大阪・堺市で1日、軽トラックに黒い乗用車が追突し、その衝撃でトラックが塀にぶつかり横転する事故が起きた。住宅に設置された防犯カメラが、事故の瞬間を捉えていた。
大阪・堺市で1日午前0時過ぎ、後ろからやってきた黒い乗用車が、前を走っていた軽トラックに追突した。
その後、トラックは滑るように住宅の塀にぶつかり横転した。
トラックの荷台に積んであったカゴは、歩道に散らばってしまった。
一方、トラックにぶつかった黒い車は、スピードを緩めることなく走り去っていき、トラックの運転手を救護する様子もない。当て逃げだ。
事故があったのは、堺市を走る片側2車線の見通しの良い道路。現場は草木がなぎ倒され、家のポストもゆがんでしまっていた。
トラックがぶつかった住宅の女性は、当時の状況をこう振り返る。
トラックが衝突した住宅の女性：寝ていた時にガンって機械がぶつかるような音がして、それで起きた。上から窓を開けて見たら、そこにトラックが倒れていた。
事故後に撮影された写真には、植えられていた草木が散乱し、トラックのフロント部分がつぶれている様子が記録されていて、衝撃の大きさを物語っている。
横転したトラックの運転手は、奇跡的にケガはなかったということだが、事故の後、ぼう然とした様子で座り込んでいたという。
トラックが衝突した住宅の女性：（事故の）すぐ後はグラグラしていました。これ（塀）がなかったら家に当たっていたので、塀があってよかったです。
さらに女性は、黒い車の運転手に対してこう訴える。
トラックが衝突した住宅の女性：自首してほしいのと弁償もしてほしいですし、トラックの人にも謝罪をしてほしいです。
警察は、当て逃げ事件として捜査している。（「イット！」11月2日放送より）