〈今日は〇〇にゃんとキスしようかな〉32歳無職が逮捕 “大宮界隈”で少女への性的暴行疑い「大宮おじ」こと飯田光仁容疑者の“危険すぎる素顔”

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〈今の大宮界隈ってのは、俺が女の子ナンパして、0からはじめた界隈なんだ〉(本人SNSより一部抜粋)──JR大宮駅付近の一角に集まる少年少女らのコミュニティ“大宮界隈”。この集団に属していたという飯田光仁容疑者(無職・32)が5月27日、不同意性交と監禁の疑いで逮捕された。
【写真】”大宮界隈”の少女たちと“距離が近すぎる”飯田光仁容疑者(無職・32)
この事件について全国紙社会部記者が解説する。
「今年3月9日、男は大宮区内の商業施設内の多目的トイレにおいて、未成年の少女を脱出できないように監禁した上で、性的暴行を加えた疑いがもたれている。同月24日に、被害者が警察に相談したことから事件が発覚しました。
捜査関係者によれば、男と被害者は大宮駅近くの鐘塚公園付近に、主に10代が集まる“大宮界隈” と呼ばれるコミュニティに参加しており、面識があった。また男は周囲から『大宮おじ』『先生』などと呼ばれ、集団の管理者のような立場でもあったようです。埼玉県警は、ほかにも同様の被害を訴える女性がいるとして、余罪を調べています」
〇〇界隈といえば、家出した未成年者などの溜まり場となり社会問題にもなっている“トー横(東宝ビル横)界隈”が想起されるが、近年では大阪・ミナミの“グリ下(グリコ下)界隈”、神奈川・横浜の“ビブ横(横浜ビブレ横)界隈”など、その土地によってさまざまな若者のコミュニティが生まれている。そんななか発生した大宮界隈はどのような環境だったのだろうか。
界隈を知る20代女性が話す。
「大宮駅西口の鐘塚公園とか、ソニックシティの広場に集まるのが大宮界隈。もともとトー横にいた子とか、他の界隈に居づらくなったような子が集まってきていました。やっていることはまあ、酒飲んだり市販薬でパキったり(※編集部註 過剰摂取すること)、トー横と変わらないですね。界隈といっても、いつも人がいる感じじゃない、もっとゆるいコミュニティかな。平日の昼間とか、土日にちらほら人が集まってます。中学生とか高校生の子も多いですね。
あと余談ですけど、駅の反対側には“やりら”って呼ばれてる、大宮界隈と比べてもっとヤンキーっぽい集団がいて、棲み分けがされてるんです。お互いに揶揄しあっている感じですね」
飯田容疑者はこの大宮界隈の“創始者”を自称していた。本人のSNSにはこのような投稿が残されている。
〈今の大宮界隈ってのは、俺が女の子ナンパして、0からはじめた界隈なんだ。2023年1月にその子と2人ではじめてさ、最初の方は3~4人しか集まらなかったんだけど、TikTokバズっちゃってオプチャ(*編集部註 オープンチャット)一気に100人まで増えて、そっから少しづつ活気がでてきて、楽しかったなぁ…〉
自分が始めたと豪語する“大宮界隈”に思い入れも深かったようだ。以下のような投稿もあった。
〈大宮はトー横超えるよ? でもそれは炎上や、他人に迷惑や不快な事するんじゃなくて、イベサー(※編集部註 イベントサークル)として羨ましい、憧れって思われなくちゃね〉
容疑者は界隈の女性たちから慕われるリーダー的な存在だったようだ。SNSにも容疑者の呼びかけで女性たちが花見をしたり、広場に集まって談笑する写真や動画が多く投稿されている。
その一方で、不穏な噂も絶えなかった。前出の女性とは別の、界隈を知る人物が明かす。
「先週、大宮界隈の集まりに来なかったけど、逮捕されていたんですね。かわいい子に手を出しているって話は有名でしたよ。界隈で知り合った子に『2人で会いたい』とか誘ったり、クスリとかお酒で具合悪そうな子にめざとく『うちくる? 大丈夫?』とか言って声をかけたりしていました。SNSでは『俺はロリコンじゃない』『大宮界隈は児ポ(児童ポルノ)禁止!』とか呟いてるくせに、裏では手を出してて、笑えますよね。自虐のつもりだったんでしょうか。
3月にも『先生が捕まるらしい』って噂が流れていたけど、いま思うと今回の事件のことだったのかな……。“ホールのトイレ”って呼ばれてるところがあって、そこに女の子を連れ込むとは聞いていましたが……身近でこういうことがあってめっちゃ怖いです」
容疑者が参加していたオープンチャットにも、不穏な発言が確認できた。
〈キスしよ?〉
〈今日は〇〇にゃんとキスしようかな〉
これらの発言が未成年に対するものかは定かではないが、少なくとも10代が中心のコミュニティ内で、女性との距離が近かったことが見てとれる。
飯田容疑者の“界隈外”での評判も芳しくはない。大宮区内のホストクラブ関係者が語る。
「去年、1~2か月ほどうちで働いていましたが、ほとんど出勤せず自然消滅しました。契約違反ということで退職してもらった形です。売り上げも立っていないし、これといった印象がない。というかほとんど働いていなかったですね。過去には他のホストクラブでも働いていたみたいですけど、客とトラブルになったり、違反行為をしたりといい話は聞きません。
ネットとか噂で未成年に関する話がまわっていたことは承知しています。ですからこちらとしても、なるべく関わりたくないというのが正直なところです」
“創始者”が消えた大宮界隈は今後どうなるのか──。前出の社会部記者が言う。
「県警は今後、“大宮界隈”の取り締まりをより厳しくする方針だといいます。歌舞伎町の例もありますし、大宮の若者が“トー横キッズ化”することを憂慮しているのでしょう」
年端もいかない少女に手を出した男に、司法はどんな判断を下すのか。今後の捜査に注目が集まる。
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