みそ汁のシジミ食べますか?SNSで論争も、リンゴの皮は?エビフライの尻尾は?【Nスタ解説】

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いま冬の旬を迎えている「シジミ」。このシジミをめぐりSNSで論争が起きているといいます。みそ汁のシジミ、あなたは食べますか?食べませんか?
【写真で見る】「せっかく獲っているおいしいシジミなので…」“シジミのみそ汁論争”に…漁業関係者の本音
高柳光希キャスター:おいしいシジミのみそ汁のシジミの身を食べるか、食べないかという論争がSNSで起きています。みなさんはどうでしょうか。【食べる】井上キャスター、上村キャスター、今村さん
上村彩子キャスター:私は味が好きなので絶対に食べます。
井上貴博キャスター:私も食べますし、ほっといてあげていいというか、自由でいいのではないでしょうか。
高柳キャスター:食べる派は、▼おいしい、▼もったいない、▼食べないとかわいそう、という意見。食べない派は、▼めんどうくさい、▼箸でつかむのが大変といった意見があるようです。マナーとしては、食べても食べなくても良いそうですが、食べたあとの殻をみそ汁のお椀の蓋に戻すというのはマナー違反になるということです。こうした「食べる?食べない?」論争は、さまざまな料理で起きています。
高柳キャスター:エビフライの尻尾はみなさん食べますか?【食べる】今村さん【食べない】上村キャスター【食べるとき、食べないときがある】井上キャスター
井上貴博キャスター:私はコンディション次第で食べるときと食べないときがあります。
歴史・時代小説家今村翔吾さん:私は100%食べますね。
上村キャスター:私は残してしまうのですが、たんぱく質が豊富と聞いてからは食べるようにしています。ただ、サクサクのエビフライを食べた後に、ガリガリの尻尾部分を食べたくないという気持ちも少しあります。
高柳キャスター:Jタウンネットによると、▼食べる人は67.1%、▼食べない人は32.9%だということです。そんな中、静岡県・滋賀県は食べる派が100%(大阪・京都は87.5%、愛知は88.9%)だといいます。私は静岡県に18年間住んでいて、滋賀県にも4年間住んでいたので、やはり食べる派ですが、両親は食べていなかったので何とも言えません。
歴史・時代小説家今村さん:私も滋賀県に住んでいますが、周囲の人も含めてみんな食べているような印象です。滋賀だけではなく、大阪・京都も食べる派が87.5%で多いという結果なので、料理の文化も影響しているのかなと思います。江戸時代以前から手間をかける料理をしていたのが上方文化で、大阪・京都などではエビの尻尾を食べる人の割合が多いのかもしれません。関東は素材のまま食べていた時代が長く、料理文化は江戸時代になって追いついてきたので、そういうことも背景にあるのかなと私は思います。
高柳キャスター:海産物に詳しい東海大学海洋学部の山田吉彦教授によると、「静岡県では特産品の桜エビを尻尾まで食べるため、食べることに慣れているのでは」と分析します。
高柳キャスター:では、みなさんリンゴの皮は食べますか?【食べる】井上キャスター、今村さん【食べない】上村キャスター
上村キャスター:私は皮をむきます。ヨーグルトの中に入れたときに分厚いリンゴの皮があると、口の中に残る感覚があるのでむいちゃいます。
歴史・時代小説家今村さん:皮をむいて出してもらっても食べますし、自分でリンゴをカットするとなれば(皮をむかず)そのまま食べます。
高柳キャスター:2023年のウェザーニューズの調査によると、▼食べる人は30.7%、▼食べない人は69.3%で、7割ほどの人が食べない派だということです。食べない派は「皮がかたく食感が苦手」、「皮がベタついている…」、食べる派は「昔から皮付きだし、むく手間がなく楽」といった意見があるようです。リンゴ生産量日本一の青森県によると、皮なしに比べて、ビタミンEが4倍で、ビタミンC・食物繊維も豊富に含まれているということで、皮付きがおすすめだということです。青森県では給食でも家庭でも、皮付きが多いといいます。
高柳キャスター:みなさん、カレーのお肉といえば何ですか?
カレーのお肉も地域によって差があり、ホットペッパーの調査によると、岩手県では豚肉が83.3%、奈良県では牛肉が75.5%、鳥取県では29.4%という結果だということです。東日本は豚肉の地域が多く、西日本に関しては、牛肉の地域と、豚・牛が同率の地域があるようです。
歴史・時代小説家今村さん:この違いは、おそらく明治時代に新鮮な牛肉が手に入るような環境が、関西のほうが整っていたのではないでしょうか。
上村キャスター:関東は給食も豚肉のイメージなので、外食の際に牛肉・牛すじカレーは“ごちそう”といった印象がありました。
歴史・時代小説家今村さん:関東が豚だと聞いてびっくりしたことがあります。私は、カレーは牛一択ですね。==========<プロフィール>今村翔吾さん「塞王の楯」で第166回直木賞受賞歴史・時代小説家30歳までダンス講師

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