小泉進次郎農水相 爐ず米畍鴇慮直しに意欲「よく考えた上で表現は正していきたい」

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小泉進次郎農水相は26日に開かれた参議院決算委員会に出席。立憲民主党の古賀之士参院議員からコメに関する質問を受けた。
農水省はこの日の午前、備蓄米の随意契約での売り渡しにかんする詳細を同省ホームページで発表。小泉農水相は「一層のスピード感と危機感で国民の皆さまの不安を払拭する」と述べた。
午後に行われた決算委員会で最初に質問に立った古賀氏は、進次郎氏に対して「米5キロの小売価格が2000円程度の実現と理解していいのか」と問うた。
進次郎氏が農水相として質疑を行うのが今回が初めて。「5日前(21日)に、大臣に就任させていただきました。求められている課題は農林水産省は幅広く行政課題がありますが、1日も早く国民の皆さんが手が届くお米をしっかり供給をしていくこと、米の問題に注力していきたいとまいります」と決意を述べた。
コメの供給をめぐるスピード感についての質問に進次郎氏は「可能であれば今日、今週中、随意契約で手を挙げてくれた方との契約を完了させ、毎日受け付け、毎日販売する。こういった形のスピード感で6月には店頭に備蓄米、今回は令和4年産、3年産、いわゆる古古米と古々米が店頭に並ぶ。いま売り渡しの価格は60キロで加重平均で1万700円。これを一般的に5キロ袋になれば1000円台になる。そこに一般的なマージンがのっかって2000円。こういったラインで店頭に並んでいくことを想定をしています」と今後の見通しを語った。
農業関係者の間では規格から外れた米のことを「くず米」と呼ばれている。古賀氏は「法律的には食べられるお米で生産者、消費者双方にとってあまりにも不適切な表現ではないか。猝あり米甅犁格外米瓩任發いい里任呂覆い」と進次郎氏に所感を求めた。
進次郎氏は「先生のご指摘は納得感があると思います」と応じ、「くず米という言葉は、一般の方からすればあまり聞きなれない言葉だと思います。もみから玄米にする段階で、サイズの小さいお米や変色したり欠けたりしている米を取りはぶいて販売し(除かれた)米を『くず米』と称していると思います。『特定米穀』などの呼び方もあり、こうした表現に徐々に移行していくことが好ましい。『訳あり』とか『規格外』とか、どういう呼称が適格、正確かは分からないが、よく考えた上で『くず米』という表現は正していきたい」と答弁した。

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