“三軒茶屋のバー”で大暴れ 暴力団幹部を逮捕 女性店員に「お酌」断られ逆ギレ 消火器を噴射 警察官に暴行も

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東京・三軒茶屋のバーで、”大暴れ”したとされる暴力団幹部の男が再逮捕された。女性店員に、酒を注ぐよう強要し、断られたことに、腹を立てたという。
指定暴力団・稲川会系幹部の天野信也容疑者(46)は、去年8月6日午前1時半ごろ、一緒にいた暴力団組員ら3人とともに、世田谷区の三軒茶屋駅近くのバーで、消火器を噴射するなどして、営業を妨害した疑いが持たれている。容疑は、威力業務妨害。
この日、天野容疑者らは、現場のバーで酒を飲んでいた際、女性店員に対して、酒を注ぐよう強要したという。風営法では、ホステスなどのように、「お酌」をする接待行為を提供する場合、営業許可が必要とされている。
この店では、この類の営業許可は得ていなかった。このため女性店員は、「お酌」をすることを拒否。バーの経営者の男性(70代)も、容疑者らに対して、店から出ていくよう求めたという。すると、天野容疑者らが逆上し、経営者の男性を足で蹴るなど、暴行したとのこと。
いったん、その場を立ち去った天野容疑者らだったが、数分後、引き返してきて、今度は、店の前に設置されていた消火器を、店内に向けて噴射させたという。何とも執拗な犯行だ。消火剤がまき散らされた影響で、その後、店は、営業継続ができない状態になった。
経営者の男性は、その日のうちに、近くの交番に被害を訴え出たという。店の外の防犯カメラには、容疑者らの姿が捉えられていた。去年11月、一緒にいた暴力団組員ら3人が、経営者の男性に対する暴行容疑で逮捕され、その後、威力業務妨害の疑いでも再逮捕された。
ところが、捜査の過程で、天野容疑者が警察官に暴行する事件が発生。公務執行妨害の疑いで逮捕される事態に発展したという。結局、天野容疑者は、去年12月、本件の暴行容疑で逮捕され、年が明けた今月5日、”消火器噴射”容疑で再逮捕された。警視庁世田谷署の調べに対して「全く身に覚えがありません」と容疑を否認している。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。