花壇の前で腰を屈め、蝶をモチーフにしたパンジーのアレンジメントに見入る秋篠宮家次女、佳子さま(30)。そのすぐ隣で、秋篠宮夫妻もまた芸術的な花々に目を奪われ、笑顔になっていた。
1月31日、秋篠宮一家が「関東東海花の展覧会」を訪問した。親子3人揃っての公務もさることながら、最も注目を集めたのは佳子さまの髪型だった。黒髪ロングをバッサリ切って、肩上ボブになっていたのだ。
佳子さまのイメージチェンジについて、宮内庁担当記者は「心境の変化があったのでは」と見ている。
「昨年12月に30歳の誕生日を迎えた佳子さまの話題と言えばやはり″結婚のXデー″です。姉の小室眞子さん(33)が結婚したのも30歳のときでしたから、ご本人も周囲も意識せざるを得ないでしょう。弟の悠仁さま(18)の筑波大学への進学が決まり、家族の懸念事項がいち段落したことで、今年は結婚に向けて話が進む可能性は十分にあります」
佳子さまの公務にも変化があった。’20年に母の紀子さま(58)から引き継いだ重要な公務の一つである「聴覚障害児を育てたお母さんや家族をたたえる会」を、今年は欠席したのだ。皇室解説者の山下晋司氏がその意味を解説する。
「『たたえる会』を主催する聴覚障害者教育福祉協会が報道各社に送付したリリース資料には、『今回は佳子内親王殿下は御不参となります。この件につきましての詳しい説明は宮内庁からはございません、御不参、のみの連絡をいただきました』と記載されていました。会の名称が示す『子育てするのはお母さん』という考え方に佳子内親王殿下が違和感を覚えた、との報道もありましたが、それならば会の名称変更について相談することもできたはずです。主催者があえて『御不参』と伝えたのは、宮内庁との間に何らかの齟齬があったことをほのめかしているとしか思えません。佳子内親王殿下に何か思うところがあるのでしょう」
山下氏は「佳子さまの公務以上に、悠仁さまの大学進学が秋篠宮家に変化をもたらす」と指摘する。
「筑波大は『宮邸から通えない距離ではない』と言われていますが、警備の人的・予算的な負担などを考えると、無理があると思っています。おそらく大学周辺にお住まいになるでしょう。弟が本邸にいないと、佳子内親王殿下が本邸に行かれる機会が減り、同時にご両親とお会いになる機会も減ってしまうかもしれません」
長女の眞子さんは結婚後一度も帰省しておらず、佳子さまの一人暮らしも続いている。すきま風が吹いていると言われるなか、悠仁さまが家を出ると、一家の関係が一層冷え込む危険があるのだ。
断髪は「覚悟」の表れなのか。親子の笑顔とは裏腹に秋篠宮家激動の一年が始まろうとしている。
『FRIDAY』2025年2月21・28日合併号より