人気キャラクターシリーズ「ちいかわ」の新しいぬいぐるみ商品が2025年10月2日に発表され、購入前に種類を選ぶことが出来ない「ブラインド仕様」で複数キャラを展開していることが、Xで「鬼畜すぎる」などと波紋を広げている。
中国の玩具メーカー・POPMARTが展開するキャラ「LABUBU(ラブブ)」の販売方法と比べる声も相次いでいる。
キャラクターグッズを手がけるグレイ・パーカー・サービス(東京都中央区)が2日、アクセサリーぬいぐるみの新ブランド「Kiramekko(きらめっこ)」第1弾として「ちいかわ Kiramekko Teddy Bear(全6種)」を発表した。主人公・ちいかわをはじめ、ハチワレ、うさぎ、モモンガ、くりまんじゅう、ラッコがそれぞれ「テディベアの着ぐるみ」姿になっている。
ちいかわのオフィシャルショップ「ちいかわらんど原宿店」で10日に先行発売し、17日から各地の「ちいかわらんど」やポップアップストア、公式通販「ちいかわマーケット」でも発売する。価格は税込み2420円。ブラインド仕様(ランダム封入)でありながら、1会計2体までの販売。複数買った場合は種類が重複する可能性がある。複数のぬいぐるみをまとめ売りするBOX販売はない。
ちいかわはこれまで多数のグッズが展開されており、過去には、例えば食玩がブラインド仕様で販売されたことも。一方、今回のような価格帯で複数キャラのぬいぐるみがランダムというケースは珍しいとみられる。
欲しいキャラが決まっているファンは少なくないため、発表を受けてXでは「ら、ランダム!?」「2420円も出してランダムは流石に酷いね」「また転売のいい餌食では、、、」などと波紋が広がっている。
昨今、POPMARTが展開するキャラ「LABUBU(ラブブ)」もブラインド仕様の商品でSNSを席巻した。色の違いを中心に、デザインのギャンブル性を楽しむような開封動画が話題になったこともブームを後押ししたようだ。
これを引き合いに、前出のちいかわグッズをめぐっては、「ラブブみたいな売り方だなぁ」「ラブブ商法ってコト?!」「まさかちいかわでラブブ商法やられるとは…鬼畜すぎる」といった声も散見される。
ただ、なかには、ちいかわ側を批判する形で「色違いとキャラ違いは別物だと思うんだ」「1キャラ6種のランダムならまだしも、購入者の気持ち全く考えていない販売方法」「せめてボックスでも販売してよ」「ラブブより売り方酷い」と厳しい意見が出ている。
(10月3日17時55分追記)販売元のグレイ・パーカー・サービスは10月3日、販売方法を変更すると発表した。全種をまとめ売りする「全種コンプリートBOX」を受注生産する。詳細は続報「ちいかわキャラ6種『ランダム』商品波紋→発売元が謝罪 『全種コンプリートBOX』受注生産に変更、『お好みの』単品販売も計画」で報じている。