「キャンプは出会いの場じゃない」ナンパ被害の騒動で男性キャンパーが経験談を投稿し話題に「手助けはほんの少しでいい」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ソロ・キャンプ中、夜間にトイレ前で酔った男性から執拗につきまとわれる……。性別を問わず恐怖を感じる状況に遭遇した女性キャンパーが、Twitterに投稿した動画が話題になりました。
【Twitter】話題になった一連のツイートを見る自由を楽しむはずのキャンプが一転、恐怖の場となった一件に心を痛めたキャンパーのJIMAさん(@jima_jima_chan)。「ぶっちゃけ話」として、男性の友人と2人でキャンプをしていた際に経験したエピソードをTwitterに投稿。2万3千以上のいいねがつきました。

仲間とキャンプ中、ギア不足の2人組に遭遇「オレも過去に1度だけ某キャンプ場で女性に声をかけたことあるよ。女性2人で来てて、恐らく初心者さんだったんだけど、だんだん暗くなってきて…テントの設営が全然終わってなくて…。しかもLEDランタン1個しか持ってなかったのよ」「真っ暗の中でLEDランタン1個は致命傷だと思ったから、投光器2個を渡して、『これ使っていいよ!明日の朝に返してもらえれば全然OKよ』って伝えて、その場を離れたのよ」「そして、それから数時間が経って、22時過ぎくらいだったかなぁ、これから晩御飯を作る感じだったから時間的にも大変だと思って、その時に作ったローストビーフをお裾分けしてあげたの」「そしたらめちゃくちゃ喜んでくれて、いつの間にか仲良くなってて、うちらのサイトで一緒に焚き火囲んで、マシュマロご馳走してくれたなぁ~。あのオッサンとワイ氏との違いは、そこでLINE交換とかしなかったってこと!キャンプするのがいちばんの目的だったし、またどこかのキャンプ場で会えたらいいねぇ~バイバ~イって、笑顔で別れたことが本当に良かったと思う。そんな、過去にあったエピソードでした ~完~」証拠を撮影した勇気一連のツイートを投稿したのは、キャンプ道具を黒で統一した「ブラックキャンパー」スタイルでキャンプを楽しむ、JIMAさん(@jima_jima_chan)。友人の誘いを機にキャンプにハマり、Twitterを通して知り合った仲間と共に、ソロやグループでキャンプを楽しんでいる男性キャンパーさんです。「助け合うのもキャンパーとして大事なことよ」「やっぱりキャンプいいな」というリプライも寄せられたキャンプでの経験談について、JIMAさんに詳しく伺いました。実は声をかけるか迷いました…ーー今回のツイートは例の動画がきっかけだったのですか?「はい。こーゆーキャンパーもいるから大丈夫です、という意味を込めてツイートしました。例の動画を見た感想は一言で、『最悪』でした……。男性キャンパーに対しては、皆さんそれぞれが手本や見本となる行動をして頂きたいなと強く思いますし、女性キャンパーは、怖がることなくキャンプを楽しんで頂けたらと思います」ーー動画を公表したキャンパーさんの勇気を讃えていらっしゃいましたね。「お会いしたことはないのですが、実は動画を投稿した方は、仲良くさせて頂いてるキャンパーさんの1人なんです。前々から、野営地で声をかけられることがあり困っているという話をされていました…。おそらく以前は恐怖のあまり、動画が撮れなかったんだと思います。そして今回は、勇気を振り絞って撮影できたのだと思われます」キャンプに「出会い」は期待してないーー「手助けはほんの少しでいいんです」とツイートされていましたね。「あの日の僕は男性のキャンプ仲間と共に、ソロ同士2人でグループ・キャンプをしていました。実はあの頃、どの界隈にもいる『教えたがり』が問題視されていたんです。だから声をかけるかだいぶ悩みました。でも遠目に見ていても困っているのは明らかでした。困った時はお互い様だし、執拗に話しかけさえしなければ大丈夫だと思い、意を決して行動に移しました」ーー声をかける際に気をつけていることは?「気を付けていることなんてありません。だって、声をかけることが目的ではないですから。もしトイレで女性とすれ違っても、会釈や挨拶をする程度ですし、キャンプに出会いなんて期待してないです。美味しいキャンプ飯を食べ、ビールをかっくらう最高の時間を過ごすために自分達はキャンプに来ています。だから動画の男性とは前提が全く異なるし、声をかけたくて周りを伺っているわけでもありません」ーー今回のエピソード以外にも、誰かを助けたり、助けられた経験は…?「あのような経験は初めてのことでした。もともとソロやグループでキャンプをする機会が多いので、困った時は仲間が助けてくれますし、知らない人に助けられた事もないです。そもそも、助けてもらえばいいか!という気持ちでキャンプはしてないですね。心配性という性格もあり、『何かあったら…』と考えて、キャンプの時はギアを揃えて挑んでいます。そのため、いつも荷物が多くなっております(笑)」モラルとマナーを守り互いの「自由」を楽しむ場ーーJIMAさんの考える「キャンプ」の魅力は?「『自由であること』でしょうか。実生活ではあれこれ縛りのある中で生きていますが、キャンプに出ると、そういうことをリセットできるのも魅力かと思います。もちろんルールやモラルを無視した自由ではなく、周囲に気を配り、常識的な考えのもと、自分の好きなようにテントを設営し、ギアをディスプレイして楽しむ……究極の自己満足世界だと僕は思っています」同様の被害を受けた女性、「おっさん」に助けられた「初心者おっさん」の経験談も今回投稿されたJIMAさんの一連のツイートに対して、リプ欄には称賛の声と共に、キャンパー勢からの経験談も多く寄せられました。「私も酔っ払った2人組の男キャンパーに絡まれて何回もサイトに来られたことあるけど、全国のソロキャンパーとみんなでこれからズーム繋いで飲むって企画なので無理ですって言った」「自分も(困ってるキャンパーに)1回だけ協力したことがあります。当然名前も聞く必要ないしそのままにしてたら、差し入れしてもらいましたね」「私はキャンプを始めたばかりでタープ張りに戸惑っていた時、おっさんに声をかけていただいたおっさんです」JIMAさんは今回の取材に対し、グループで出かけていたキャンプ先から回答を送ってくださいました。「今回は自分主催のソロ&グループ・キャンプで、大人11人子供3人で行いました。みんなで焚き火を囲み、キャンプの話で楽しく盛り上がり、自分が用意した海鮮を振る舞い、みんなに美味しい!楽しい!と言ってもらえるのが最高に幸せでした。キャンプ中、みんなで例の動画についても話し合いました。性別など関係なく、人として常識ある行動を心がければ、あのような問題は起こらなかったと思います」(JIMAさん)今回騒動になった動画に対しては、ヒロシさん、じゅんいちダビッドソンさんら有名人キャンパーや、当該サイトとは別のキャンプ場運営からも注意喚起や警告の声が上がっています。(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)
自由を楽しむはずのキャンプが一転、恐怖の場となった一件に心を痛めたキャンパーのJIMAさん(@jima_jima_chan)。「ぶっちゃけ話」として、男性の友人と2人でキャンプをしていた際に経験したエピソードをTwitterに投稿。2万3千以上のいいねがつきました。
「オレも過去に1度だけ某キャンプ場で女性に声をかけたことあるよ。女性2人で来てて、恐らく初心者さんだったんだけど、だんだん暗くなってきて…テントの設営が全然終わってなくて…。しかもLEDランタン1個しか持ってなかったのよ」
「真っ暗の中でLEDランタン1個は致命傷だと思ったから、投光器2個を渡して、『これ使っていいよ!明日の朝に返してもらえれば全然OKよ』って伝えて、その場を離れたのよ」
「そして、それから数時間が経って、22時過ぎくらいだったかなぁ、これから晩御飯を作る感じだったから時間的にも大変だと思って、その時に作ったローストビーフをお裾分けしてあげたの」
「そしたらめちゃくちゃ喜んでくれて、いつの間にか仲良くなってて、うちらのサイトで一緒に焚き火囲んで、マシュマロご馳走してくれたなぁ~。あのオッサンとワイ氏との違いは、そこでLINE交換とかしなかったってこと!キャンプするのがいちばんの目的だったし、またどこかのキャンプ場で会えたらいいねぇ~バイバ~イって、笑顔で別れたことが本当に良かったと思う。そんな、過去にあったエピソードでした ~完~」
一連のツイートを投稿したのは、キャンプ道具を黒で統一した「ブラックキャンパー」スタイルでキャンプを楽しむ、JIMAさん(@jima_jima_chan)。友人の誘いを機にキャンプにハマり、Twitterを通して知り合った仲間と共に、ソロやグループでキャンプを楽しんでいる男性キャンパーさんです。
「助け合うのもキャンパーとして大事なことよ」「やっぱりキャンプいいな」というリプライも寄せられたキャンプでの経験談について、JIMAさんに詳しく伺いました。
ーー今回のツイートは例の動画がきっかけだったのですか?
「はい。こーゆーキャンパーもいるから大丈夫です、という意味を込めてツイートしました。例の動画を見た感想は一言で、『最悪』でした……。男性キャンパーに対しては、皆さんそれぞれが手本や見本となる行動をして頂きたいなと強く思いますし、女性キャンパーは、怖がることなくキャンプを楽しんで頂けたらと思います」
ーー動画を公表したキャンパーさんの勇気を讃えていらっしゃいましたね。
「お会いしたことはないのですが、実は動画を投稿した方は、仲良くさせて頂いてるキャンパーさんの1人なんです。前々から、野営地で声をかけられることがあり困っているという話をされていました…。おそらく以前は恐怖のあまり、動画が撮れなかったんだと思います。そして今回は、勇気を振り絞って撮影できたのだと思われます」
ーー「手助けはほんの少しでいいんです」とツイートされていましたね。
「あの日の僕は男性のキャンプ仲間と共に、ソロ同士2人でグループ・キャンプをしていました。実はあの頃、どの界隈にもいる『教えたがり』が問題視されていたんです。だから声をかけるかだいぶ悩みました。でも遠目に見ていても困っているのは明らかでした。困った時はお互い様だし、執拗に話しかけさえしなければ大丈夫だと思い、意を決して行動に移しました」
ーー声をかける際に気をつけていることは?
「気を付けていることなんてありません。だって、声をかけることが目的ではないですから。もしトイレで女性とすれ違っても、会釈や挨拶をする程度ですし、キャンプに出会いなんて期待してないです。美味しいキャンプ飯を食べ、ビールをかっくらう最高の時間を過ごすために自分達はキャンプに来ています。だから動画の男性とは前提が全く異なるし、声をかけたくて周りを伺っているわけでもありません」
ーー今回のエピソード以外にも、誰かを助けたり、助けられた経験は…?
「あのような経験は初めてのことでした。もともとソロやグループでキャンプをする機会が多いので、困った時は仲間が助けてくれますし、知らない人に助けられた事もないです。そもそも、助けてもらえばいいか!という気持ちでキャンプはしてないですね。心配性という性格もあり、『何かあったら…』と考えて、キャンプの時はギアを揃えて挑んでいます。そのため、いつも荷物が多くなっております(笑)」
ーーJIMAさんの考える「キャンプ」の魅力は?
「『自由であること』でしょうか。実生活ではあれこれ縛りのある中で生きていますが、キャンプに出ると、そういうことをリセットできるのも魅力かと思います。もちろんルールやモラルを無視した自由ではなく、周囲に気を配り、常識的な考えのもと、自分の好きなようにテントを設営し、ギアをディスプレイして楽しむ……究極の自己満足世界だと僕は思っています」
今回投稿されたJIMAさんの一連のツイートに対して、リプ欄には称賛の声と共に、キャンパー勢からの経験談も多く寄せられました。
「私も酔っ払った2人組の男キャンパーに絡まれて何回もサイトに来られたことあるけど、全国のソロキャンパーとみんなでこれからズーム繋いで飲むって企画なので無理ですって言った」
「自分も(困ってるキャンパーに)1回だけ協力したことがあります。当然名前も聞く必要ないしそのままにしてたら、差し入れしてもらいましたね」
「私はキャンプを始めたばかりでタープ張りに戸惑っていた時、おっさんに声をかけていただいたおっさんです」
JIMAさんは今回の取材に対し、グループで出かけていたキャンプ先から回答を送ってくださいました。
「今回は自分主催のソロ&グループ・キャンプで、大人11人子供3人で行いました。みんなで焚き火を囲み、キャンプの話で楽しく盛り上がり、自分が用意した海鮮を振る舞い、みんなに美味しい!楽しい!と言ってもらえるのが最高に幸せでした。キャンプ中、みんなで例の動画についても話し合いました。性別など関係なく、人として常識ある行動を心がければ、あのような問題は起こらなかったと思います」(JIMAさん)
今回騒動になった動画に対しては、ヒロシさん、じゅんいちダビッドソンさんら有名人キャンパーや、当該サイトとは別のキャンプ場運営からも注意喚起や警告の声が上がっています。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。