すき家にキックボードで入店、そのまま座席へ衝突 迷惑動画がSNS拡散…広報困惑「危険なのでやめて」

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牛丼チェーン「すき家」とみられる店舗で、若い男性がキックボードに乗って店内に入る様子を撮った動画が、迷惑行為だとしてツイッターで拡散している。
この行為で、店内の床などを傷つけた可能性も指摘されている。すき家は、どこの店かなど事実関係を確認中だとしたうえで、「危険な行為ですので、お止めいただきたいと思っています」と取材に答えた。
黒いダウンを着た若い男性が、左足で助走をつけながら、キックボードに乗って開いたドアから入ってくる。ドアには、「すき家」のロゴが入ったポスターが貼ってあった。
店内に入ると、「いらっしゃいませ」という音声が流れた。男性は、乗ったまま奥の座席にキックボードを勢いよくぶつけて止まった。その横には、白いダウンを着た仲間とみられる若い男性が座っている。
撮影者とみられる手前の男性が、「お疲れ」と声をかけると、キックボードの男性が振り向いた。手前の男性は、「えっ、何で来たの?」と尋ねると、キックボードの男性は、「キックボード」と平然と答える。
手前の男性は、「えっ、渋いなあ」と漏らすと、キックボードの男性は、ボードを持って手前の男性の近くまで来た。
手前の男性がこう呼びかけると、キックボードの男性は、目の前の席に座りながら、「ありがとっす」とお礼を口にした。
動画は、15秒ほどの長さで、2023年3月3日ごろにツイッターで取り上げられ、注目を集めた。元々は、インスタグラムに24時間で消えるストーリー機能を使って投稿されたらしい。騒ぎになったためか、投稿者だと指摘されたインスタのアカウントは、6日までに非公開になっていた。
動画の店舗について、すき家の広報担当者は3月6日、J-CASTニュースの取材に対し、「内装から見て、すき家の可能性が高い」と答えた。どこの店かなどについては、事実確認をしていると説明した。
キックボードで店内に入ったのが事実だとすると、「他のお客様への事故にもつながる可能性があります。危険な行為ですので、お止めいただきたいと思っています」と話した。
店員は、カウンター越しなどでキックボード男性の顔ぐらいしか見えなかった可能性もあり、「とっさのことで声をかけられないこともあるかもしれませんが、気づいていれば、『お止め下さい』と注意を促さないといけないでしょう」とした。
キックボードで店内に入るのは初めて見たといい、これまでに店舗の報告や客の申し出から聞いたことはないという。
店の床などに傷が着いたかは動画だけでは分からず、刑事などの面から他の迷惑動画と同じ対応をするかは、現段階では申し上げられないとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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