南海トラフ地震の「最悪のパターン」は「冬の深夜」の発生 夜間避難を助ける「蓄光看板」

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夜の地震は、避難するにも時間がかかります。そこで愛知の企業が暗闇での避難を助けるものを開発しました。
南海トラフ地震で甚大な被害が想定される東海地方でも、警戒感は高まっています。
三重県の津警察署が行ったのは、南海トラフ地震を想定した訓練です。
停電した際に備えて交差点の信号機を消して手信号で交通誘導したり、倒壊した住宅の中から人を救出するケースを想定して、エンジンカッターの使い方などを確認したりしました。
「一昨日、青森県東方沖で震度6強を観測する地震が発生したほか、本県は南海トラフ地震の発生が懸念されている。実践的な訓練を通じて、災害対処能力の向上を図りたい」(津警察署 奥山智大警備課長)
青森で最大震度6強を観測した地震が起きたのは、8日の午後11時すぎ。
住民たちは夜、暗い中の避難を余儀なくされました。
南海トラフ地震の被害想定では、「最悪のパターン」として「冬」の「深夜」に発生するケースをあげ、死者は最大30万人近くになるともいわれています。
浸水した水の流入を防ぐ止水版など防災・減災商品を手掛ける愛知県江南市のKTX。
災害時に心細い夜間の避難、夜間避難の“救世主”となる、あるものを作っています。
案内してもらった部屋には、非常口や津波避難場所を示す看板がありますが、電気を消すと、暗い状態で自ら発光しました。
「蓄光」看板はその名の通り、昼間に光を蓄えて、夜の暗闇で発光します。
照明の代わりになるほどの明るさはないものの、暗い中、遠く離れた所からも字をはっきり読むことが出来ます。
「災害時はブラックアウト。真っ暗闇になることがあると思うが、そういう時でも、電源いらずで常に案内誘導できる」(KTX 河野真一郎さん)
夜間でも光る誘導看板は、東日本大震災をきっかけに開発しました。
紫外線による劣化に強く、蓄光性能は10年以上だとしています。
「こういうものは定期的に光っているか点検するが、何千カ所もあると難しい。1年ごと2年ごとに取り換えるとなると、コストや手間が非常にかかる」(河野さん)
大きな災害が起こった時、光る目印が、避難者の助けになると河野さんは話します。
「パニックに陥ると、光るものにまず目が行くと思う。光っているものを見て『こちらに行けばいいんだ』と認識すれば、いち早く避難場所に行って一つでも多くの命が助かるのではないか」(河野さん)

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