「胸にタトゥー」「化け物と言われて」特殊詐欺で逮捕ゴーカイジャー俳優(31)が2時間27000円“女性用風俗”勤務で使った“重たすぎる営業トーク”《業界激震SSS級イケメン俳優》

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2006年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞。その後も「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイシルバー役で特撮番組に出演するなど順調に俳優としての道を歩んでいたイケメン俳優。そんな男がこともあろうか特殊詐欺に関わったとして逮捕されたのは、10月26日のことだった。
【画像】「胸にタトゥー」「SSS級現役イケメン俳優」池田容疑者とみられるセラピストのプロフィール写真 警視庁は警察官になりすましてキャッシュカードを騙し取ったとして、俳優の池田純矢容疑者(31)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。事件の概要を全国紙社会部記者が語る。

池田容疑者(本人SNSより)「池田容疑者は東京都江東区に住む男性に電話をかけ、警察官を装い自宅を訪問。キャッシュカードを騙し取ったとして逮捕されました。特殊詐欺の受け子だったとみられます。子供たちの前では正義のヒーロー役を演じながら、警察官に扮して詐欺を働いたというからタチが悪い」 逮捕を受けて所属事務所の「バール」は同30日、「特殊詐欺に加担した事件で逮捕されたことを知るに至り、特殊詐欺という事案の重大性に鑑み今回の処分に至りました」と契約を解除したことを発表した。 俳優業で培った演技力を犯罪に活かした池田だが、どうやらイケメン俳優の裏の顔は“詐欺師”だけではなかったようだ。2時間2万7千円の女性用風俗で働いていた 池田は全国展開する女性用風俗店で働くセラピストとして、俳優とは全く別の“夜の顔”を持っていたのだ。利用客のA子さんが明かした。 2人の出会いは、A子さんが女性用風俗利用のために作成したツイッターアカウントに、池田の店用アカウントから営業DMが届いたことだ。それから間もなくして今年5月末にA子さんは池田を自宅に呼んだという。料金は指名料が5000円、出張費を入れて2時間で27000円だった。「池田のプロフィールには“ドラマ映画主演級多数 SSS級現役イケメン俳優”と紹介されており、顔出しなどは完全NGのシークレットキャストでした。何度もドラマで主演を務め、受賞歴もある本物の現役俳優で、鳴り物入りで入店したと聞きました。 DMで送られてきた文面は会社のメールのように丁寧でしたし、レスも早く、会った際の言葉遣いなどの応対も問題なかったと思います。いかにも芸能人らしく、サングラスに黒っぽい服装と、“周りの目を気にしてますよ”感が満載の服装でしたね。タバコの臭いが臭くて、汗っかきだったので、清潔感がない男だなと思いました」「フランス人の祖父に育てられた」施術前後に話していた“不幸話” 池田は今年4月に入店したばかりで、出会った当時はまだ入店から1カ月ほどの新人だった。オイルを大量に使ってベッドを少し汚してしまうなどの不手際はあったというが、「本業でアクションシーンを演じることが多く、スポーツ整体が得意」などといって、A子さんに入念なマッサージを施すなど、施術自体での問題はなかったという。 一方、A子さんが強烈に記憶しているのが、施術前にシャワーを浴びた際、池田が自らの人生の不幸を話していたことだった。「服を脱いだ時に胸にタトゥーがあったので、『それ何?』と聞いたんです。すると、彼は『自殺未遂をした時に入れたんだ』と言いました。私がシャワーを浴びながら自分の身元を明かし、過去を話していると、次第に彼も心を開いたのか、『自分もこんなに辛かったんだ』と自身の生い立ちを語り始めたのです」 池田がA子さんに語ったところによると、幼少期に両親に捨てられ、フランス人の祖父に引き取られて育った。さらにその祖父が亡くなった後には、大阪市西成区の児童養護施設で、ワルの仲間たちと暗い少年時代を過ごしたと明かしたという。「芸能界に入ったのはまだ学生の頃だったので、『可愛がられてご飯を食べさせてくれた』と後悔はないようでした。学校でちゃんと勉強はしなかったけど、俳優をやりながら自分で社会のことを勉強し、人並み以上に知識はあると自負していたのも覚えています。 一方、少年期に孤独な生活を強いられたために、家庭に飢え、撮影で知り合ったテレビ局関係者の一回り上の美人女性と、ほとんど交際期間もないまま、即決で結婚したと言っていました。妻には連れ子がいて、他に自身との間の子供もいるとも話していましたね。ただそんな家庭も順風満帆とはいかなかったようで……」 池田はやがてA子さんの同情を引くように、タトゥーを入れる理由となった自殺未遂の過去を話し始めたのだという。「化け物と言われてのけ者にされている」「僕を助けてください」「彼は家庭に居場所がなかったといいました。ある時子供に抱きつこうとしたら、妻に『子供に触るな』と言われたらしく、『化け物と言われてのけ者にされている』と話していました。そうした環境に絶望した彼は、クローゼットに紐をかける形で首つり自殺を図ったようなのです。ただ、結局失敗して、家族に自殺未遂を気づかれることもなく、自ら目覚めたと振り返っていました。 そうしたことがきっかけだったのか、うつ病で通院していると話していました。結婚後は年2000万円ほど稼いでいた時期もあると言ってましたが、妻と離婚することになり通帳を差し押さえられ、金に困っていると話していました」 池田は、妻子が自宅を出て行った後も、世田谷区の家賃20~30万円のマンションに住み続けており、生活費についても「高額な支出に慣れてしまい、抑えることができない」と語っていたという。A子さんは池田に「もっと安いところに住めば?」「車売ったら?」などと勧めたが、精神的に滅入った様子で、答えを濁した。「金がないから女風を始めたんだと話していました。彼からは『僕を助けてください』って感じがひしひしと伝わってきたんですが、個人的には家族でもあるまいし、重たすぎると感じました。 もっと言えば、いくらでも支出を減らす方法はあるでしょうし、何でも両親や妻のせいにするけど、本当に自分自身には全く問題はないのかと思いましたね。自分を悲劇のヒーローとみなす思い込みが強すぎるというか……。 俳優としてうまくいっていたのなら、女性用風俗で働く必要もないでしょうし、そもそも詐欺に手を出す必要もなかったはず。ちゃんと自分に向き合っていればこんなことにはならなかったと思うのですが、残念です」 取材班は事実関係を確認すべく、池田が在籍していたという女性用風俗店の男性オーナーに話を聞いた。「B(池田容疑者と思われる男性セラピスト名)のことは履歴書などで本名を把握しておりますが、匿名を望むセラピストの秘密を明かさないという職業倫理上、これ以上答えられることはありません」 と話す一方で、「Bは逮捕前日にも客の予約が入っていましたが無断欠勤しており、10月24日を最後に店側とも連絡が取れていない」 とも明かした。現在はホームページの「セラピスト一覧」からBの名前は削除されている。 様々な顔を持っていたという、人気俳優の突然の逮捕。警視庁は事件の詳しい経緯と被害状況について、慎重に捜査を進めている。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)
警視庁は警察官になりすましてキャッシュカードを騙し取ったとして、俳優の池田純矢容疑者(31)を詐欺容疑で逮捕したと発表した。事件の概要を全国紙社会部記者が語る。
池田容疑者(本人SNSより)
「池田容疑者は東京都江東区に住む男性に電話をかけ、警察官を装い自宅を訪問。キャッシュカードを騙し取ったとして逮捕されました。特殊詐欺の受け子だったとみられます。子供たちの前では正義のヒーロー役を演じながら、警察官に扮して詐欺を働いたというからタチが悪い」
逮捕を受けて所属事務所の「バール」は同30日、「特殊詐欺に加担した事件で逮捕されたことを知るに至り、特殊詐欺という事案の重大性に鑑み今回の処分に至りました」と契約を解除したことを発表した。
俳優業で培った演技力を犯罪に活かした池田だが、どうやらイケメン俳優の裏の顔は“詐欺師”だけではなかったようだ。
池田は全国展開する女性用風俗店で働くセラピストとして、俳優とは全く別の“夜の顔”を持っていたのだ。利用客のA子さんが明かした。
2人の出会いは、A子さんが女性用風俗利用のために作成したツイッターアカウントに、池田の店用アカウントから営業DMが届いたことだ。それから間もなくして今年5月末にA子さんは池田を自宅に呼んだという。料金は指名料が5000円、出張費を入れて2時間で27000円だった。
「池田のプロフィールには“ドラマ映画主演級多数 SSS級現役イケメン俳優”と紹介されており、顔出しなどは完全NGのシークレットキャストでした。何度もドラマで主演を務め、受賞歴もある本物の現役俳優で、鳴り物入りで入店したと聞きました。 DMで送られてきた文面は会社のメールのように丁寧でしたし、レスも早く、会った際の言葉遣いなどの応対も問題なかったと思います。いかにも芸能人らしく、サングラスに黒っぽい服装と、“周りの目を気にしてますよ”感が満載の服装でしたね。タバコの臭いが臭くて、汗っかきだったので、清潔感がない男だなと思いました」「フランス人の祖父に育てられた」施術前後に話していた“不幸話” 池田は今年4月に入店したばかりで、出会った当時はまだ入店から1カ月ほどの新人だった。オイルを大量に使ってベッドを少し汚してしまうなどの不手際はあったというが、「本業でアクションシーンを演じることが多く、スポーツ整体が得意」などといって、A子さんに入念なマッサージを施すなど、施術自体での問題はなかったという。 一方、A子さんが強烈に記憶しているのが、施術前にシャワーを浴びた際、池田が自らの人生の不幸を話していたことだった。「服を脱いだ時に胸にタトゥーがあったので、『それ何?』と聞いたんです。すると、彼は『自殺未遂をした時に入れたんだ』と言いました。私がシャワーを浴びながら自分の身元を明かし、過去を話していると、次第に彼も心を開いたのか、『自分もこんなに辛かったんだ』と自身の生い立ちを語り始めたのです」 池田がA子さんに語ったところによると、幼少期に両親に捨てられ、フランス人の祖父に引き取られて育った。さらにその祖父が亡くなった後には、大阪市西成区の児童養護施設で、ワルの仲間たちと暗い少年時代を過ごしたと明かしたという。「芸能界に入ったのはまだ学生の頃だったので、『可愛がられてご飯を食べさせてくれた』と後悔はないようでした。学校でちゃんと勉強はしなかったけど、俳優をやりながら自分で社会のことを勉強し、人並み以上に知識はあると自負していたのも覚えています。 一方、少年期に孤独な生活を強いられたために、家庭に飢え、撮影で知り合ったテレビ局関係者の一回り上の美人女性と、ほとんど交際期間もないまま、即決で結婚したと言っていました。妻には連れ子がいて、他に自身との間の子供もいるとも話していましたね。ただそんな家庭も順風満帆とはいかなかったようで……」 池田はやがてA子さんの同情を引くように、タトゥーを入れる理由となった自殺未遂の過去を話し始めたのだという。「化け物と言われてのけ者にされている」「僕を助けてください」「彼は家庭に居場所がなかったといいました。ある時子供に抱きつこうとしたら、妻に『子供に触るな』と言われたらしく、『化け物と言われてのけ者にされている』と話していました。そうした環境に絶望した彼は、クローゼットに紐をかける形で首つり自殺を図ったようなのです。ただ、結局失敗して、家族に自殺未遂を気づかれることもなく、自ら目覚めたと振り返っていました。 そうしたことがきっかけだったのか、うつ病で通院していると話していました。結婚後は年2000万円ほど稼いでいた時期もあると言ってましたが、妻と離婚することになり通帳を差し押さえられ、金に困っていると話していました」 池田は、妻子が自宅を出て行った後も、世田谷区の家賃20~30万円のマンションに住み続けており、生活費についても「高額な支出に慣れてしまい、抑えることができない」と語っていたという。A子さんは池田に「もっと安いところに住めば?」「車売ったら?」などと勧めたが、精神的に滅入った様子で、答えを濁した。「金がないから女風を始めたんだと話していました。彼からは『僕を助けてください』って感じがひしひしと伝わってきたんですが、個人的には家族でもあるまいし、重たすぎると感じました。 もっと言えば、いくらでも支出を減らす方法はあるでしょうし、何でも両親や妻のせいにするけど、本当に自分自身には全く問題はないのかと思いましたね。自分を悲劇のヒーローとみなす思い込みが強すぎるというか……。 俳優としてうまくいっていたのなら、女性用風俗で働く必要もないでしょうし、そもそも詐欺に手を出す必要もなかったはず。ちゃんと自分に向き合っていればこんなことにはならなかったと思うのですが、残念です」 取材班は事実関係を確認すべく、池田が在籍していたという女性用風俗店の男性オーナーに話を聞いた。「B(池田容疑者と思われる男性セラピスト名)のことは履歴書などで本名を把握しておりますが、匿名を望むセラピストの秘密を明かさないという職業倫理上、これ以上答えられることはありません」 と話す一方で、「Bは逮捕前日にも客の予約が入っていましたが無断欠勤しており、10月24日を最後に店側とも連絡が取れていない」 とも明かした。現在はホームページの「セラピスト一覧」からBの名前は削除されている。 様々な顔を持っていたという、人気俳優の突然の逮捕。警視庁は事件の詳しい経緯と被害状況について、慎重に捜査を進めている。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)
「池田のプロフィールには“ドラマ映画主演級多数 SSS級現役イケメン俳優”と紹介されており、顔出しなどは完全NGのシークレットキャストでした。何度もドラマで主演を務め、受賞歴もある本物の現役俳優で、鳴り物入りで入店したと聞きました。
DMで送られてきた文面は会社のメールのように丁寧でしたし、レスも早く、会った際の言葉遣いなどの応対も問題なかったと思います。いかにも芸能人らしく、サングラスに黒っぽい服装と、“周りの目を気にしてますよ”感が満載の服装でしたね。タバコの臭いが臭くて、汗っかきだったので、清潔感がない男だなと思いました」
池田は今年4月に入店したばかりで、出会った当時はまだ入店から1カ月ほどの新人だった。オイルを大量に使ってベッドを少し汚してしまうなどの不手際はあったというが、「本業でアクションシーンを演じることが多く、スポーツ整体が得意」などといって、A子さんに入念なマッサージを施すなど、施術自体での問題はなかったという。
一方、A子さんが強烈に記憶しているのが、施術前にシャワーを浴びた際、池田が自らの人生の不幸を話していたことだった。
「服を脱いだ時に胸にタトゥーがあったので、『それ何?』と聞いたんです。すると、彼は『自殺未遂をした時に入れたんだ』と言いました。私がシャワーを浴びながら自分の身元を明かし、過去を話していると、次第に彼も心を開いたのか、『自分もこんなに辛かったんだ』と自身の生い立ちを語り始めたのです」 池田がA子さんに語ったところによると、幼少期に両親に捨てられ、フランス人の祖父に引き取られて育った。さらにその祖父が亡くなった後には、大阪市西成区の児童養護施設で、ワルの仲間たちと暗い少年時代を過ごしたと明かしたという。「芸能界に入ったのはまだ学生の頃だったので、『可愛がられてご飯を食べさせてくれた』と後悔はないようでした。学校でちゃんと勉強はしなかったけど、俳優をやりながら自分で社会のことを勉強し、人並み以上に知識はあると自負していたのも覚えています。 一方、少年期に孤独な生活を強いられたために、家庭に飢え、撮影で知り合ったテレビ局関係者の一回り上の美人女性と、ほとんど交際期間もないまま、即決で結婚したと言っていました。妻には連れ子がいて、他に自身との間の子供もいるとも話していましたね。ただそんな家庭も順風満帆とはいかなかったようで……」 池田はやがてA子さんの同情を引くように、タトゥーを入れる理由となった自殺未遂の過去を話し始めたのだという。「化け物と言われてのけ者にされている」「僕を助けてください」「彼は家庭に居場所がなかったといいました。ある時子供に抱きつこうとしたら、妻に『子供に触るな』と言われたらしく、『化け物と言われてのけ者にされている』と話していました。そうした環境に絶望した彼は、クローゼットに紐をかける形で首つり自殺を図ったようなのです。ただ、結局失敗して、家族に自殺未遂を気づかれることもなく、自ら目覚めたと振り返っていました。 そうしたことがきっかけだったのか、うつ病で通院していると話していました。結婚後は年2000万円ほど稼いでいた時期もあると言ってましたが、妻と離婚することになり通帳を差し押さえられ、金に困っていると話していました」 池田は、妻子が自宅を出て行った後も、世田谷区の家賃20~30万円のマンションに住み続けており、生活費についても「高額な支出に慣れてしまい、抑えることができない」と語っていたという。A子さんは池田に「もっと安いところに住めば?」「車売ったら?」などと勧めたが、精神的に滅入った様子で、答えを濁した。「金がないから女風を始めたんだと話していました。彼からは『僕を助けてください』って感じがひしひしと伝わってきたんですが、個人的には家族でもあるまいし、重たすぎると感じました。 もっと言えば、いくらでも支出を減らす方法はあるでしょうし、何でも両親や妻のせいにするけど、本当に自分自身には全く問題はないのかと思いましたね。自分を悲劇のヒーローとみなす思い込みが強すぎるというか……。 俳優としてうまくいっていたのなら、女性用風俗で働く必要もないでしょうし、そもそも詐欺に手を出す必要もなかったはず。ちゃんと自分に向き合っていればこんなことにはならなかったと思うのですが、残念です」 取材班は事実関係を確認すべく、池田が在籍していたという女性用風俗店の男性オーナーに話を聞いた。「B(池田容疑者と思われる男性セラピスト名)のことは履歴書などで本名を把握しておりますが、匿名を望むセラピストの秘密を明かさないという職業倫理上、これ以上答えられることはありません」 と話す一方で、「Bは逮捕前日にも客の予約が入っていましたが無断欠勤しており、10月24日を最後に店側とも連絡が取れていない」 とも明かした。現在はホームページの「セラピスト一覧」からBの名前は削除されている。 様々な顔を持っていたという、人気俳優の突然の逮捕。警視庁は事件の詳しい経緯と被害状況について、慎重に捜査を進めている。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)
「服を脱いだ時に胸にタトゥーがあったので、『それ何?』と聞いたんです。すると、彼は『自殺未遂をした時に入れたんだ』と言いました。私がシャワーを浴びながら自分の身元を明かし、過去を話していると、次第に彼も心を開いたのか、『自分もこんなに辛かったんだ』と自身の生い立ちを語り始めたのです」
池田がA子さんに語ったところによると、幼少期に両親に捨てられ、フランス人の祖父に引き取られて育った。さらにその祖父が亡くなった後には、大阪市西成区の児童養護施設で、ワルの仲間たちと暗い少年時代を過ごしたと明かしたという。
「芸能界に入ったのはまだ学生の頃だったので、『可愛がられてご飯を食べさせてくれた』と後悔はないようでした。学校でちゃんと勉強はしなかったけど、俳優をやりながら自分で社会のことを勉強し、人並み以上に知識はあると自負していたのも覚えています。
一方、少年期に孤独な生活を強いられたために、家庭に飢え、撮影で知り合ったテレビ局関係者の一回り上の美人女性と、ほとんど交際期間もないまま、即決で結婚したと言っていました。妻には連れ子がいて、他に自身との間の子供もいるとも話していましたね。ただそんな家庭も順風満帆とはいかなかったようで……」 池田はやがてA子さんの同情を引くように、タトゥーを入れる理由となった自殺未遂の過去を話し始めたのだという。「化け物と言われてのけ者にされている」「僕を助けてください」「彼は家庭に居場所がなかったといいました。ある時子供に抱きつこうとしたら、妻に『子供に触るな』と言われたらしく、『化け物と言われてのけ者にされている』と話していました。そうした環境に絶望した彼は、クローゼットに紐をかける形で首つり自殺を図ったようなのです。ただ、結局失敗して、家族に自殺未遂を気づかれることもなく、自ら目覚めたと振り返っていました。 そうしたことがきっかけだったのか、うつ病で通院していると話していました。結婚後は年2000万円ほど稼いでいた時期もあると言ってましたが、妻と離婚することになり通帳を差し押さえられ、金に困っていると話していました」 池田は、妻子が自宅を出て行った後も、世田谷区の家賃20~30万円のマンションに住み続けており、生活費についても「高額な支出に慣れてしまい、抑えることができない」と語っていたという。A子さんは池田に「もっと安いところに住めば?」「車売ったら?」などと勧めたが、精神的に滅入った様子で、答えを濁した。「金がないから女風を始めたんだと話していました。彼からは『僕を助けてください』って感じがひしひしと伝わってきたんですが、個人的には家族でもあるまいし、重たすぎると感じました。 もっと言えば、いくらでも支出を減らす方法はあるでしょうし、何でも両親や妻のせいにするけど、本当に自分自身には全く問題はないのかと思いましたね。自分を悲劇のヒーローとみなす思い込みが強すぎるというか……。 俳優としてうまくいっていたのなら、女性用風俗で働く必要もないでしょうし、そもそも詐欺に手を出す必要もなかったはず。ちゃんと自分に向き合っていればこんなことにはならなかったと思うのですが、残念です」 取材班は事実関係を確認すべく、池田が在籍していたという女性用風俗店の男性オーナーに話を聞いた。「B(池田容疑者と思われる男性セラピスト名)のことは履歴書などで本名を把握しておりますが、匿名を望むセラピストの秘密を明かさないという職業倫理上、これ以上答えられることはありません」 と話す一方で、「Bは逮捕前日にも客の予約が入っていましたが無断欠勤しており、10月24日を最後に店側とも連絡が取れていない」 とも明かした。現在はホームページの「セラピスト一覧」からBの名前は削除されている。 様々な顔を持っていたという、人気俳優の突然の逮捕。警視庁は事件の詳しい経緯と被害状況について、慎重に捜査を進めている。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)
一方、少年期に孤独な生活を強いられたために、家庭に飢え、撮影で知り合ったテレビ局関係者の一回り上の美人女性と、ほとんど交際期間もないまま、即決で結婚したと言っていました。妻には連れ子がいて、他に自身との間の子供もいるとも話していましたね。ただそんな家庭も順風満帆とはいかなかったようで……」
池田はやがてA子さんの同情を引くように、タトゥーを入れる理由となった自殺未遂の過去を話し始めたのだという。
「彼は家庭に居場所がなかったといいました。ある時子供に抱きつこうとしたら、妻に『子供に触るな』と言われたらしく、『化け物と言われてのけ者にされている』と話していました。そうした環境に絶望した彼は、クローゼットに紐をかける形で首つり自殺を図ったようなのです。ただ、結局失敗して、家族に自殺未遂を気づかれることもなく、自ら目覚めたと振り返っていました。
そうしたことがきっかけだったのか、うつ病で通院していると話していました。結婚後は年2000万円ほど稼いでいた時期もあると言ってましたが、妻と離婚することになり通帳を差し押さえられ、金に困っていると話していました」 池田は、妻子が自宅を出て行った後も、世田谷区の家賃20~30万円のマンションに住み続けており、生活費についても「高額な支出に慣れてしまい、抑えることができない」と語っていたという。A子さんは池田に「もっと安いところに住めば?」「車売ったら?」などと勧めたが、精神的に滅入った様子で、答えを濁した。「金がないから女風を始めたんだと話していました。彼からは『僕を助けてください』って感じがひしひしと伝わってきたんですが、個人的には家族でもあるまいし、重たすぎると感じました。 もっと言えば、いくらでも支出を減らす方法はあるでしょうし、何でも両親や妻のせいにするけど、本当に自分自身には全く問題はないのかと思いましたね。自分を悲劇のヒーローとみなす思い込みが強すぎるというか……。 俳優としてうまくいっていたのなら、女性用風俗で働く必要もないでしょうし、そもそも詐欺に手を出す必要もなかったはず。ちゃんと自分に向き合っていればこんなことにはならなかったと思うのですが、残念です」 取材班は事実関係を確認すべく、池田が在籍していたという女性用風俗店の男性オーナーに話を聞いた。「B(池田容疑者と思われる男性セラピスト名)のことは履歴書などで本名を把握しておりますが、匿名を望むセラピストの秘密を明かさないという職業倫理上、これ以上答えられることはありません」 と話す一方で、「Bは逮捕前日にも客の予約が入っていましたが無断欠勤しており、10月24日を最後に店側とも連絡が取れていない」 とも明かした。現在はホームページの「セラピスト一覧」からBの名前は削除されている。 様々な顔を持っていたという、人気俳優の突然の逮捕。警視庁は事件の詳しい経緯と被害状況について、慎重に捜査を進めている。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)
そうしたことがきっかけだったのか、うつ病で通院していると話していました。結婚後は年2000万円ほど稼いでいた時期もあると言ってましたが、妻と離婚することになり通帳を差し押さえられ、金に困っていると話していました」
池田は、妻子が自宅を出て行った後も、世田谷区の家賃20~30万円のマンションに住み続けており、生活費についても「高額な支出に慣れてしまい、抑えることができない」と語っていたという。A子さんは池田に「もっと安いところに住めば?」「車売ったら?」などと勧めたが、精神的に滅入った様子で、答えを濁した。
「金がないから女風を始めたんだと話していました。彼からは『僕を助けてください』って感じがひしひしと伝わってきたんですが、個人的には家族でもあるまいし、重たすぎると感じました。
もっと言えば、いくらでも支出を減らす方法はあるでしょうし、何でも両親や妻のせいにするけど、本当に自分自身には全く問題はないのかと思いましたね。自分を悲劇のヒーローとみなす思い込みが強すぎるというか……。 俳優としてうまくいっていたのなら、女性用風俗で働く必要もないでしょうし、そもそも詐欺に手を出す必要もなかったはず。ちゃんと自分に向き合っていればこんなことにはならなかったと思うのですが、残念です」 取材班は事実関係を確認すべく、池田が在籍していたという女性用風俗店の男性オーナーに話を聞いた。「B(池田容疑者と思われる男性セラピスト名)のことは履歴書などで本名を把握しておりますが、匿名を望むセラピストの秘密を明かさないという職業倫理上、これ以上答えられることはありません」 と話す一方で、「Bは逮捕前日にも客の予約が入っていましたが無断欠勤しており、10月24日を最後に店側とも連絡が取れていない」 とも明かした。現在はホームページの「セラピスト一覧」からBの名前は削除されている。 様々な顔を持っていたという、人気俳優の突然の逮捕。警視庁は事件の詳しい経緯と被害状況について、慎重に捜査を進めている。◆◆◆「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)
もっと言えば、いくらでも支出を減らす方法はあるでしょうし、何でも両親や妻のせいにするけど、本当に自分自身には全く問題はないのかと思いましたね。自分を悲劇のヒーローとみなす思い込みが強すぎるというか……。
俳優としてうまくいっていたのなら、女性用風俗で働く必要もないでしょうし、そもそも詐欺に手を出す必要もなかったはず。ちゃんと自分に向き合っていればこんなことにはならなかったと思うのですが、残念です」
取材班は事実関係を確認すべく、池田が在籍していたという女性用風俗店の男性オーナーに話を聞いた。
「B(池田容疑者と思われる男性セラピスト名)のことは履歴書などで本名を把握しておりますが、匿名を望むセラピストの秘密を明かさないという職業倫理上、これ以上答えられることはありません」
と話す一方で、
「Bは逮捕前日にも客の予約が入っていましたが無断欠勤しており、10月24日を最後に店側とも連絡が取れていない」
とも明かした。現在はホームページの「セラピスト一覧」からBの名前は削除されている。
様々な顔を持っていたという、人気俳優の突然の逮捕。警視庁は事件の詳しい経緯と被害状況について、慎重に捜査を進めている。
◆◆◆
「週刊文春」では、今回の事件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。
文春リークス:https://bunshun.jp/list/leaks
(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)

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