ネオン輝く東京・新宿。JR新大久保駅から徒歩10分ほどの住宅街で運営する学童クラブで事件は起きた。
【写真】「”キムキム”の愛称で呼ばれることも」木村正章容疑者のプロフィール写真、事件が起きた”ウインターキャンプ”の集合写真ほか
2月4日、警視庁捜査1課は不同意わいせつ容疑で、新宿区にある私立の認可保育園の保育士・木村正章容疑者(40)を逮捕した。男は以前学童保育の支援員として勤務しており、学童クラブが主催する児童らの宿泊行事中、就寝中の男児の下半身を触るなどした疑いがもたれている。NEWSポストセブンは同日夜、この学童クラブに通う保護者と児童に取材。容疑者の”黒い噂”を明かした──。
大手紙記者が解説する。
「逮捕容疑は、おととし1月5日夜から6日朝、長野県立科町の施設で行われたキャンプ行事の際、就寝中の小学生男児の部屋に入り下半身を触るなどしたもの。被害者は当時、複数人の男児と寝ているところを狙われたとみられています。
事件発覚のきっかけは2025年10月、保護者から『子どもが下半身を触られた』と警視庁に相談があったことでした。捜査の過程でこの児童とは別の件で疑惑が浮上し、証拠が出そろったことで逮捕に至った」
容疑者は昨年3月までこのクラブの指導員として働いていたが、同年4月からは併設の保育園で勤務。警視庁に被害の届け出があってからは謹慎していたという。
「捜査関係者によれば、保育園や学童クラブの男児数十名が同様の被害を訴えているといい、余罪も見込まれている。わいせつ行為を始めたのは4年ほど前で、さらに男のスマホからは児童ポルノ約360点を含む、わいせつな画像が1200点近く確認されているようです」(同前)
木村容疑者が勤務していたのは1983年から運営している認可保育園。東京都で初めて”24時間型認可保育園”になった施設で、公務員から飲食店関係者まで、多くの人が利用している。
容疑者が働いていた学童クラブも24時間体制だ。公式ホームページによれば、このクラブは保護者が仕事の都合などで夜間学童クラブが必要な小学生が対象で、基本的には22時までだが、自主運営でそれ以降も運営しているという。この施設に助けられたという保護者は少なくないだろう。
2月4日19時頃、記者が現地を訪れると、保護者らが忙しなく送り迎えをしていた。中には「ニュースになったんですか」「知らなかった」など、男の逮捕を知らない保護者も多かった。
容疑者を知るという保護者に声をかけると、「ああキムキムね」と言ってこう話した。
「顔もガッツリ出ちゃって、先生たちは大変そうです。でも正直ね、”変な噂”はいっぱいあったんですよ。昨年、保育園のほうに移ったんですよね」
記者が「いい先生でしたか」と問うと、少し間を置いて「うーん……、まあまあ。悪い先生ではなかったけど」と含みのあるような様子で答えた。すると続くように、親に同伴していた小学生の男児がこう明かした。
「そういう話はいっぱいありました。キムキムはなんか子どもたちをよくジョークというか、軽いノリで触っている先生でした。気にしていない子も多かったけど、気持ち悪がっている子もいて。でも、女の子には一切そういうことはしないんです。本当に男の子だけ」
この保護者は「体を触りまくっていたというのは、みんな知っている話です」と言って去っていった。さらに保育園に子どもを通わせる別の親も、動揺を隠せない様子で語る。
「(容疑者は)最近は5歳児の担当でした。まだ詳しくは何も聞かされていません。うちは女の子なので、よかったというと変ですが……。でもゾッとしますね。ここは認可だから、延長保育をしない限りは無料ですごく助かっているんです。子どもの安全のためにも、そういうことはないようにしてほしいですよね」
NEWSポストセブンはこの園に勤める関係者の女性にも声をかけたが、
「知らないよ。いい先生。言ったら理事長に怒られるもん。電話対応で大変なの。理事長に聞いてください」
といった反応だった。理事長がいるという保育園近くの事務所を尋ねたが、インターホンを鳴らしても応答はなかった。
子どもを守る立場を利用してわいせつ行為を繰り返していた木村容疑者。子どもたち、保護者たちのためにも、全容解明が急がれる。
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