11市町村で16万件の個人情報漏えいか サイバー攻撃 巧妙化する手口

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

全国で相次ぐサイバー攻撃による個人情報の漏えい……その余波は自治体にも広がり県内の11市町村であわせて16万件の個人情報が漏えいした恐れがあります。県内企業も巧妙化するその手口に対応に追われています。狙われたのは防災情報を発信するメールサービスでした。【見附市危機管理室 浅野尚文室長】「今回の緊急情報メールは情報基盤として極めて重要なシステムです。委託会社にしっかりと原因追及、今後の再発防止をしっかりと考えていただきたい」

漏えいの恐れがあるのは見附市で緊急情報メールに登録していたおよそ1万3000件のアドレスです。
発端は大阪のIT企業「アルカディア」へのサイバー攻撃。この企業が運用する災害情報メールを配信するシステムを全国の自治体が利用していたのです。TeNYのまとめでは県内では見附市のほか新潟市や長岡市など13の市町村がアルカディアのサービスを使用。メールアドレスをはじめ、のべ16万件の個人情報が漏えいした可能性があります。見附市では市民の3分の1が市の緊急情報メールに登録していました。【見附市 危機管理室 浅野尚文室長】「不審なメールがこれをきっかけに届く恐れもありますので不用意に不審なメールを触らないでいただきたい」全国で相次ぐサイバー攻撃による情報の漏えい。「タイムズカー」は不正アクセスを受け、登録しているおよそ660万件の個人情報が漏えいしたと発表しました。サービスを利用したことがあるという男性は……<タイムズカーを利用した人>「本当に怖いと思います。免許証によっていろいろなカードとかなにから作れちゃうのが怖い」
◇ ◇<西辻キャスターリポート>「赤と白にそまったかまぼこ、このかまぼこを製造する企業でもサイバー攻撃があったといいます」新潟市東区にある「一正蒲鉾」。かまぼこなどを製造販売する会社で起こったサイバー攻撃。それはことし8月に届いた1通のメールが発端でした。【一正蒲鉾 DX推進部 青田英雄さん】「(海外の)取引先の一社からファイルを共有したので見てくださいっていう英文のメールが送られてきました」海外の取引先から社員に向けてファイルのURLを開くよう促すメールが送られてきました。【一正蒲鉾 DX推進部 青田英雄さん】「直前まで色々取引先とはやり取りをしていたのでそのメール自体に不信感は感じなかったと担当者が言っておりました」その後、社員のアカウントも不正アクセスされ外部に向けて596件の誤ったメールが送信されていたといいます。【一正蒲鉾 DX推進部 青田英雄さん】「ここに書いてあるシーフードとか食品を扱っていますので、そのへんのところでファイルを共有しますと書かれている。かつ当社の名前も入っていますので本物かなというふうに見間違える可能性は海外であれば高い」メールに記載されていた「シーフード」の文字と会社名……不正メールは巧妙化しているといいます。【一正蒲鉾 DX推進部 青田英雄さん】「以前は日本語でも変な日本語で 届いて明らかにおかしいという のはあったんですけれども、昨今は日本語も自然になってきています。今回の事例ようにやりとりの続きでメール届いたりするとなかなか気づかない」取引先からの連絡で不正アクセスに気づきアカウントを停止する措置をとることができました。【一正蒲鉾 DX推進部 青田英雄さん】「セキュリティ対策ってどこまでいってもゴールってなくてこれやったら完璧っていうのは ないので……入口対策から認証の強化、検知もできるような仕組みを各分野でブラッシュアップしたような形で」県内でも相次ぐサイバー攻撃。被害に遭った自治体や企業は対応に追われています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。