あなたの転職「ちょっと待った!」 転職コンサルの過半数、転職者3割に「現職にとどまるべき」と回答 では、転職したほうがいいのはどんな人?

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みなさんは自分の転職市場価値について考えたり、自分のキャリアの棚卸しをしたりしたことがあるだろうか?
転職を考える人は驚くかもしれないが、転職コンサルタントの54%が「面談した3人に1人は現職にとどまるべき人」と回答する調査結果がでた。
エン・ジャパン(東京都新宿区)が2023年3月28日に発表した、「ミドルの転職」コンサルタントアンケートによると、転職コンサルが思う転職者が現職にとどまるべき理由の一位には「本人の希望と市場価値のギャップ」があるという。
いったいどういう人が転職するべきで、どういう人が現職にとどまった方がいいのか。事例なども取り上げながら、見ていこう。
この調査は2023年3月7日から3月13日まで、転職サイト「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント126人を対象に調査したもの。
はじめの設問では、転職コンサルタントに「面談を行なった方のうち、転職せずに現職にとどまるべきと思う方は全体の何割ほどですか」と質問したところ、54%が「3割以上」と回答した。以下、「2割」は「29%」、「1割」が「11%」、「1割未満」が6%となった。
これは、2019年の同調査と比較すると4ポイントのアップとなる。
続いて、現職にとどまるべき理由を尋ねると、最多は「本人の希望と、転職市場での市場価値にギャップがある」(75%)だった。次いで、「現職企業の待遇が良く、現職以上の待遇での転職が難しい」(52%)が続き、「キャリアアップできない理由を会社にあると思っている」(43%)、「転職によって実現したいことが不明瞭」(43%)と並んだ。
そのうち具体的な事例として、転職コンサルタントが求職者へ行なったアドバイスについて、紹介されている。
また、転職すべき理由についてのトップ3は「今後やりたいことと、転職理由に整合性がある」(69%)、「現職企業では、本人の希望が絶対に叶わない」(59%)、「現職企業に将来性がない」(54%)の順となった。
転職成功者が転職で叶えたことを聞いたところ、第1位は「年収アップ」(69%)で、次いで「仕事を通じた成長」(50%)が続いている。
自身で転職の是非を見極める方法について、最多は「解決したい課題を整理し、解決方法を検討する」(67%)だった。そのあと「キャリアの棚卸しを行ない、キャリアプランを見直す」(63%)が続く。
また、転職コンサルタントによる、転職の是非を見極める際のアドバイスも紹介すると――。
このような意見が上がっている。あなたの転職の参考にしてはどうだろうか。

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