「コンセントが吹き飛んだ」カミナリ直撃の瞬間 爆音と稲光そして黒煙…落雷いざという時どうする? 鹿児島

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25日明け方にかけ、雷の音で目が覚めたという方もいらっしゃったのではないでしょうか?この季節暖かく湿った空気が流れ込む影響などで雷が発生しやすくなります。
今月、鹿児島県鹿屋市では住宅に雷が落ち被害が出ました。落雷のおそれがある場合、どんなことに注意すればいいのでしょうか?
激しい落雷の音とともに、稲光で一瞬画面が明るくなり、奥からは煙が立ち上っています。今月21日午前7時半ごろ、鹿屋市田崎町の民家に設置した防犯カメラが落雷の瞬間を捉えました。
落雷があった21日朝の、雷の発生状況を表したレーダーからは、暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、県内の広い範囲に発達した雷雲がかかっている様子が分かります。
雷は防犯カメラから100メートルほど離れた民家の敷地内に落ちていました。被害にあった住民は「家の中で、すごい音と共に強い衝撃を受けた」と当時を振り返ります。
(被害にあった住民)「テレビをつけていて、室内アンテナ線から火が出てコンセントカバーが吹き飛び、外を見たら煙がアンテナ塔から出ていた」
アンテナ塔近くのブロック塀は衝撃で崩れ、室内4つのコンセントカバーは吹き飛び、屋根に穴が開くなどの被害がでました。
月ごとに何日雷が発生しているかをまとめた気象台のデータでは、
7月の平年値は5.4日ですが今年は7日。8月の平年値は5日ですが24日時点ですでに5日で、今年の夏は雷が多い傾向となっています。
雷は山や海、平地などどこにでも落ちる可能性があります。特にゴルフ場やグラウンド、屋外プールでは人に落雷しやすく大変危険です。
気象台は、雷の音が聞こえるなど雷雲が近づいている時は、鉄筋コンクリートの建物や自動車の中など安全な場所へ避難するよう呼びかけています。
また停電の可能性もあるため、懐中電灯や携帯電話などを充電するためのモバイルバッテリーなどを手に取りやすいところに置いておくことが大切です。
(2022/08/25 19:36)

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