【お手柄】「よくやったなと自分でも思う」小学6年男児が熱中症で倒れる高齢女性の命を救う 消防本部「適切な応急処置に感銘」

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神谷靖宜くん(小学6年):死んじゃったり…亡くなったりしたら罪悪感がやばいと思って、「よくやったなあ」って自分でも思います。
こうカメラに話してくれたのは群馬・藤岡市に住む小学6年生の神谷靖宜くん。実は、靖宜くんの取った“ある行動”が1人の命を救ったのです。
7月29日の午後1時過ぎ、おつかいを終えて帰宅中の靖宜くんは、近所の住宅の敷地内で、高齢女性が倒れているのを発見。当時、藤岡市内の気温は36℃を超えていました。
神谷靖宜くん(小学6年):最初は「大丈夫だろうな」と思いながら、通り過ぎたんですけど…、
神谷靖宜くん(小学6年):やっぱダメかなと思って…。
一度は通り過ぎた靖宜くん。でも、やはり心配になり、自転車を方向転換。
女性が倒れていた場所に急いで戻ったといいます。
すると女性は靖宜くんに…倒れていた女性「救急車を、呼んでください…」
靖宜くんはすぐさま家に帰り、母親に助けを求めたといいます。
母・愛美さん:力がない状態で顔が真っ赤になって…
靖宜くんと一緒に現場に駆けつけた母の愛美さんはすぐに119番通報。
靖宜くんが家から保冷剤を持って来て、女性の脇や太ももに保冷剤をあて応急処置を施したといいます。
この時に駆けつけた救急隊員が、めざまし8の取材に応じてくれました。
多野藤岡広域消防本部 新井貴史隊長:ショック状態と呼ばれる状態にあった。体の中の水分量が減ってしまって、相対的に血液の量が減ったことによって、重篤な体の状態を示すような状態。
その後女性は搬送され、中度の熱中症と診断され入院したものの、無事退院したといいます。
今回の靖宜くんの一連の行動について、多野藤岡広域消防本部の吉田消防長は…
多野藤岡広域消防本部 吉田卓司消防長:的確な判断と適切な応急処置ができたということにですね、まず感銘を受けました。
そして8月22日、消防本部から靖宜くんに感謝状が贈られました。
高齢女性を助けた靖宜くん。人助けを今後もしていきたいか聞くと?
神谷靖宜くん:今回の行動を生かしていきたい。夢は自衛隊でどこまでやりたいです。もう最後の最後までやり切りたいです。
(めざまし8 8月25日放送より)

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