住宅街で軽トラックが歩道に…暴走の瞬間だ。
地面に突き刺さっているように止まる軽トラック…いったい何が起きたのか。
事故は9日午後6時半ごろ、埼玉県川口市で起きた。
歩道には自転車に乗った親子が通る中、この直後、静かな住宅街が騒然となる。
「ガー」「ガシャーン」
猛スピードで歩道に突っ込み通り過ぎていく軽トラック。
歩道にあったプランターは一瞬にしてなぎ倒され、粉々に。
事故が起きた目の前の店からは、従業員が大きな衝撃音に驚いて外に飛び出してきている。
この後、暴走した軽トラックは、電柱のワイヤーに引っかかるように止まった。この事故で巻き込まれた人はいなかった。
近隣住民は、当時の様子について「ドーンという音ですごい音がした。だから相当なスピード出してたんじゃないですかね。あんなぶつかり方あるのかしら…。あれ(電柱のワイヤー)がなかったら、家の中に飛びこんじゃったでしょう。怖いですよ」と話した。
事故を起こした軽トラックは何らかの原因でコントロールを失い逆走。
そのまま歩道に突っ込むと30メートルほど暴走を続け、電柱を支えるワイヤーを上るようにして止まったという。
そのワイヤーのカバーには、黒い傷跡がくっきりと残されていた。
軽トラックの運転手は盾になった縦になった車から自力で脱出したとみられ、ケガはなかったという。
警察は車が歩道に乗り上げた経緯など、事故の原因を調べている。
(「イット!」3月10日放送より)