“ゴシゴシ”はカビの思うつぼ。洗剤の潜在能力を理解して、ラクちんお風呂掃除

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メラミンスポンジや浴槽へのカビ取り剤使用、カビ汚れをゴシゴシこするなど、意外と知られていない「お風呂掃除の間違いやすいポイント」を紹介します。教えてくれるのは、クリンネスト1級のせのお愛さん。お風呂掃除3つのNGとともに、正しい掃除方法を解説します。
お風呂の浴槽にカビ取り剤を使うのはNG。コーティングのはがれや、変色の原因になってしまいます。
【実際の写真】お風呂のカビ掃除、正しい方法
浴槽の汚れは、皮脂汚れや水アカ、湯アカがほとんど。カビ取り剤ではなく、お風呂用の中性洗剤やクレンザーなど、汚れにあった専用洗剤で落とす方が効果的ですよ。
水で濡らしてこするだけで汚れが落ちる「メラミンスポンジ」。ガンコな汚れもよく落ちる優秀なお掃除アイテムですが、浴槽に使うのはNGです。
メラミンスポンジは、汚れを削りとって落とすヤスリのようなもの。浴槽のようなデリケートな素材に使うと、傷がついてツヤがなくなったり、逆に汚れが付着しやすくなってしまいます。
浴槽の掃除には、お風呂用中性洗剤と、やわらかいスポンジやブラシを使いましょう。中性洗剤では落ちないしつこい皮脂汚れには、「浴室用クリームクレンザー」もおすすめですよ。
お風呂掃除でもっとも大変なのが「カビ掃除」ではないでしょうか。
なかなか落ちないからといって、ゴシゴシこすって落とそうとしていませんか? じつはそれ、NGなんです。カビの胞子がまわりに飛び散って、さらにカビが増殖してしまいます。
また、力まかせにこすることで素材が傷つき、そこにカビの根が入り込んでしまいます。
カビはゴシゴシこすって落とすのではなく、洗剤の力で落としましょう。キッチンペーパーやラップを使って20分ほどパックをすると、洗剤が内部までしっかり浸透します。パックをはがしたら、やわらかいスポンジでやさしく洗ってから、水で流してくださいね。
家族が毎日使うお風呂。正しい掃除方法でキレイをキープして、気持ちよく使いたいですね。
※ メーカーによって掃除方法は異なります。詳しい掃除方法は、メーカーのホームページや取扱説明書をご確認ください。
※ 塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると、塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。また、脱脂性があるので、素手で作業をすると手が荒れてしまう可能性があります。使用時にはゴム手袋をつけましょう。

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