暴風雨で飛び立ったカメムシ、台風通過後に大量飛来か…静岡県が薬剤防除呼びかける

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静岡県病害虫防除所は、台風10号の通過後に県内全域でカメムシが大量発生する可能性があると呼びかけている。
特に、柑橘(かんきつ)などの果実への被害が予想されるとして、同所は29日、「カメムシの大量飛来を招く前に直ちに薬剤防除を行ってほしい」などとする注意報を発令した。
同所によると、県内4か所の観察地点で平年比約10倍の1586匹のカメムシが見つかった。ヒノキやスギの実も平年より多く、餌とするカメムシが増殖する可能性は高まっている。気象台の予報でも今後の気温は平年より高く、ヒノキやスギの実を吸い尽くした後に、カメムシが新たな餌を求めて果樹園などに飛来する恐れがあるという。
同所は「台風通過後は、暴風雨で飛び立ったカメムシが大量飛来するかもしれない」と注意を呼びかけている。

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