【台風頭痛の対処方法】「昨日めまいが…」気圧変化で自律神経が乱れる人急増 頭痛に抑うつイライラも…患者約7割が女性

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”過去最強クラス”とも言われる台風10号の接近により「頭痛」を訴える人が急増している。その症状は「台風頭痛」とも呼ばれていて、患者の約7割が女性で5歳から90代まで年代も様々だという。医師が推奨する、頭痛への対処方法「くるくる耳マッサージ」は約30秒で実戦できるそうだ。詳しいやり方を含めて「台風頭痛」について紹介する。
29日、“過去最強クラス”の勢力で九州に上陸し、ゆっくりと北上している「台風10号」。その影響は、大雨や暴風だけではなかった。
29日午前11時過ぎ、お台場にいた人たちに話を聞くと、「肩こりと頭痛がします」「昨日めまいがして低気圧が近づいてくると頭痛になる」「大体台風が近づく1.5日ぐらい前から感じます。気圧の変化っていうのを。私の場合は頭が重かったりとか、あとは車酔いみたいなそんな感じできますね」といった体調の異変を指摘する声が聞かれた。
30年以上にわたり、天気と体調の関係について研究している中部大学・愛知医科大学の佐藤純教授は、これを「台風頭痛」と呼んでいる。
佐藤純教授:台風のように気圧が大きく変わるような時に頭痛がよく出るので、それを「台風頭痛」と呼ぶようになったようです。
「台風頭痛」は、グーグルでの検索数も急上昇していて、台風10号が九州地方に接近してきた25日から、日に日に増加している。
SNSでも、「気圧のせいか頭が痛い、台風までまだ遠いのになぁ」「頭痛い。早く台風通り過ぎてくれ」「台風がのろのろってことはこの頭痛もしばらく続くってこと?」といった様々な声が見られた。
台風が近づくと、「内耳(ないじ)」と呼ばれる耳の奥の部分で気圧の変化をキャッチして脳に伝わり、自律神経のバランスが乱れることで、様々な症状が出る。
佐藤純教授:頭痛とかめまいとか、人によってはおなかをくだしてしまったり、気分の面では少しふさいでしまう抑うつ、逆に少しイライラしてしまうとか、落ち着きがなくなってしまうようなこともあります。
佐藤教授によると、患者の約7割が女性で、5歳から90代まで年代も様々だという。
佐藤教授が考案した30秒で頭痛を解消できる「くるくる耳マッサージ」のやり方は以下の通り。
/道悗反雄垢兄悗芭昭を軽くつまみ、上・下・横に5秒ずつ引っぱる
⊆を横に引っぱりながら後ろ方向に5回ゆっくりと回す
手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くように5回ゆっくり回す
1セットで十分効果があるそうで、気持ち悪くなってきた時や寝る前などにやるのがオススメだそうだ。(「イット!」 8月29日放送より)

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