雅子さまに一番お似合いになるドレスだったのではないかと思う。雅子さまの雰囲気にマッチしていて、「皇室に新しい風が吹くかもしれない」という予感を感じさせるような、モダンで個性的な色とデザインだった。当時の皇太子さまと東宮仮御所を出発されるとき、雅子さまは、はにかむような笑顔を浮かべられていた。
デザイナーは森英恵氏。1993年6月9日、ご婚儀に際した雅子さまのローブ・デコルテも手がけ、当時をこう振り返っている。
「当時の皇太子殿下のご婚儀に際し、雅子さまのローブデコルテをおつくりしたのは光栄なことでした。いずれは皇后陛下になられるお立場の方、私の仕事人生の中でも大きな思い出です。デザイン画を何枚か用意して仮縫いをさせていただきました。出来上がりを気に入って下さり心に残っています」(「文藝春秋」2019年11月号)
雅子さまがお好きなドレスのデザインの原点 アプリコットのローブ・モンタントで何といっても特徴的なのは、サッシュベルト風のウエスト部分をまるでリボンの片結びのようにあしらったデザインだ。全体的にボリュームを保ちながら、縦長のシルエットが生かされていて、雅子さまの凛としたお姿を演出していたように思う。そして帽子はブラックのネットで土台をつくり、ドレスの共布を巻きつけたような凝ったデザイン。ドレスと同色のビーズが縫いつけられていて、細かい手仕事が垣間見える。 実物を目の当たりにすると、とても上質な生地で、光沢が素晴らしかった。背中には共布のボタンが10個ほど、袖にもより小さいボタンが8個ほど連なり、細部にはクラシカルな美しさと、やはり丁寧な手仕事が光る。現在の雅子さま、そして愛子さまがお好きなドレスのデザインの原点はここにあるのではないかと思うほどだった。 今年、両陛下は10月7日から8日に鹿児島県へ、10月15日から16日に石川県へ「四大行幸啓」のため赴かれた。2週連続の地方訪問となり、雅子さまのお疲れを心配する関係者の声もあがったようだが、石川県ご訪問では飛行機のトラブルで予備機への乗り換えが発生しても、堂々となさっていたのが感慨深い。「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を… 国民文化祭の開会式に予定通り出席された雅子さまは、秋の金木犀を思わせるような色のスーツをお召しになっていた。開会式の後、左手のみでピアノを演奏した出演者へ「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を明かされた。こういったサプライズはどんどん増えていくといいと思う。 特別展示「令和の御代を迎えて」では、天皇陛下がご幼少時に弾いていらしたヴァイオリンや雅子さまが吹かれていたフルート、天体反射望遠鏡なども展示されていた。貴重なドレスやフルートなど、雅子さまのお気持ちがなければ出展できないものばかりだろう。雅子さまは少しでもご自分たちのことを知ってもらおうと考えておられるのではないか、と感じた。「近頃の皇后陛下からは、『何々をしなければ』という切羽詰まった感じが薄れておられるように思います。落ち着きとゆとりを感じますし、堂々とされている。これは一朝一夕でにじみ出てくるものではありません。ご活動が少なかった時期が長く続きながらも、皇太子妃としての覚悟をもって日々を送られてきたのではないでしょうか。プライベートな時間でさえお立場の重圧をお忘れになれないことが多かったと思いますが、ご家族の力で乗り切ってこられたことと拝察しております」(宮内庁関係者) 2024年には愛子さまの大学ご卒業が控えている。コロナ禍以前と同様に抽選なしで実施されるという1月2日の新年一般参賀では、天皇皇后両陛下や皇族方が宮殿のベランダに並ばれる。愛子さまのお出ましもあるだろう。そのお姿を一目見ようと、大勢の人々が集まるのではないだろうか。(佐藤 あさ子)
アプリコットのローブ・モンタントで何といっても特徴的なのは、サッシュベルト風のウエスト部分をまるでリボンの片結びのようにあしらったデザインだ。全体的にボリュームを保ちながら、縦長のシルエットが生かされていて、雅子さまの凛としたお姿を演出していたように思う。そして帽子はブラックのネットで土台をつくり、ドレスの共布を巻きつけたような凝ったデザイン。ドレスと同色のビーズが縫いつけられていて、細かい手仕事が垣間見える。
実物を目の当たりにすると、とても上質な生地で、光沢が素晴らしかった。背中には共布のボタンが10個ほど、袖にもより小さいボタンが8個ほど連なり、細部にはクラシカルな美しさと、やはり丁寧な手仕事が光る。現在の雅子さま、そして愛子さまがお好きなドレスのデザインの原点はここにあるのではないかと思うほどだった。 今年、両陛下は10月7日から8日に鹿児島県へ、10月15日から16日に石川県へ「四大行幸啓」のため赴かれた。2週連続の地方訪問となり、雅子さまのお疲れを心配する関係者の声もあがったようだが、石川県ご訪問では飛行機のトラブルで予備機への乗り換えが発生しても、堂々となさっていたのが感慨深い。「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を… 国民文化祭の開会式に予定通り出席された雅子さまは、秋の金木犀を思わせるような色のスーツをお召しになっていた。開会式の後、左手のみでピアノを演奏した出演者へ「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を明かされた。こういったサプライズはどんどん増えていくといいと思う。 特別展示「令和の御代を迎えて」では、天皇陛下がご幼少時に弾いていらしたヴァイオリンや雅子さまが吹かれていたフルート、天体反射望遠鏡なども展示されていた。貴重なドレスやフルートなど、雅子さまのお気持ちがなければ出展できないものばかりだろう。雅子さまは少しでもご自分たちのことを知ってもらおうと考えておられるのではないか、と感じた。「近頃の皇后陛下からは、『何々をしなければ』という切羽詰まった感じが薄れておられるように思います。落ち着きとゆとりを感じますし、堂々とされている。これは一朝一夕でにじみ出てくるものではありません。ご活動が少なかった時期が長く続きながらも、皇太子妃としての覚悟をもって日々を送られてきたのではないでしょうか。プライベートな時間でさえお立場の重圧をお忘れになれないことが多かったと思いますが、ご家族の力で乗り切ってこられたことと拝察しております」(宮内庁関係者) 2024年には愛子さまの大学ご卒業が控えている。コロナ禍以前と同様に抽選なしで実施されるという1月2日の新年一般参賀では、天皇皇后両陛下や皇族方が宮殿のベランダに並ばれる。愛子さまのお出ましもあるだろう。そのお姿を一目見ようと、大勢の人々が集まるのではないだろうか。(佐藤 あさ子)
実物を目の当たりにすると、とても上質な生地で、光沢が素晴らしかった。背中には共布のボタンが10個ほど、袖にもより小さいボタンが8個ほど連なり、細部にはクラシカルな美しさと、やはり丁寧な手仕事が光る。現在の雅子さま、そして愛子さまがお好きなドレスのデザインの原点はここにあるのではないかと思うほどだった。
今年、両陛下は10月7日から8日に鹿児島県へ、10月15日から16日に石川県へ「四大行幸啓」のため赴かれた。2週連続の地方訪問となり、雅子さまのお疲れを心配する関係者の声もあがったようだが、石川県ご訪問では飛行機のトラブルで予備機への乗り換えが発生しても、堂々となさっていたのが感慨深い。
国民文化祭の開会式に予定通り出席された雅子さまは、秋の金木犀を思わせるような色のスーツをお召しになっていた。開会式の後、左手のみでピアノを演奏した出演者へ「陛下もピアノをなさるんですよ」と秘話を明かされた。こういったサプライズはどんどん増えていくといいと思う。
特別展示「令和の御代を迎えて」では、天皇陛下がご幼少時に弾いていらしたヴァイオリンや雅子さまが吹かれていたフルート、天体反射望遠鏡なども展示されていた。貴重なドレスやフルートなど、雅子さまのお気持ちがなければ出展できないものばかりだろう。雅子さまは少しでもご自分たちのことを知ってもらおうと考えておられるのではないか、と感じた。「近頃の皇后陛下からは、『何々をしなければ』という切羽詰まった感じが薄れておられるように思います。落ち着きとゆとりを感じますし、堂々とされている。これは一朝一夕でにじみ出てくるものではありません。ご活動が少なかった時期が長く続きながらも、皇太子妃としての覚悟をもって日々を送られてきたのではないでしょうか。プライベートな時間でさえお立場の重圧をお忘れになれないことが多かったと思いますが、ご家族の力で乗り切ってこられたことと拝察しております」(宮内庁関係者) 2024年には愛子さまの大学ご卒業が控えている。コロナ禍以前と同様に抽選なしで実施されるという1月2日の新年一般参賀では、天皇皇后両陛下や皇族方が宮殿のベランダに並ばれる。愛子さまのお出ましもあるだろう。そのお姿を一目見ようと、大勢の人々が集まるのではないだろうか。(佐藤 あさ子)
特別展示「令和の御代を迎えて」では、天皇陛下がご幼少時に弾いていらしたヴァイオリンや雅子さまが吹かれていたフルート、天体反射望遠鏡なども展示されていた。貴重なドレスやフルートなど、雅子さまのお気持ちがなければ出展できないものばかりだろう。雅子さまは少しでもご自分たちのことを知ってもらおうと考えておられるのではないか、と感じた。
「近頃の皇后陛下からは、『何々をしなければ』という切羽詰まった感じが薄れておられるように思います。落ち着きとゆとりを感じますし、堂々とされている。これは一朝一夕でにじみ出てくるものではありません。ご活動が少なかった時期が長く続きながらも、皇太子妃としての覚悟をもって日々を送られてきたのではないでしょうか。プライベートな時間でさえお立場の重圧をお忘れになれないことが多かったと思いますが、ご家族の力で乗り切ってこられたことと拝察しております」(宮内庁関係者)
2024年には愛子さまの大学ご卒業が控えている。コロナ禍以前と同様に抽選なしで実施されるという1月2日の新年一般参賀では、天皇皇后両陛下や皇族方が宮殿のベランダに並ばれる。愛子さまのお出ましもあるだろう。そのお姿を一目見ようと、大勢の人々が集まるのではないだろうか。(佐藤 あさ子)
2024年には愛子さまの大学ご卒業が控えている。コロナ禍以前と同様に抽選なしで実施されるという1月2日の新年一般参賀では、天皇皇后両陛下や皇族方が宮殿のベランダに並ばれる。愛子さまのお出ましもあるだろう。そのお姿を一目見ようと、大勢の人々が集まるのではないだろうか。
(佐藤 あさ子)

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