【独自】だんじり祭 周辺に“巨大な穴” 4人転落「通ったら危ない」 前歯折れ…頭から出血も

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重機によって、地面の下から引き上げられているのは、女性。さらに、同じように男性も。いったい何が起きたのか。
1日に撮影された事故現場の写真。地面が大きく崩落し、中には人の姿が。
巨大な穴は、男性が手を伸ばしてやっと届くほどの深さ。
1日午後1時半ごろ、大阪・泉大津市で、水路の上に敷かれたコンクリートが崩落し、通行人の女性2人と助けようとした男性2人のあわせて4人が、約2メートル下に転落。
当時、周辺では地元のだんじり祭りが行われていて、女性2人は、この場所を通っての移動中に転落したという。
事故を目撃した人「だんじりをひいて、こっちに来る時に、(わたしが)先頭を歩いていた。女性の『きゃっ』という声を聞いたので、わたしの前を歩いていた2人が助けに走りまして」
救助に向かった男性によると、女性を引き上げようとした際に、足元が崩れたという。
救助に向かった男性「2メートル以上の深さの水路に、コンクリートと鉄板がそのまま落ちて、助けに行ったところ、またそこの水路が崩れて、病院に運ばれました。若い女性は、前歯が折れて、頭から血を流して、もう1人の女性は腰から下が打撲と頭を切ってました」
救助された女性2人は、救急車で運ばれ軽傷。男性も足に軽いけがをした。
祭りの最中に突如現れた巨大な穴。地元住民も驚きを隠せない。
近隣住民「めっちゃ開いてる。ここ通ったら危ない」
大阪・泉大津市によると、落ちたコンクリートは40年ほど前から設置されていたとみられ、崩落の原因は老朽化とみられる。
泉大津市 都市政策部参事兼土木課長・小柴正行さん「(設置してから点検は行っていた?)水路の床板の点検というのはやっておりません。今回このような事故があったので、それを受けて総点検していく」
市は今後、同様の通路がほかにもないか調査する方針。

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