池袋の顔として知られる西武池袋本店に「ヨドバシカメラ」が出店することについて、東京・豊島区の区長が、まさかの反対表明。池袋の街は今、異例の事態に陥っている。
事の発端となったのは、11月のこと。
セブン&アイ・ホールディングスは、「そごう・西武」をアメリカの投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループに売却することを決定。
フォートレスは、ヨドバシホールディングスと連携し、百貨店と家電量販店が融合した店舗を展開する方針。
これに異を唱えたのは、豊島区の高野之夫区長。
豊島区・高野区長「フォートレスとヨドバシさんが、こういう形で、私に言わせれば仕掛けてきたという」
また、地元商店街の会長も対決姿勢。
池袋東口美観商店会・服部洋司会長「池袋に二度と進出しないでほしいというのが切なる願い」
なぜここまで、反対の意思をあらわにするのだろうか。
高野区長「ヨドバシカメラの参入は、池袋のさらなる家電量販店の激化につながり、西武池袋本店が展開する、海外ブランドショップ撤退をもたらし、長年育ててきた顧客や富裕層も離れ、今まで築き上げた“文化の街”の土壌が喪失してしまうのではないかと思う」
西武百貨店のある池袋東口だが、すでにビックカメラやヤマダデンキなど、複数の家電量販店がある。
一方、ヨドバシカメラは、西武池袋本店の低層部に入ることが想定されている。
ヨドバシの出店そのものが嫌なのか、低層部に入ることが嫌なのか。記者からの問いに、高野区長は…。
高野区長「将来の街づくりを考えると、低層部に入ることは絶対に絶対に反対させていただきたいと思います」
もし、ヨドバシカメラが池袋に進出すると、競争が激化し、街が家電量販店だらけになってしまうと危惧しているという見方もある。
豊島区民(70代)「いいんじゃない、入らなくて。西武は西武のままでいてほしい」豊島区民(50代)「電気屋さんね。たくさんあるのにね。秋葉原みたいになっちゃうのかなって」
異例ともいえる、家電量販店の出店計画に対する区長の反対表明。ヨドバシホールディングスは、区長の会見について、「コメントは差し控えさせていただきます」としている。