新郎の純白のタキシードが真っ赤に染まった…!結婚式で起きたまさかのトラブルに出席者たちが呆然とした「衝撃の瞬間」

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多くの人の場合、一生にそう何度も催すことはない結婚式。せっかくの晴れ舞台であるはずが、予期せぬトラブルに見舞われることも少なくない。
2022年の婚姻件数は50万4878組と、前年の50万1138組より3740組増加(厚生労働省「令和4年(2022)人口動態統計月報年数(概数)」)しているが、30年以上ウェディングプランナーとして働いてきた田中芳雄さん(50代・仮名)が見たのは、九州出身の新郎と関東出身の新婦が、東京で挙式を挙げる予定だったというケース。
photo by istock
結婚式当日、先に会場入りした新婦と新婦側の親族がどんなに待っても、新郎および新郎側の親族は誰一人、姿を現さなかったというのだ。
結局、新婦の両親は受け取った祝儀を返却。新婦側の参加者だけで食事をとったあと、1時間ほどで散会になったという。
その後、田中さんのもとに新婦から連絡があった――。
前編『結婚式当日にゲストが来ない、新郎も行方不明…!花嫁が青ざめた「最悪すぎる悲劇」』に続き、「結婚式トラブル」を起こさないための参考事例を紹介する。
ウエディングプランナーの田中さんが話す。
「その後、新婦は新郎と連絡が取れたみたいで。事情を聞くと、実は『奥さんと子供がいる』と打ち明けられたそうです。新婦に言えないまま、結婚式当日を迎えてしまい逃げてしまったということです」
新郎の妻子は実家のすぐ近くに住んでいたのだとか。しかし、新郎が妻子持ちだったのであれば、新婦も結婚前に気付くのではないだろうか? 両親への挨拶などはどうしていたのだろうか。
「新郎のお母さんは既に亡くなっていました。お父さんはずっと入院されていて。新婦は結婚する前に、九州に住むお父さんのお見舞いへ行ったと言います。しかしお父さんは寝たきりで酸素マスクをしていて、話ができる状態ではほとんどなかったと」
意識があるのかわからなかったが、結婚の報告をすると新郎の父は首を縦に振り、うんうんと頷いていたそう。新婦は何度か新郎の実家へ行っていたため、妻子持ちだということには全く気付かなかったという。
だが、「不幸中の幸い」とでもいうべきこともあった。
「当時は、結婚式でお披露目を行った後に入籍するのが一般的でした。なので幸いなことに、彼女らは籍を入れてなかったんです。電話で話した時はかなり気落ちしていました。
しかしその3年後には、別の方と結婚されました。しかも、またうちの会場を使ってくれて……彼女の喜ぶ姿を見ることができて、本当によかったです」
田中さんによると、新郎(又は新婦)が式当日にドタキャンすることは意外とあるという。
親に反対されていた元カレと駆け落ちする人、本当は結婚したくなかったのに当日を迎えてしまった人。莫大なキャンセル料がかかるのは承知だろうが、もう少し早く決断できれば、誰も傷つくことはなかったはずだ。
田中さんが「今でも忘れられない」と振り返る結婚式を、もうひとつ明かす。
「その日、結婚式を挙げたのは若い新郎新婦でした。会場は屋外のチャペルだったんですけど、天候にも恵まれとても和やかな良い雰囲気でした」
挙式は無事に終わり新郎新婦が退場しようとすると、ライスシャワーが行われるタイミングに差し掛かった。しかしここで、田中さんはとんでもない事件を目撃する。
「ライスシャワーのタイミングで、突然6~7人の女性ゲストがカバンからなにやら取り出して、新郎めがけてぶっかけたんです」
その瞬間、新郎の純白のタキシードは真っ赤に。女性たちがかけたのは赤色の液体だった。その直後、「あいつが悪ぃんだ!」「このクソ野郎!」と女性たちから罵声が飛び交ったというのだ。
田中さんが続ける。
「絵の具を水に溶かした液体で、ペンキではありませんでした。とはいえ、新郎は真っ赤になってるし、そこにいた全員『なにが起きたんだ』という感じで呆然。
新婦にも赤い液体がかかってしまい、わけがわからない状況でしたが、インカムを使って至急スタッフを呼びだしました」
田中さん含むスタッフが、女性たちを会場の端に連れて行き、話を聞くと、彼女たちは”新郎の元カノの友人”だという。屋外のチャペルなのをいいことに、彼女たちはパーティードレスを着て勝手に参列。式場のスタッフは、彼女たちがドレスを着ていたことから、新婦が招待した友人と勘違いして、入れてしまったのだ。
「事情を聞くと、新郎は元カノと婚約までしていたけど、新郎が浮気をして新婦とそのまま入籍。女性たちは『正式に別れてもないのに、友人(新郎の元カノ)を捨てて突然結婚してしまった』と怒りがおさまらない様子でした」
しかもその友人たちによると、元カノは新郎との子供を妊娠し、堕した過去もあったとのこと。
新郎は「彼女とはちゃんと別れてる」と言い張っていたが、結局水掛け論になってしまい、真相は藪の中だ。
「その後の披露宴では、予定を急遽変更してお色直しの衣装にすぐ着替えました。ただ、その後の雰囲気は当然悪く、盛り上がりムードにも欠け、シラけてましたね。新婦も終始浮かない表情で。その後、新郎新婦の仲がどうなったのかは知りません」
田中さんによると、彼女らは帰り際に「元カノには内緒で来ました」と言っていたそう。友だち思いなのは良いことだが、度が過ぎると、かえって迷惑な事態に繋がることも事実。
せっかくの晴れ舞台を台無しにしないよう、上記の「結婚式トラブル」をぜひ参考にしてもらいたい。
関連記事『「誰とでもすぐに関係を持ってしまう」苦手な友人の結婚式に、強制的に出席を求められ…余興まで頼まれた時の「耐え難い苦痛」』では、結婚式で起きた“もう一つのトラブル”について詳報している。

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