長野県で2015年に中学生が死亡した事故を巡り、ひき逃げの罪に問われた男の裁判で、最高裁は二審の無罪判決を破棄し、逆転有罪判決を言い渡しました。
2015年、長野・佐久市で男子中学生がはねられ死亡した事故で、池田忠正被告は、ひき逃げの罪に問われました。
一審の長野地裁が懲役6カ月の実刑を言い渡した一方、二審の東京高裁は無罪を言い渡していました。
最高裁は7日、「臨機応変な救護措置を取らなかった」と指摘し、二審の無罪判決を破棄して一審判決を支持しました。
母・和田真理さん:判決を聞いた瞬間、涙があふれました。ようやく被害から回復に向けた一歩が踏み出せるような気持ちです。
男子中学生の父親は「ようやく墓前に報告することができる」と心境を語りました。