「容器には吐いていないから」ラーメン山岡家”ニンニク直食いリバース”動画 容疑者2人が逮捕までに見せていた強気と本音

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7月27日、人気ラーメンチェーン「ラーメン山岡家」でおろしニンニクの入った容器についている共用のスプーンをニンニクとともに口に入れ、その後、吐き出してスプーンを容器に戻す迷惑行為を動画で撮影し、SNSに投稿した行為が物議を醸している。動画投稿した自称・飲食店従業員の上野滉容疑者(22)と、迷惑行為をおこなった風俗店店長の酒寄亮太容疑者(31)が威力業務妨害の疑いで逮捕された。
【写真】M字開脚でダブルピースを決める酒寄容疑者 靴下には穴が 「2人は2021年10月から2022年10月までの間に宇都宮市内の店舗で迷惑行為に及び撮影したと見られる動画をInstagramのストーリーに投稿。今年3月、迷惑行為を撮影した動画があると客から指摘を受けた山岡家側が、警察に相談。容器の消毒が必要になるなど、業務を妨害した疑いが持たれています。2人は行為を認めていますが、ニンニクを吐き出した酒寄容疑者は『業務を妨害するつもりはなかった』と一部容疑を否認している」(全国紙社会部記者) 上野容疑者が投稿した10秒ほどの動画は、茶髪のツーブロック姿の酒寄容疑者がニンニクの入った容器を持つ姿から始まる。動画の下部には〈これはやばいwwwwwwwwwwwwwww〉とテロップがつけられている。酒寄容疑者はカメラにキメ顔を見せ、何か呟くと共用のスプーンにおろしニンニクを山盛りに乗せる。スプーンを掲げながら、再びカメラ目線でキメ顔を作るや、1度匂いを嗅ぎ、スプーンを一気に口に含む──刺激に耐えられなかったのか、すぐにニンニクを吐き出し、むせる酒寄容疑者と上野容疑者らの笑い声で動画は終わった。 動画がSNSで拡散された直後から、酒寄容疑者の名前はSNS上で拡散されていた。2人の知人はこう語る。「上野容疑者が働いていたキャバクラと酒寄容疑者が店長を務めていた店は近く、ほかの友達を交えてよく遊んでいました。山岡家で迷惑動画を撮影したときもその遊び友達が複数いた。酒寄容疑者は風俗店の店長でしたが、実績を残していたようで羽振りも悪くなく、上野容疑者らの遊び代を出すことも多かった。 上野容疑者のインスタのアカウントのフォロワーは多くなく、2人は拡散させたのが近しい人物ではないかと疑っていました。LINEで“お前がやったんじゃないよな”と問いつめたこともあったといいます。2人は周囲に“ニンニクを容器に吐いていないから。手に吐いたから”などと強気でしたが、実際は“これはまずい”と思っていたようで店舗にも謝罪に行き、TwitterやInstagramなどのSNSアカウントも削除して対応を考えていたようです。特に酒寄容疑者は名前が拡散されるにつれ、嫌がらせもあったようで焦っているように見えた」◆被害にあったラーメン店の店員が語る「対策」 酒寄容疑者の実家を訪れると、叔母が対応した。「逮捕はニュースで知って驚いています。母親も本人も今はここには住んでいません。ここには何年も来ていないので、最近は何をやっていたのかもわからない。母親からは逮捕後もここに連絡などはありませんし、連絡もしていません。色々とご迷惑をかけたようで……申し訳ありません」 上野容疑者の実家を訪れると、父親が対応した。「あの子が3歳くらいの頃に離婚して、親権は母親のほうにあるんですよ。最後に会ったのは高校を出るか出ないかくらいの時だから、5年位前ですかね。(面会交流などで会ったのか?)色々と事情があるんで詳しくはお話できないんですが、会った時は別に変なところもなく、普通の感じでしたよ。何をやっているか、どういう仕事に就きたいかなどは話さなかったかなあ。そこから連絡を取ったり会ったりはしてないです。事件はニュースで知りました。あちらから連絡もないですし、こちらも連絡はしてないですね。今はどんな仕事をしているかも知らないです」 被害に遭った山岡家の店舗を訪れた。おろしニンニクや豆板醤などの調味料は変わらず卓上に置かれたままで、「事件以降も卓上調味料は置いてありますが、通常より量を少なめにして、早めに交換するようにしています。見回りなども行なっています」(店員)と対策を講じているとのことだった。 今年1月から相次いだ飲食店での迷惑動画。回転ずしチェーン「スシロー」の店舗で高校生が醤油差しをペロペロ舐める動画が拡散された件では、3月に運営会社「あきんどスシロー」が約6700万円の損害賠償を求めて大阪地裁に訴訟を起こしたことで話題となった。7月31日に調停で和解が成立したが、被害に遭った企業はいずれも厳しい姿勢を見せている。
「2人は2021年10月から2022年10月までの間に宇都宮市内の店舗で迷惑行為に及び撮影したと見られる動画をInstagramのストーリーに投稿。今年3月、迷惑行為を撮影した動画があると客から指摘を受けた山岡家側が、警察に相談。容器の消毒が必要になるなど、業務を妨害した疑いが持たれています。2人は行為を認めていますが、ニンニクを吐き出した酒寄容疑者は『業務を妨害するつもりはなかった』と一部容疑を否認している」(全国紙社会部記者)
上野容疑者が投稿した10秒ほどの動画は、茶髪のツーブロック姿の酒寄容疑者がニンニクの入った容器を持つ姿から始まる。動画の下部には〈これはやばいwwwwwwwwwwwwwww〉とテロップがつけられている。酒寄容疑者はカメラにキメ顔を見せ、何か呟くと共用のスプーンにおろしニンニクを山盛りに乗せる。スプーンを掲げながら、再びカメラ目線でキメ顔を作るや、1度匂いを嗅ぎ、スプーンを一気に口に含む──刺激に耐えられなかったのか、すぐにニンニクを吐き出し、むせる酒寄容疑者と上野容疑者らの笑い声で動画は終わった。
動画がSNSで拡散された直後から、酒寄容疑者の名前はSNS上で拡散されていた。2人の知人はこう語る。
「上野容疑者が働いていたキャバクラと酒寄容疑者が店長を務めていた店は近く、ほかの友達を交えてよく遊んでいました。山岡家で迷惑動画を撮影したときもその遊び友達が複数いた。酒寄容疑者は風俗店の店長でしたが、実績を残していたようで羽振りも悪くなく、上野容疑者らの遊び代を出すことも多かった。
上野容疑者のインスタのアカウントのフォロワーは多くなく、2人は拡散させたのが近しい人物ではないかと疑っていました。LINEで“お前がやったんじゃないよな”と問いつめたこともあったといいます。2人は周囲に“ニンニクを容器に吐いていないから。手に吐いたから”などと強気でしたが、実際は“これはまずい”と思っていたようで店舗にも謝罪に行き、TwitterやInstagramなどのSNSアカウントも削除して対応を考えていたようです。特に酒寄容疑者は名前が拡散されるにつれ、嫌がらせもあったようで焦っているように見えた」
酒寄容疑者の実家を訪れると、叔母が対応した。
「逮捕はニュースで知って驚いています。母親も本人も今はここには住んでいません。ここには何年も来ていないので、最近は何をやっていたのかもわからない。母親からは逮捕後もここに連絡などはありませんし、連絡もしていません。色々とご迷惑をかけたようで……申し訳ありません」
上野容疑者の実家を訪れると、父親が対応した。
「あの子が3歳くらいの頃に離婚して、親権は母親のほうにあるんですよ。最後に会ったのは高校を出るか出ないかくらいの時だから、5年位前ですかね。(面会交流などで会ったのか?)色々と事情があるんで詳しくはお話できないんですが、会った時は別に変なところもなく、普通の感じでしたよ。何をやっているか、どういう仕事に就きたいかなどは話さなかったかなあ。そこから連絡を取ったり会ったりはしてないです。事件はニュースで知りました。あちらから連絡もないですし、こちらも連絡はしてないですね。今はどんな仕事をしているかも知らないです」
被害に遭った山岡家の店舗を訪れた。おろしニンニクや豆板醤などの調味料は変わらず卓上に置かれたままで、「事件以降も卓上調味料は置いてありますが、通常より量を少なめにして、早めに交換するようにしています。見回りなども行なっています」(店員)と対策を講じているとのことだった。
今年1月から相次いだ飲食店での迷惑動画。回転ずしチェーン「スシロー」の店舗で高校生が醤油差しをペロペロ舐める動画が拡散された件では、3月に運営会社「あきんどスシロー」が約6700万円の損害賠償を求めて大阪地裁に訴訟を起こしたことで話題となった。7月31日に調停で和解が成立したが、被害に遭った企業はいずれも厳しい姿勢を見せている。

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