茨城県下妻市で、好意を寄せていた知人女性を車で連れ去るなどした37歳の男が、監禁の現行犯で逮捕された。”浮気”をされたと勝手に疑って、犯行に及んでいた男。「トイレにも行かせない」などと言って、女性を車に閉じ込め、脱出不能の状態にしていたという。
トラック運転手の小沢純一容疑者(37)は、おととい夕方、下妻市の会社の駐車場から、28歳の知人女性を車で連れ去り、近くの道の駅で監禁したところを、駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。
この日の午後5時35分ごろ、被害者の女性は、現場の駐車場で、友人と一緒に車に乗っていたという。そこに現れた小沢容疑者は、少し開いていた運転席の窓に、手を突っ込み、前後に揺らすなどして、なんと、窓ガラスを割ったとのこと。道具を使わず、素手で。
そして、車のドアロックを解除し、女性を自分の車に乗せて連れ去ったという。小沢容疑者は、女性の襟元をつかみ、シートに押さえつけながら、車を運転。近くの道の駅に到着すると、「トイレにも行かせない」などと告げて、なおも監禁を続けたという。
女性と一緒にいた友人が110番通報し、事件が発覚。茨城県警下妻署が、現場付近を捜索したところ、道の駅に止まっていた小沢容疑者の車を発見。警察官が職務質問をした上で、現行犯の逮捕容疑を告げたところ、小沢容疑者は「はい、分かりました」と答えたそうだ。
監禁時間は、およそ45分に及び、この間、女性は車の中に閉じ込められ、脱出不能な状態だったという。
2人が交際していたかどうかは不明だが、小沢容疑者は、女性に好意を寄せていたという。そんな中、女性が、別の男性と一緒にいたことから、勝手に”浮気”を疑い、犯行に及んだとみられている。女性にケガはなかった。