「なりすましビラ」で辞職の”美人”元福岡市議が4月選挙に再出馬…!再び配布したビラが地元で物議

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「あれだけ世間を騒がせた彼女が、4月の福岡市議選挙に再出馬するらしい。いま、地元・博多の政界関係者はこの話題でもちきりです」(福岡市議会関係者)
4月9日投開票(3月31日告示)の福岡市議選挙に出馬予定の候補者について、地元の有権者から複雑な声が上がっている。
その候補者とは、元福岡市議の堀本和歌子氏(41)。堀本氏は昨年10月、ライバル候補である元衆議院議員の新開裕司氏(参政党)になりすまし、博多区内の住居やマンションにビラを投函するという驚愕事件で大きな注目を集めた。
新開氏の名前で「旧統一教会の式典で祝辞を述べさせていただきました」などと記したビラを約200枚も配りまくった堀本氏は、警察から任意の事情聴取も受けており、事件発覚後に開いた記者会見で謝罪のうえ議員辞職していた。
あれからわずか半年――。まさかの再出馬という選択に、地元は騒然としているという。前出の福岡市議会関係者が言う。
「騒動の後、堀本さんの名前を聞くことはほとんどなかったんです。ところが、今年に入って、『NHKから国民を守る党』(現・政治家女子48党)から出馬するという噂が一気に広まった。まさかあり得ないだろうと思っていたんですが……。3月中旬、博多区内で『反省と再挑戦の決意』と題された本人のビラが大量に配られているのを見て、『本当に出るんだ』と驚きました」
FRIDAYデジタルは、堀本氏が今回配布したビラの現物も入手した。そこには、
〈一度、失敗した私だからこそ、より先頭に立って政治の信頼を取り戻したい〉
と決意が綴られ、「障害者支援」や「おむつの定期便」などの具体的な政策も盛り込まれていた。
中傷ビラを撒かれた被害者である新開氏は、堀本氏の出馬意思をどう受け止めているのだろうか。本人に連絡すると、複雑な心境を吐露した。
「私の地元マンションにも堀本さんのビラは投函されていて、驚愕しましたね。今回は(新開氏を中傷する内容ではなく)単なる選挙ビラだったので、少しホッとした部分はありますが(笑)。あの事件の後、堀本さんから私への謝罪は一切ありません。出馬はもちろんご本人の意思ですし、特に私から何か言うことはない。正直に言えば、私自身はもう関わりたくない、という気持ちが強いです」
なぜ堀本氏は、辞職からわずか半年という期間で出馬することになったのか。その経緯を尋ねるべく、本人の携帯に電話をし、ホームページから問い合わせも行ったが、期日までに回答はなかった。
ちなみに堀本氏は今回の出馬に際し、かつて所属した「福岡維新の会」への批判をしたうえで、SNSで以下のようにその想いを綴っている。
〈わたしが起こした行動は本当に間違った手法だったと深く猛省し、一度辞職というカタチで責任を取りました。そして、一時、政治から離れて市民目線で政治をみていましたが、『市民を騙す政治』は、やっぱり間違っていると思います。
わたしが一生懸命に行政と綿密に調整してできた子育て支援の充実や、GIGAスクールの推進も、全く活動されていない議員でも選挙前になると自分の活動実績にようにチラシに書かれて散布され、身を切る改革も貯蓄して市民をダマしていた議員が、あたかも率先してやってきたようなチラシを配布するなど、ウソばかりの世界。
書けばきりがないのですが、4年前の選挙で、同じ政党にいながらもわたしの政治活動の妨害をしていたのに、日本維新の会の非常任役員をしているパワハラ福岡市議や、党の総意なのか他党の元代表に為書きを送り、必勝を祈願する福岡維新の代表。今の政治はどこを向いて政治をしているのでしょうか。わたしは、やっぱり政治家のウソは許せません。選挙の結果がどうであれ、市民のためにもう一度審判を受けたいと思います〉
堀本氏の選挙区である博多区は定員9名に対して、15人の候補者が立候補予定だ。地元紙記者は、「若い上、ある意味知名度もあるだけに、堀本氏が当選する可能性はゼロではありません」と市議選の情勢を分析した。
はたして有権者はどのような決断を下すのか。

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