去年３月、電話をかけたり金を受け取ったりする役割の人物と共謀して紀の川市の女性から現金２１０万円をだまし取ったとして、特殊詐欺グループの男がきのう（１／１２）、詐欺の疑いで岩出警察署などに逮捕されました。
捕まったのは、大阪府和泉市のぞみ野の営業代行業、和田椎南（わだ・しいな）容疑者２２歳です。
警察の調べによりますと、和田容疑者は、去年３月、現金をだまし取るため電話をかける『かけ子』や現金を自宅に受け取りに行く『受け子』らと共謀し、紀の川市に住む７０歳代の女性宅から現金２１０万円をだまし取った疑いが持たれています。
手口は、かけ子が女性の長男になりすまして電話をかけた後、受け子役が女性宅を訪れ、「息子のために預かる」などと言って現金をだまし取るやり方で、和田容疑者は『かけ子』や『受け子』らを勧誘するリクルーターの役割を担っていたとみられています。
今回の事件では、去年８月、岩出警察署に詐欺の疑いで逮捕された、同じ詐欺グループの『受け子』の男の証言などから田容疑者を特定し、逮捕に至りました。
警察の調べに対し、和田容疑者は「詐欺事件に関わったことはありません」と容疑を否認しているということです。