山の樹木や岩に“赤い塗料” 誰が何のために… 謎の“マーキング”に登山者が困惑 栃木・宇都宮市

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首都圏からの登山客も訪れる栃木県の古賀志(こがし)山。約半年前から、赤い塗料がべったりと塗られた樹木や岩が、50か所以上も見つかっています。誰が何のためにこれらの“謎の赤いマーキング”をつけているのか。現地を取材しました。 ◇栃木県にある標高583メートルの古賀志山。足場の悪い山道を登ること約1時間。見つけたのは、樹木にべったりとつけられていた赤い塗料です。記者「木に、赤いペンキがべったりとついています」「ここにもあって、その奥もそうですかね」

さらにそれは、木だけでなく岩にもつけられていました。約半年前から、このような“謎のマーキング”が急増しているといいます。被害が確認されたのは、栃木県宇都宮市北西部にある古賀志山。首都圏からの登山客も訪れ、お年寄りでも登れる山として親しまれています。マーキングは、樹木に直接塗料がつけられたものなど、すでに見つかっているだけでも50か所以上にのぼります。登山客「これはちょっとやりすぎ」「みんなの山なのに、いつの間についたのかな、何か必要があってつけたのかな」誰が、何のためにつけたのか。山の保全活動を行う団体も「分からない」といいます。古賀志山を守ろう会 池田正夫理事長「怒りっていうか、あきれるっていうかね」分岐点ではない一本道など、本来は「必要ではない」とされる場所にもマーキングがされていることが多いといいます。また、古賀志山は比較的低い山ですが、険しい道もあり、事故もあるということです。このマーキングが、登山者のルートを混乱させ“道に迷うリスクを高める危険性”もあります。しかし、団体のメンバーがそのマーキングを消しても、赤い塗料は樹木や岩にしみ込み、消しきれません。古賀志山を守ろう会 池田正夫理事長「岩とか樹木っていうのは(跡が)残りますから。私どもは(山の)環境整備とか保全活動をやっている。こういったマーキングはつけてほしくないっていうのが本心です」これらの状況から山を管理する日光森林管理署は先週、注意喚起の看板を設置。団体は市などと協力し、対応を検討していきたいとしています。
首都圏からの登山客も訪れる栃木県の古賀志(こがし)山。約半年前から、赤い塗料がべったりと塗られた樹木や岩が、50か所以上も見つかっています。誰が何のためにこれらの“謎の赤いマーキング”をつけているのか。現地を取材しました。

栃木県にある標高583メートルの古賀志山。足場の悪い山道を登ること約1時間。見つけたのは、樹木にべったりとつけられていた赤い塗料です。
記者「木に、赤いペンキがべったりとついています」「ここにもあって、その奥もそうですかね」
さらにそれは、木だけでなく岩にもつけられていました。約半年前から、このような“謎のマーキング”が急増しているといいます。
被害が確認されたのは、栃木県宇都宮市北西部にある古賀志山。首都圏からの登山客も訪れ、お年寄りでも登れる山として親しまれています。
マーキングは、樹木に直接塗料がつけられたものなど、すでに見つかっているだけでも50か所以上にのぼります。
登山客「これはちょっとやりすぎ」「みんなの山なのに、いつの間についたのかな、何か必要があってつけたのかな」
誰が、何のためにつけたのか。山の保全活動を行う団体も「分からない」といいます。
古賀志山を守ろう会 池田正夫理事長「怒りっていうか、あきれるっていうかね」
分岐点ではない一本道など、本来は「必要ではない」とされる場所にもマーキングがされていることが多いといいます。また、古賀志山は比較的低い山ですが、険しい道もあり、事故もあるということです。このマーキングが、登山者のルートを混乱させ“道に迷うリスクを高める危険性”もあります。
しかし、団体のメンバーがそのマーキングを消しても、赤い塗料は樹木や岩にしみ込み、消しきれません。
古賀志山を守ろう会 池田正夫理事長「岩とか樹木っていうのは(跡が)残りますから。私どもは(山の)環境整備とか保全活動をやっている。こういったマーキングはつけてほしくないっていうのが本心です」

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