味噌汁は沸騰させたらダメなのか リュウジが「炎上覚悟」で3パターン検証、明らかになった「新事実」

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料理研究家のリュウジさんが2025年7月26日、味噌汁を沸騰させるか否かをめぐる持論をXに公開し、ネットの注目を集めている。
リュウジさんは26日、Xに「あなたの周りに『味噌汁はまずくなるから沸騰させんなバカ』とかいう人居ませんか? 是非そんな方がいらしたらこの動画をみせてください、常識は疑うものだとわかります」と投稿。
「『新事実、味噌汁沸騰させた方が旨い』炎上覚悟です」とつづった。
SNSでは6月下旬、一般ユーザーの投稿をきっかけに「味噌汁は沸騰させるべきか否か」をめぐる議論が勃発。味噌の風味が飛ばないよう火を止めてから味噌を溶く派、食中毒の予防のために煮立たせる派など、さまざまな意見が飛び交った。
リュウジさんはこうした声を受け、検証動画を公開。「沸騰なし」「1分沸騰」「10分沸騰」の3種類の味噌汁を作り、その味を比べた。
割烹着姿で「ママ」に扮したリュウジさんは、「『味噌を煮立てていいか悪いか』っていう論争って、ママ経験したことがあって」。過去に公開した「至高の豚汁」でアクを取らず沸騰させるレシピを紹介していたことから、「だから実はママも煮立てても変わんねえんじゃねえかっていう風に思ってるわよ」とした。
動画では、長ネギと乾燥わかめを具材に使用して3種の味噌汁を調理。沸騰時間による見た目や質感の違いについて、「水分量が違いますね。で、あと色も違う。色が全然違う」とした。
スタッフによるブラインド形式で3種を飲み比べ、「これだけ10分沸騰だ」とした上で「しょっぱいけど、味噌の風味がめちゃくちゃ飛ぶ、とかはあんまないかもしれない」と評価。なお、沸騰なしと1分沸騰については、予想を外す結果となった。
「10分(沸騰)に関しては、味も煮詰まってるから全然違くて。香りが深くなってる気がするんだよね。酸味が出たりとかそういうのは全くないですね。これ多分お湯で埋めなおしたらうまいよ、これ」としっかりと沸騰させたものに好感触を得たとした。
検証を終えたリュウジさんは、スタッフらとも意見を交わし「1分沸騰した味噌汁が一番うまいってなった」と総括。一方で「10分沸騰したやつは『濃すぎる』ってなったんだけど、香りと旨みは結構あったから、これ水分量を調整すれば美味しい味噌汁ができるんじゃないかと思って」として、「煮込むからこそおいしい味噌汁」とのレシピを紹介した。
SNSでは、「よく考えれば、味噌煮込みうどんやほうとう、おっ切込み、もつ煮とか沸騰させてるんだから不味い訳がない」「味噌汁を沸騰させないは、味より成分が熱に弱いからだと思ってたのですが、違うのでしょうか?」など、さまざまな意見が寄せられた。
なお、リュウジさんは後の投稿で、「これに関して『味噌は発酵食品だから沸騰させると栄養死ぬぞバカ』勢が確認されましたが」と寄せられた指摘にも反応。
「市販の味噌は滅菌処理されているものが大半で酵素や乳酸菌はほぼ活きていないとの事 また活きてても乳酸菌は50度、酵素は75度から死ぬので栄養を活かそうとすると相当ぬるい味噌汁になるので僕はやりません」としている。

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