弁護士、医学博士らが「山上被告は単独犯ではない」と指摘…!事件の瞬間、「安倍晋三元首相のマイク」に残されていた「重要証拠」

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2022年7月8日、奈良市で街頭演説中の安倍晋三元首相(享年67)が銃撃され死亡した事件。殺人などの罪で起訴された山上徹也被告(45歳)の裁判員裁判の初公判が、10月28日に奈良地裁で開かれた。事件は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への恨みを募らせた山上被告による単独犯行とされ、裁判もその前提で進められていく。
だが、この「定説」に疑問を呈する人々がいる。初公判の前日となる10月27日、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いたのは、『安倍元首相殺害事件の真相を究明する会』。彼らが指摘した、歴史的事件の“疑問点”とは――。
前編記事『山上徹也被告は「単独犯」ではない…!『安倍元首相殺害事件の真相を究明する会』の専門家集団が提示した「3つの根拠」』から続く。
3つめの根拠は「音」。安倍元首相の国葬で祭壇に供えられ、多くの人が目にした粉々の議員バッジ。警察は、これが山上被告の銃弾によって粉砕されたものだと説明している。
「鉄の弾が金属のバッジに当たれば、高い金属音が鳴るはずです。当時、安倍さんはワイヤレスマイクを手に持っていました。バッジとの距離はわずか10cmほど。このマイクは、安倍さんが倒れた際にガサッという音を拾っており、狙撃の瞬間まで正常に作動していたことがわかっています」
山口氏は「あれだけ近い距離のマイクが、金属音を拾っていないはずがない」と指摘。録音されていないのは極めて不自然だと語った。
会見で提示された、動機、死因、物証という3つの“根拠”。『真相を究明する会』の主張どおりだとすれば、一体誰が安倍元首相を殺害したというのか。記者から「真犯人についての見解は」との質問が飛んだが、山口氏は次のように答えた。
「我々の目的はまず、『山上徹也被告の単独犯行ということで裁判が進んでしまっているが、それだけは絶対に違う』という一点を明確にすることです。ここから『では真犯人は誰か』という話に進むと、私たちの科学的な検証自体が“陰謀論”というレッテルを貼られ、色眼鏡で見られてしまうことを危惧しています。ですから、この会はあくまで『山上単独犯ではない』という一点に絞って活動する会だと、今のところ理解ください」
会は今後も、公判の進行に合わせて定期的に会見を開き、検証結果を公表していくとしている。山口氏は「次回以降の会見でも、新たな証拠や分析データも提示したい」と明言しており、法廷の外から継続的に問題提起を行う構えだ。
彼らが示す数々の疑問点は公判に影響するのか。その動向が注目される。
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