国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に日本が提案している「書道」について、ユネスコの評価機関が登録を勧告した。
文化庁が5日、発表した。30日~12月5日に、中国福建省アモイで開かれる政府間委員会で正式に登録が決まる見通しだ。
書道は筆や墨、すずりなどの道具を用い、伝統的な筆遣いや技法のもと、漢字や仮名を手書きする文字表現を指す。日本では古来中国の優れた書から影響を受けつつ、平安時代には和歌文化の隆盛とともに日本独特の仮名文字も広まった。
現代でも手紙や冠婚葬祭の芳名帳、正月の書き初めなどに残る。政府は「日本人の日常生活上の様々な場面で用いられ、社会的慣習となっている」行為としてユネスコに提案した。
書道は、2021年の文化財保護法改正に伴って創設された初の登録無形文化財になった。さらに、会派を超えて結成した「日本書道文化協会」などが、登録に向けて後押ししてきた。
「書道」が登録されれば、日本では「能楽」「和食」などに続き、24件目となる。