「“行為”の声がフロアに響き渡り…」 教え子の妻と不倫したフェンシング強豪大監督

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不適切な合宿内容などスキャンダルが相次ぐフェンシング界にまた不祥事である。五輪代表を輩出する名門大学の監督の不倫が発覚。しかもそのお相手は同大のコーチで……。協会長・武井壮も、泣き面に蜂。
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【写真を見る】協会長・武井壮にとっても頭の痛い話だ その監督とは、朝日大学の井上裕二氏(44)である。 一般には知られていないがフェンシング界では有名人。インカレや全日本選手権で優勝経験を持つ井上氏は、2002年に岐阜・朝日大学がフェンシング部を新設した際、指導者に就任。同大を大学日本一に輝く強豪に育て上げ、昨年の東京五輪でも現役1名、OG1名を代表に送り込んだ。が、

「彼だけは許すことができません」東京五輪 フェンシング男子エペ団体がROCを破り金メダルを獲得 と憤るのは、同大フェンシング部OBの30代男性。「学生時代から指導してもらって信頼もしていましたし、私たち夫婦の結婚式にも来てくれた。本当にショックです」 男性の妻は、やはり同大フェンシング部出身の先輩に当たる。大学時代から交際を始め、卒業後に結婚。妻は会社勤めの後、朝日大の職員となり、井上監督のもとでコーチに就任。子どもも1人もうけている。 ところが、だ。日記を見ると…「妻を怪しいと思ったのは、3年前のことでした」 と男性が続ける。「部の遠征の時など、派手な下着を着ていくようになったんです。“浮気してないだろうな”と聞くと“そんなわけないでしょ”と言うのですが……」 疑念が確信に変わったのは今年6月のことだった。「妻に誕生日プレゼントとしてiPhoneを贈ったんです。妻はデータ移行に手間取ったので、私がやってあげた。そうしたら、妻のスマホに日記アプリがあるのを発見しまして……」 そこには、一昨年夏、北海道へ行った際に「一緒に朝を迎えた」などの記述があったという。「相手の名は書いてありませんでしたが、当時、妻は部の遠征で井上と札幌に行っていた。そのまま彼のところに乗り込もうと思いましたが、白を切る可能性があるので、調査会社にリサーチをお願いしました」“行為”の声がはっきりと すると6月には県内での試合の際に宿泊したホテルで、妻が監督の部屋を訪れていたことがわかった。また、「8月に高松でインターハイがあった。有望な高校生をスカウトするとのことで、二人は遠征したんですが、その時も互いの部屋を訪れていました。同じフロアでは“行為”の声がはっきりと響いていたそうです」 井上監督は妻帯者ながら、教え子を裏切り、部下と関係を持っていたのだ。「妻と関係が良くなかったのは事実。井上はその隙間に入り込んだのでしょう。この8月、問い詰めると妻は関係を認め、実家へ帰りました。今は離婚の準備を進めています。しかし、井上は直談判してもうそをついて否定するばかりで……」 当の井上氏に取材を申し込んだが、無言を貫くばかり。「妻への怒りより、恩師に裏切られた憤りが大きい」 これが発覚すれば部も大揺れは必至で、ひいては日本の競技力への影響も大。 武井壮も頭が痛いことであろう。「週刊新潮」2022年9月29日号 掲載
その監督とは、朝日大学の井上裕二氏(44)である。
一般には知られていないがフェンシング界では有名人。インカレや全日本選手権で優勝経験を持つ井上氏は、2002年に岐阜・朝日大学がフェンシング部を新設した際、指導者に就任。同大を大学日本一に輝く強豪に育て上げ、昨年の東京五輪でも現役1名、OG1名を代表に送り込んだ。が、
「彼だけは許すことができません」
と憤るのは、同大フェンシング部OBの30代男性。
「学生時代から指導してもらって信頼もしていましたし、私たち夫婦の結婚式にも来てくれた。本当にショックです」
男性の妻は、やはり同大フェンシング部出身の先輩に当たる。大学時代から交際を始め、卒業後に結婚。妻は会社勤めの後、朝日大の職員となり、井上監督のもとでコーチに就任。子どもも1人もうけている。
ところが、だ。
「妻を怪しいと思ったのは、3年前のことでした」
と男性が続ける。
「部の遠征の時など、派手な下着を着ていくようになったんです。“浮気してないだろうな”と聞くと“そんなわけないでしょ”と言うのですが……」
疑念が確信に変わったのは今年6月のことだった。
「妻に誕生日プレゼントとしてiPhoneを贈ったんです。妻はデータ移行に手間取ったので、私がやってあげた。そうしたら、妻のスマホに日記アプリがあるのを発見しまして……」
そこには、一昨年夏、北海道へ行った際に「一緒に朝を迎えた」などの記述があったという。
「相手の名は書いてありませんでしたが、当時、妻は部の遠征で井上と札幌に行っていた。そのまま彼のところに乗り込もうと思いましたが、白を切る可能性があるので、調査会社にリサーチをお願いしました」
すると6月には県内での試合の際に宿泊したホテルで、妻が監督の部屋を訪れていたことがわかった。また、
「8月に高松でインターハイがあった。有望な高校生をスカウトするとのことで、二人は遠征したんですが、その時も互いの部屋を訪れていました。同じフロアでは“行為”の声がはっきりと響いていたそうです」
井上監督は妻帯者ながら、教え子を裏切り、部下と関係を持っていたのだ。
「妻と関係が良くなかったのは事実。井上はその隙間に入り込んだのでしょう。この8月、問い詰めると妻は関係を認め、実家へ帰りました。今は離婚の準備を進めています。しかし、井上は直談判してもうそをついて否定するばかりで……」
当の井上氏に取材を申し込んだが、無言を貫くばかり。
「妻への怒りより、恩師に裏切られた憤りが大きい」
これが発覚すれば部も大揺れは必至で、ひいては日本の競技力への影響も大。
武井壮も頭が痛いことであろう。
「週刊新潮」2022年9月29日号 掲載

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