悪性リンパ腫ステージ4公表の著名弁護士が1カ月半の入院終える 抗がん剤効き「相当程度回復」

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「悪性リンパ腫の疑い」と診断された後に病状が悪化し、集中治療室(ICU)で治療を受けていることが公表されていた元検察官の郷原信郎弁護士(70)が30日、X(旧ツイッター)を更新。退院したと発表した。
7月24日には「最悪の状況」を脱し、一般病棟に移ったことを報告。14日には「私が診断された悪性リンパ腫は、『びまん性大細胞型B細胞リンパ腫』という比較的一般的な型」と明かした。その上で「ステージ4であることに加え、CD5陽性という予後不良の要因があることもあり、標準的な抗がん剤治療に加えて、さらに強度の抗がん剤治療も併用し、相当な長期間、治療を継続する必要があると言われており、それに伴って、体調も大きな影響を受けることが予想されます」と伝えていた。
今回もプラットフォーム「the Letter」に書面をアップ。退院についてつづり「7月15日のICUへの緊急入院以降、一か月半にわたって悪性リンパ腫の入院治療を続けてまいりましたが、昨日(8月29日)、ようやく退院することができました」と書き出した。
そして「抗がん剤の効果でリンパ腫は相当程度抑えられ、体調も相当程度回復しました。抗がん剤の副作用の感染症で生じた左手首の動脈瘤の治療が問題でしたが、先週金曜日に全身麻酔で手術を受け、術後の経過も順調で、今後の抗がん剤治療は通院に切り替えることができるということで退院できることになったものです」とつづった。
郷原氏は東大理学部を卒業後、東京地検検事、広島地検特別刑事部長、長崎地検次席検事などを歴任。参院選や大阪府知事選などの出馬を打診されたことも報じられてきた。今年5月には文化放送のラジオ番組にも出演していた。
以下、発表全文
7月15日のICUへの緊急入院以降、一か月半にわたって悪性リンパ腫の入院治療を続けてまいりましたが、昨日(8月29日)、ようやく退院することができました。
抗がん剤の効果でリンパ腫は相当程度抑えられ、体調も相当程度回復しました。抗がん剤の副作用の感染症で生じた左手首の動脈瘤の治療が問題でしたが、先週金曜日に全身麻酔で手術を受け、術後の経過も順調で、今後の抗がん剤治療は通院に切り替えることができるということで退院できることになったものです。
最初に大学病院を受診した際に、担当医から、腹部全体に腫れたリンパ節が広がっている画像を見せられて「かなり深刻です」と言われ、想定される病名(悪性リンパ腫あるいは消化器系の癌)を告知された際には、現実感がないまま、自分自身の「終わり」を漠然と認識しました。
それが数日後、急激な病状悪化でICUへの緊急入院という形で現実化し、リンパ腫が肝臓にも及び、腎不全も併発するなどかなり重篤な状況になりましたが、体にいくつもの管をつながれたベッドの上で、「自分にはまだやらなければいけないことがある。自分しか出来ないことがある」ということを考え続けました。
それに力を与えてくれたのが、緊急入院公表以降、ニュースレター、YouTube、X等で、私の回復を祈念し、私の復帰後の活動に期待する心のこもったメッセージを、本当にたくさんの方々から頂いたことです。
抗がん剤治療の副作用と感染症を乗り越えて、緊急入院から1か月半で何とか退院できるところまで漕ぎ着けることができたのも、皆さんの励ましで、気力、体力を維持し続けることができたからだと思います。
今後も通院での抗がん剤治療は続きますが、体調が許す範囲で弁護士業務も徐々に再開し、入院中から最低限の範囲で行ってきた社会への発信も、今後は可能な範囲で積極的に行っていきたいと思います。
皆様のご厚意に、深く感謝申し上げます。

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