「別れ話で口論」「自殺しようとしている」と通報、警察駆けつけるも事件性なしと判断 翌日に男女の遺体発見…部屋は施錠、女性の背中に複数の刺し傷 大分

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大分市牧の集合住宅で22日、遺体で見つかった男女2人の身元が判明しました。また、遺体が発見される前夜、男性の友人から「別れ話で口論になっている」「自殺しようとしている」と110番通報があり、警察官が現場に駆けつけていたことがわかりました。
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遺体で見つかったのは、この部屋に住む自営業の井和明さん(31)と、大分市高砂町のアルバイト従業員、長迫由香利さん(39)です。
警察によりますと、遺体発見前日の20日午前2時56分ごろ、井さんの友人から「彼女との別れ話で口論になっている」「自殺しようとしているようだ」と警察に通報がありました。井さんがこの友人に自殺をほのめかすSNSのメッセージを送っていたということです。
通報を受け、警察官が午前3時5分ごろに井さんの部屋に駆けつけた際、室内には井さんと長迫さんがいて、ともに飲酒した状態でした。井さんは大声で「帰れ」などと警察官に怒鳴っていましたが、2人ともけがはなく、殴り合いなどの暴力も否定していました。
さらに井さんは自殺の意図を否定し、長迫さんも喧嘩を否定したほか、現場に駆けつけた共通の友人が落ち着かせたこともあり、警察は当時の言動や現場の状況から、事件性などが低いと判断していました。
しかしその後、2人と連絡が取れなくなったことを心配した別の友人が翌21日夕方に警察署に来て相談し、警察官が部屋を確認したところ、2人の遺体が見つかりました。
司法解剖などの結果、井さんの死因は首の圧迫による窒息死で、手のひらには切り傷などがありました。一方、ベッドの上で見つかった長迫さんの死因は失血死で、背中には刃物のようなもので刺された傷が複数あったほか、顔面には鈍器のようなものが当たった傷も確認されています。
2人は交際関係にあったものとみられ、室内からは複数の刃物が見つかり、捜査員が駆けつけた際、部屋の窓は施錠されていました。
警察は通報があった20日未明から遺体発見までの間に何があったのか、事件の可能性を含めて慎重に調べています。

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