「マヨネーズ!」と叫び試食を何度も求める女性客…販売員は唖然「意地汚いですよね」

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店舗での試食販売は、客にとっては購入前に味見ができる嬉しい機会だ。しかし店側の売り込みサービスにつけ入るように、マナーの悪い客が訪れることもある。
投稿を寄せた九州地方の50代女性は、試食販売員として長年さまざまな客と接してきたという。その中でも特に印象的な客に関して、当時のやり取りの詳細を明かした。
「スーパーなのに、やたらおしゃれをした30代ぐらいの女性」
その客が現れたのは、開店直後の客足がまばらな時間帯だった。(文:湊真智人)

その日、お好み焼きの試食販売をしていた投稿者の元に「スッと」近づいてきたその客は、試食皿に手を伸ばしながらこうつぶやいた。
「お好み焼きって熱くないと美味しくないしマヨネーズもないとね~」
投稿者いわく既にマヨネーズはかかっていたため、その量が少ないという指摘だろう。だがこうした文句を言いながらも、相手は「黙々と」食べ続けた。そして投稿者が商品の説明に移ろうとしたその時、客は驚きの行動に出た。
「さらにもう一皿取り『マヨネーズ!!』と要求して去っていきました」
あまりに図々しい態度だが、職歴の長い投稿者は「変な客」と思うに留まっていた。しかしこの後、さらなる展開が待っていた。
それからしばらくして、なんとこの客が再び姿を見せた。どうやら「試食巡り」をしていたようだ。そして通算3皿目に手をつけた客は、今回もマヨネーズを追加でかけるように要求してきた。
投稿者は「お味はどうですか?」「本日はお好み焼きセットがお安くなっていますよ」と何とか会話の糸口を探るも完全「無視」。それどころか、次の試食皿を手に取ろうとした。見かねた投稿者は、
「申し訳ありません。皆さまにお配りしたいのでお一人様1皿でお願いしております」
と今回は丁重に断った。すると気を悪くしたのか、客はまたもや思いがけない行動に出た。
「『ふん』と不機嫌そうに、さらに1皿持って去っていきました」
結局この客は合計4皿をたいらげ、購入はゼロだった。試食は「無料」のため、何度となく試食をする客はいるし、「特に子供はそうです」と明かす。
「ただ大人でこれだけ図々しいお客さんは珍しかったです。そういうお客さんは決まって買い物カゴは持っていません。最初から買い物する気はなく試食めぐりが目的です」
しかし、「まあ、正直いくら試食してもらってもいいんですけどね。経費は会社持ちですし」と落ち着いたものだ。それでも客の一連の行動には一家言あるようで、次のように書いている。
「でも意地汚いですよね。要はマナーの問題。こういう接客業をしているとほんとにいろんな人に遭遇します。世の中おもしろいです」
※キャリコネニュースでは「困ったお客さん」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/6NGJ4KU7

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